天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の日記です。ご自分のブログやHPの宣伝はコメントではなくTBでお願いします。 by真凛馬


by mw17mw

2018年 07月 16日 ( 1 )

この見学会は、「14:00集合、所要時間は1時間程度で、定員は30名で、案内付き。入館料は一人1,000円(消費税別途)」とのこと。
結論から言うと、きれいなカラーの写真が沢山載っている冊子をもらえるし、最後、旧細川侯爵邸の客間で、お茶とお菓子を出していただき、しばし、お屋敷の中で休むことができ、決して、高くないと思ったし、案内をしてくださった方の他、お庭の手入れを担当していると思われる方たちとも少し接触したのだが、和敬塾の人たちは皆にこにこしていて、親切で、感じが良かった。

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まずは、門を入って暫し、両側の緑の木が植わっている道を歩いていくと、14時に集合する和敬塾の管理棟の会議室のようなところに着く。
名前をチェックして、入館料を払い、空いている席に着く。
暫しして人数が揃い始めると、「まず、お庭に行くので、蚊が多いから、虫よけスプレーがありますので、露出している皮膚に吹き付けてください」と言われる。
確かに、蚊が多そうというか、土と緑が豊かだから、水たまりも多いのかもと想像がつく。

で、今回ご一緒する方々を見回すと、定員が30人とすると、28人は女性、男性は、一人で参加している人が一人と、どなたか女性とカップルの男性が一人だけであった。
女性は、グループで来ている人もいれば、一人で参加している人も色々。

まずは、旧細川侯爵邸のお庭に回って、チューダー調と言われる建物全体を見る。
何でも、昭和11年に、それまであった洋館と和館を壊して、細川護立という「美術の殿様」と呼ばれる人が住むために建てたものらしい(2Fに和室がちょっとある)。(この方は、Wikiに浪費家として有名と書いてある。<笑>)
で、20年に敗戦で、細川家はここから出て行き、この建物はオランダ軍に3年接収された後、返還されたが、もうその後、ここに護立さんは住まなかったとのこと。
建物の表面が何の装飾もなくつるっとしたコンクリートであることは、都の庭園美術館の旧朝香宮邸と同じ趣。
(旧朝香宮邸が昭和8年の竣工だから、やはり、戦争が押し迫ってきた当時、大通りから相当奥まったところに建てる屋敷とは言え、外観は余り派手にしないようにと配慮した結果かも、そうそう、偶然、宮内庁の庁舎の写真を見たら、ここも似ていて、表面がつるっとしたコンクリで、昭和10年にできた建物なのだって。)

詳しくは、各部屋の概要というページが参考になり、「見たい場所をクリックしてください」と書いてある下の洋館の絵をクリックすると、私たちが見た庭から見た建物全体の写真が現れる。
その他、見学したところは、先程のページが参考になる他、「和敬塾本館(旧細川侯爵邸)」の見学報告というブログに写真が沢山載っているので、見てください。

旧朝香宮邸みたいなアールデコ調程の派手ではないけれど、随所随所にセンスの良いもの・新しいセンスが取り入れられており、見ごたえがあった。

細川護立さんの孫の細川護熙さんも、陶芸が本職になりつつあり、その作品展を開いたとき、焼き物のセンスが抜群で、その作品群につけられた値段の高さに驚かされた覚えがあるが、やはり、血筋で美術に対するセンスがあるのと、先祖が集めた美しい物に囲まれて育ったからこその作品なのかもと思う。

建物は、地下から2Fまでがコンクリートの建物で、1Fが外からお客様を迎えるための設備、2Fが家族用の居室等、3Fだけが木造で、そこは戦前、熊本出身の書生たちを住まわせていたのではとのこと、全てが面白かった。

そして、全て、係の人が面白おかしく説明してくれた。
ただ、今となっては「あら?」と思うのが、どうして、この建物が空襲で焼けなかったかという説明の時に、「近所に関口教会があったからという説と、立教大学の近くでもあったからという説のほかに、ルーズベルト大統領に空襲しないでほしい場所を100くらい送ったときに、この地域がそのリストに入っていたから」というような説明があって、「なるほど」とその時は聞いていたのだ。
しかし、丹下健三さんの「東京カテドラル 関口教会 聖マリア大聖堂」大ファンの私としては、数日してから、「あら?確か、聖マリア大聖堂は、空襲で焼けてしまったから、戦後、ドイツ・ケルン大司教区の支援を受けて、設計のコンペが行われ、丹下健三作が選ばれ、立て直したのに...」ということを思い出した。

聖マリア大聖堂は空襲で燃えたけれど、細川邸が残ったのは、きっと偶然に過ぎないのだろう。

今となっては、素敵な細川邸が残り、新しい丹下健三作の聖マリア大聖堂ができたことは、両方とも素晴らしい。
(今、Google Mapで、和敬塾本館をググって拡大していったら、入口の東側、絶対和敬塾の敷地内と思われるところに「創価学会文京平和会館」が現れた、一部、創価学会に土地を売ったのだろうか?)

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by mw17mw | 2018-07-16 21:14 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)