天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の日記です。ご自分のブログやHPの宣伝はコメントではなくTBでお願いします。 by真凛馬


by mw17mw

2018年 03月 08日 ( 1 )

従姉が招待してくれたのは、「オペラ「椿姫」「カルメン」のアリア、活動写真弁士がナビゲートし、オペラ歌手が歌う」という催し物で、オペラの初心者向けのプログラム。


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何でも、世田谷区とその教育委員会が後援していて、前日には、世田谷区の小学生を集めて、演目は少し違ったようだが、小学生向けのオペラの会を開いたとか。
子供の時に、本物のオペラを聴いた経験がないと、音楽や声楽に才能のある子供が、自分の進路を決める時、オペラを選択しないだろうからとか、誰かが言っていたかな?
確かにそう、子供の頃、とっつきにくくても、美しいもの、芸術性の高いものに触れた経験を持つことは必要だし、その子のそれからの世界を広くすると思う。

ホールの中に入ったら、流石、内側はとても手入れされている感じで、表ほど古さを感じさせなかった。音響も良かったと思う。


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大人向けのその日の演目は、「椿姫」と「カルメン」なのだが、勿論、本物のオペラは、ものすごく切符が高くて、舞台装置も歌手たちの衣装なぞもすごいし、オーケストラが演奏し、多数の出演者を必要とするということはわかっている。
それをどう安価で、オペラの素晴らしさを楽しませながら伝えるのかなと思ったら、活動写真弁士が、オペラの筋を講談師のように舞台袖で名調子で語り、その合間のここぞという場面で、声楽家が舞台中央に出て来て、ピアノの伴奏で、アリアというオペラの中で、朗々と歌われる聞かせどころとなる曲を歌う会であった。

二人のソプラノ歌手、メゾ・ソプラノ、テノールとバリトンが一人ずつという構成で、皆、藤原歌劇団の歌手とのこと。
(へ~、藤原歌劇団って、名前は聞いたことがあるが、初めて接した。この前までテレビ朝日で放送していたトットちゃんで、音楽大学時代のトットちゃんのライバルの女性が、「私は藤原歌劇団に就職が決まっているのよ」としょっちゅう言っていたっけ、やはり、音大で声楽を学んだ人にとって、藤原歌劇団に入るというのはステータスとか、技量を認められた証拠になるのかな?)

皆、上手だったし、とても全てが良かった。
何というか、こういうクラシックの声楽をこなしている人たちって、当然だが、喉で歌っているわけではなく、訓練に訓練を重ねて、自分の頭のてっぺんから足先までの肉体を楽器のように使い、体全体を使って声と言うか音を出している感じがした、また、特に女性たちは、皆本当に美しく、自分の外観は自分の作品という感じの美しさであった。
声楽家やオペラ歌手ともなると、声楽の実力だけでなく、鍛え抜かれた外観の美しさも重要なのだ、きっと。
(ドレスも全て選びに選んだ美しい凝った生地で作られているのが良くわかって、素敵で見とれてしまった。あ~、こういう世界、華やかな世界に久々触れたという感じ?)

何ていうか、ピアノ一台と数人だけの舞台であったが、それでも、非日常のきらびやかで華やかな世界だったので、とても良い気分転換になった。(こういうきらびやかな世界に夢中になる人たちの気持ちが良くわかった。)
この女性たちは、一朝一夕で、オペラ歌手になれたわけではなく、ずっとずっと長い間、オペラ中心の生活をし、鍛錬し、これだけ、音でも自分の外観についても「美」を常に表現できるのだなと感じた。(少し、見習わなくては)

ね、こういうプロのオペラ歌手の人たちって、どんな一生を送るのだろう、興味津々。

本当に長年練習しなくては出ないような音を出して、しかも、あの全身の華やかさ・美しさだもの、本当に素敵と思う。
コンサートが終わった後、アンコールが何度かあって、全て終わったと思ったら、ホールを出て、出入り口までの通路を歩き、帰ろうとしたら、この出演者の方たちが楽屋から出て来て、並び、お客さんを見送ってくださった。
それで、遠くから見てもきれいだと思った女性たち、ドレスの生地なぞが至近距離で見ることができて、その美しさが余計わかって、とても良かった。(従姉妹の話では、お化粧も舞台用のものだから、余計きれいなのだとのこと)


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私は、オペラ関連のコンサートに来たのは初めて。
オペラのアリアを聴いていると、言葉が日本語でなく、ヨーロッパ言語だった。
良くわからないので、検索したら、イタリア人プッチーニの「椿姫」はイタリア語で、フランス人ビゼーの「カルメン」はフランス語の歌劇であるとのこと。
(もしかして、通常オペラというのは、全編、歌だから、日本で上映されるとしても、全て、最初に作られた国の言語で話が進むのだ、きっと。)

今回、筋は弁士の人が説明してくれるが、朗々と歌っている歌詞が全然わからないのは、興味が半減する。
(オペラに詳しい従姉の話では、本物のオペラの公演の時には、舞台脇に、字幕スーパーが表示されるから、外国語で歌われても、どうにか、意味は分かるとのこと)
確かにね、歌を聴いていると、歌詞に沿って、自分の声を楽器のようにコロコロコロみたいな音を出すのがわかるのだけれど、その音だって、イタリア語やフランス語だから、違和感のない音であり、日本語に訳した歌詞にコロコロという音が似合うかというと、難しいだろうことは想像がつくから、日本語に訳せと言うことは本当に無理だと理解した。

帰り道、オペラを見に行く従姉に聞いたら、オペラ見物は本当に楽しいとのこと。
映画や舞台と違って、なるべく、前以て、どういう筋書かとか勉強していった方が良いらしい。
とにかく、迫力のある非日常的な素敵な舞台なので、その世界に吸い込まれてしまい、嵌まる人が多いらしい。
一度見に行ったらとのこと。
本当にね、身体全体で歌う生の迫力ある歌声、素敵なドレスだけの会でも、これだけ、非日常的な空間に連れて行かれる感じがするのだから、本物のオペラを見たら、全ての芸術的な音・空間にもっと魅了されて、はまってしまうかもしれないと思う。(それは、宝塚の舞台の華やかさ、ディズニーランドに感じる夢の国へ連れて行ってくれる感じと似ているかも?)


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切符を出した時、色々なコンサートのパンフをもらったけれど、オペラ関係のこれからの公演は、この3つだった。
ラ・チェネレントラは、所謂「シンデレラ物語」でこれが一番わかりやすいと従姉が教えてくれたが、このコンサートは場所が新百合ヶ丘で、ちょっと遠すぎる。
フィガロの結婚は、場所が帝国ホテルというのは近いのだけれど、ディナー付きで、3万8千円だって、ちょっと無理。
静と義経は、日本のオペラでしょう、まだ、初心者の私としては、西洋風の洋服がひらひらするものを今欲しているからこれも無理。

ということで、また、機会を見つけて、行ってみたい。
それにしても、このパンフレットを見ると、公演は、一日だけか、二日続けての場合は、出演者が総入れ替えになるみたい。
きっと、オペラ歌手にとって、二日続けて声を出すことは、本当に喉を傷めつける行為なのかも知れない。

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by mw17mw | 2018-03-08 20:33 | 日常生活 | Comments(12)