中国人が全員ウーロン茶を飲んでいるわけではないという話で思い出したのだ。
私は東京の台東区の生まれで育ちだけれど、「下町なら、もんじゃが名物でしょう?」と言われると「それ程でもないと思う」と答える。
A-Ziさん説では、北千住だか、南千住から先の下町では、家庭でもんじゃを焼いて食べるけれど、それより都心に近いところでは家庭で作って食べることはなかったらしい。
(私にとって、もんじゃは、駄菓子屋で食べることができるものだったのだ。もんじゃ焼のお店も近所になかったし、家庭でも食べなかった。)
深川飯なるものも、相当大人になって存在を知った。
(今や、深川飯=東京の郷土食と言われるけれど、あれはやっぱり、深川から千葉に近い方の人だけの郷土食だと思う)
後、ご飯を食べる時、「いただきます」と合掌することにも違和感を感じる。
我が家では、小さい時から、ご飯を食べるときは、軽く頭を下げて、ただ、「いただきます」と言うだけ。
でも、最近テレビを見ていると、合掌して「いただきます」と言うやり方の方が、日本の標準のように描かれることの方が多いような気がする。
今、思い出していたのだが、我が家の親戚である山梨の人も岐阜方面の人も、また、中高大学の友人とか全て、私の周囲では、誰一人として合掌して「いただきます」という人はいなかったと記憶している。
(私は、皆でご飯を食べる時、皆が合掌しても、絶対にしないタイプ<笑>←やはり、小さい時からの習慣って、中々抜けない。)
でも、合掌をするのが当然として育った人から見ると、私に違和感を持つのも良くわかる。
ま、どちらにしろ、両方とも間違っていないのだから、自分が正しいと思うやり方で「いただきます」と言えばいいのだ、統一する必要はないと思う。
在大阪の時、大阪人の人たちと、外国人を京都に案内したことがあって、その時、大阪人の女の子は、「日本ではご飯を食べる前にこうするもの」と教えたのが、「合掌しながら、『いただきます』というやり方」。
これも違和感があったな~。(え、違うと言ったかどうだか、でも、皆、自分の方法が標準だと思い込んでいるのだ)
この合掌しながら、「いただきます」という地域と、合掌しないで「いただきます」という地域による分類がわかるページがあったら、教えてください。
hanakoさんと以前この話をしていたら、「古い東京の家では、合掌しないのが普通」と言うことであった。
(hanakoさんも、合掌しながら、いただきますというのに、すごく抵抗があるそうだ)
お赤飯のささげとともに、「いただきます」の言い方では、東京は少数派なのかしら?(笑)
テレビで全国どこでも同じ情報が流れるようになって、画一化も進むかも知れないし、「この地方の名物はこれ」とわかりやすく単純化されることも多いと思う。
私なぞ、それにこだわってしまうが、甥たちの代には、テレビで伝えられる自分たちの住んでいるところのイメージをそのまま「そういうものか」と受け取ってしまうような気がする。
(今、「いただきます 合掌」で引いたら、似たような経験や意見が出て来た)
本題です。
新しくもないし、知ってらっしゃる方も多いだろうけれど、一応書くと、最近、焼いた鮭をほぐしたものと、たらこを軽く焼いたものを平たく伸して冷凍してあるのだが、おにぎりの具に大変役に立っている。
甘塩の鮭は、安い物はチリ産とか外国産=冷凍して運ばれてきたものは明らかだけれど、一度焼いて、冷凍する分には何も問題ないようだ。
たらこは、冬に、某店で、切れているたらこが安かったので買ってみたら、全然美味しくなかったのだ。
レアに焼いたのが良くなかったみたい、余り品質の良くないたらこは良く焼いて食べないと生臭いみたい。
レアたらこが好きな私は、そのたらこを再度焼くようなことはしないで、ちょっと生臭いレアに焼いたたらこにお酢を振って混ぜたら、生臭さが消えて、結構食べられるようになったのだ。
その時、残りを冷凍しても良かったのだが、不味い物を冷凍して食べらせるのを遅らせるより、早めにどうにかかしたいと思ったのか、全て、軽く焼いてほぐして、お酢をふりかけて混ぜて、冷蔵庫で保存して、おにぎりの具にしたら、味とともに使い勝手が良かったのだ。
また、飽きたので、残りは冷凍したが、それも問題なかったのだ。
私の場合、たらこは、築地の田中商店のものを買っているのだが、この方法がわかってから、大振りのたらこを買えるようになった。
それまでは、「一人で食べるから」と言って、たらこの小を買って来て、焼いて、2,3日で食べ切っていた。
(いつもおじさんが「たらこは、大きい方が美味しい」と言うのに、「一人では大きいのは無理」と言い張っていたのだ。)
先日、築地に行った時、田中商店にある大中小のたらこの大を買って、1/2腹焼いて、少しそのまま食べた後、残りは、ほぐして冷凍させた。
(さすが、田中商店さんのたらこは、お酢をふりかけなくても美味しく食べられる。但し、お酢をふりかけるとまた別の美味しさがあるので、お酢をふりかけることもありそう)
たらこも、北海道から持ってくるものだから、元々冷凍してあったもの。
それを家庭で再度冷凍させるわけだし、私の場合、焼いた後、またまた冷凍するのだが、それでもちゃんと美味しい。

一度におにぎりを1つか2つしか握らない私は、100キンで買った三角おにぎりの型の大の方を毎日使っている。
ご飯は炊いたとき、70g程度の量にラップして冷凍させてあるのだが、その冷凍ご飯を電子レンジでチンして熱々にし、蓋と本体両方に塩を軽く振ったおにぎりの型に入れて蓋をして、2,3度振れば、簡単におにぎりができるところが気に入っている。
何で、手で握らないで、道具を使うの?と言われれば、手を濡らさないで済むし、手が汚れないし、自分で握るよりふわっと握れるからと言うしかない。(私の場合、握ってすぐ食べるし、置いておいて後から食べることもないので、お弁当に持って行くようなおにぎりの場合、道具を使った方がいいのか悪いのかは良くわからない。)
たった1つや2つのおにぎりを握るのなら、道具を使った方が早いし、手を濡らさなくて済むのだ。
(おにぎり器は、一つ握ったらまた洗ってというようなことをしなくても、連続で使えることもわかった。)
話はまた、冷凍の鮭やたらこに戻るけれど、その熱々のご飯でおにぎりを作る時に、冷凍のたらこや鮭を冷凍のままご飯に突っ込んで、ご飯で蓋をして、握って、4,5分置いておくと、ちょうど良く解凍されていて美味しい。
この良く焼いた鮭と、軽く焼いたたらこの冷凍は今後も続けると思う。