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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

コメダ珈琲店@下丸子

日曜日に、池上の病院に入院している叔父を見舞いに行って来た。
叔父は元々病院が大嫌いな体質だった上、ここ6年で、病院に入ったまま出られず他界した姉と妻を見送って来たからだか、病院にいること自体が拷問のように感じるのか、「家に帰りたい」とばかり言っていた。(こうなると、病院の食事も一切手を付けない)

結局、結論としては、今週中に、同じ沿線に嫁いでいる叔父の娘である従妹の家に引き取られることに決まった。(以前から、従妹が「一緒に住もう」と言っていたのに、叔父が「お互いに気を遣うから」と断固として一人暮らしを捨てなかったのだ)

それで、「もう私が千鳥町に行くことはないかも」と思い、帰りに真っ直ぐ帰らないで、一駅乗って千鳥町で降り、フラフラ歩いて、下丸子コメダ珈琲店を目指してみた。
以前から、メル友Iさんが、「千鳥町から歩いて行けるから、行ってみたら」と勧めてくださっていたのだ。

何でも、「コメダ珈琲店」というのは、名古屋を中心に愛知・東海地方で大人気の珈琲屋さん。
東京にも、進出してきているが、23区内には、この下丸子のお店しかないとのこと。

千鳥町のサミットというスーパーの前をずっと歩いて行くと、環八にぶつかり、それを渡って、ちょっと行って左に曲がると、下丸子の駅のよう。

行けばわかるだろうと、行く前にインターネットで地図を見たくらいで、住所も控えて行かなかったのが大失敗のもと。
駅前に行っても、それらしいお店はないし、案内もない。
これは困ったと思って、街角に立っていた某企業の会社説明会の道案内の人に、「ここらへんに、最近できたコメダ珈琲店はわかりますか?」と聞いたら、その人は、好奇心の強い人らしく、「お、あの名古屋から東京に進出してきたコメダ珈琲ですね、それはですね...」と教えてくれた。

教えてくれた通りに歩いたつもりだったが、途中で、わからなくなったところに、また同じ企業の案内の人がいたので、再び聞いてみたのだが、その人は、「コメダ」の名前すら知らない人だった。

コメダ珈琲店@下丸子_d0063149_11392686.jpg確か、「線路を渡る」と言っていたっけと思い出し、遠くに線路があったので、それを渡ってみると、ファミレス風の一軒家が見えて来たのだ。
これは、あたり、それがコメダ珈琲店であった。

入ってみると、ログハウス風の木の造りの家の中、吹き抜けというか、天井板がない、エアコンや梁が剥き出しになっているお店であった。

テーブルや床・壁が木で、椅子だけが、昔懐かしいビロード張りの昔の喫茶店に良くあったようなものであった。

テーブルや椅子の配置もキツキツでなく、ゆとりがあるところが中々良い。
その他、レジのところに、新聞・週刊誌・子供のための絵本も並べられていたし、居心地の良さにも気を遣っているよう。

メニューを見ると、このコメダさんは、珈琲店と言いながら、軽食のメニューが豊富で食べたくなってしまう。
一番高いのが、エビフライとビーフシチューで890円。(後、コーヒーシェイクという見慣れない飲み物が気になった。)
コメダ珈琲店@下丸子_d0063149_11395832.jpg頼んだのは、当初予定通り、アイスコーヒーとコメダ珈琲の名物と教えられたシロノワールの小さい方

程なく出て来たのだが、シロノワールは、まん丸のデニッシュの真ん中に、ソフトクリームが絞り出されていて、メイプルシロップかな?ホットケーキについてくるシロップが付いて来た。

食べてみると美味しいのだけれど、初めての味ではない気がした。
そうだ、昔だったら、熱々に焼いたホットケーキに、アイスとかソフトクリームを添えていたものの、現代版なのだと思い当たった。
ホットケーキなら、造り置きするにも、一枚一枚焼くのが面倒だけれど、デニッシュなら、大量にオーブンで焼いて作っておいて、温めれば、すぐに出せるものね、こちらの方が合理的かもと思った。

何だか、シロノワールを食べながら、「昔、私は良く、ホットケーキのアイスクリーム添えか、ソフトクリーム添えが好きでよく食べたこと」を思い出したのだが、それがどこのお店で、いくつくらいの時のことだったか、全然思い出せないのだ。

ま、それにしても、熱々のホットケーキにメープルシロップ、その上にソフトクリームの組み合わせの美味しさが現代でも通用して、まだまだ愛されていることがわかって嬉しい。

コメダ珈琲店@下丸子_d0063149_11402297.jpgレジで会計を済ませて、お店を出て、正面から見てみたら、コメダ珈琲店の隣には、大きな駐車場が完備されていた。
きっと無料だろうし、この大きな駐車場付きの、軽食にも力を入れている珈琲屋さんというところが魅力というか、消費者のニーズにマッチしていて、しかも、値ごろ感があるのかも。

行ってみようという方は、住所をちゃんと控え、できたら、地図を印刷して持って行くことをお薦めする。

私はもうこちら方面に行く用はなくなりそうなので、二度目はないかも。
次に行くコメダは旅先のコメダになるように、祈ろう。(笑)
Commented by kaneon at 2009-06-23 12:55 x
以前愛知出身の人から愛知(名古屋中心かな)では、一般的に喫茶店が社交場というか長くおしゃべりしたりして過ごすのが日常的になっていて、メニューもすごく豊富だということを聞いたことがあります。
サンドイッチだけでもすごくいろんなメニューがあるとか。

東京は昔ながらの喫茶店が少なくなりつつありますが、
メニュー豊富でオリジナルで落ち着けて高くない、なんていう
名古屋のお店があったらどんどん進出して欲しいですね。

Commented by 大外郎 at 2009-06-23 13:34 x
コメダだと……

アイスコーヒーは基本ガムシロップ入りだが、
オーダー時に注文するとガム抜きを持ってきてくれる。

小倉トーストをやっているお店では、
モーニング時間に50~100円で餡を出してくれる。
(今はいくらだろう?)

猫舌の人はオーダー時に言うと、
ぬるいコーヒーを出してくれる。

クリームソーダは、
ブーツ型のコップで出てくる。

ジュースは蓋つきの
謎のコップで出てくる。

ってな特徴があるです。
次回おためしあれ。
Commented by mw17mw at 2009-06-23 15:54
>kaneonさん
名古屋は喫茶店文化がすごいらしいですね。
私はそういうのが近所にできても、そんなにはいけないと思うけれど、「行きたい時に行けるところにそういうお店がある」と良いと思います。
東京の喫茶店は、ドトールやプロントに殆ど壊滅されてしまいました。
ま、私もそういう方に流れてしまった方ですが。
Commented by mw17mw at 2009-06-23 15:56
>大外郎さん
コメダでは、小倉トーストは単品であるようです。
クリームソーダの靴型こっぷも可愛いですね。
http://www.komeda.co.jp/contents/search.php
コメダの店舗検索ページですが、この名古屋中心の描き方いいですよね。(今、徳川家康を読んでいるせいか、頭にすっと入って来ます。)
確かに、日本を名古屋中心で描くと、歴史がわかりやすいかも。
Commented by mugica at 2009-06-23 22:00
わあ、コメダだ!
実家が愛知です。
懐かしいわあ。

コメダのコーヒーは深煎りですよね。
主人が浅煎り党なので、結婚してから行くことが少なくなりました。
それでも帰省時には、必ず喫茶店に行きます。
モーニングしながら雑誌を読むのがなごやんモーニング。
Commented by mw17mw at 2009-06-23 23:28
>mugicaさん
愛知ではメジャーなチェーン店なのですよね?
でも、他にももっと人気のある喫茶店があるのかしら?
HPを見ると、フライチャンズ展開しているみたいだから、そのうちもっと東京にもできるのでしょうね。

そうそう、珈琲は深煎りでした。
モーニングは、コーヒー一杯の値段で、トーストと茹で卵が付いてくると書いてありましたから、東京のモーニングより相当リーズナブルですよね。
近くにあったら、400円で、珈琲・トースト・茹で卵だったら、しょっちゅう行ってしまうかも。(あ、雑誌も読めるのですよね、恐るべし、名古屋の喫茶店文化?)
Commented by bkkfox at 2009-06-24 08:59 x
私の行ってみたい店リストにあります!コメダ珈琲www
下丸子ですかぁ・・・行動範囲から遠いですわ。しかし名古屋の喫茶文化は東京からすると「?」というくらい違いますね。名古屋の友人から聞いた話しですが、朝から行くと珈琲しか頼んでいないのに、トースト・玉子・サラダは当たり前にセッティングされて出てくるそうです。それも店みせでいろいろ違ったりして。以前、これを体験してみたくて車で関西方面に行く途中わざわざ名古屋で降りて喫茶店巡りをした経験があります。
Commented by mw17mw at 2009-06-24 18:10
>bkkfoxさん
ほう、そのリストには他にどんな店が載っているのだろう?興味津々。
名古屋、喫茶店巡りとか、名古屋独特の料理巡り、楽しそうですよね、いつか実行したいです。
が、名古屋って、一泊二日で、食べられても、当日昼夜、次の日、朝昼の四食くらいでしょうか?
二泊三日?三泊四日が理想?(でも、その間に観光する場所があるのでしょうかね?)
Commented by 大外郎 at 2009-06-24 20:03 x
>東京の喫茶店は、ドトールやプロントに殆ど壊滅されてしまいました。
かつてドトールが立ち飲みだったころ
日本各地の人々が「立ち飲みってオッシャレー」と
もてはやしているさなか、名古屋にもできました。
名古屋人は「んな、座れーせん店、あかんがぁ」と
地元の人は行きませんでした。
仕方なく、ドトールも名古屋に限り椅子を置くことに(笑)。

あまりの文化の違いに、新聞にまで紹介されたほどです。
んでもって、その後全国のドトールも、普通に椅子もあるお店に。

ちなみに名古屋のスタバは、時々ちいさいコーヒーを
おまけにつけてるそうです。
そのうち豆菓子とかでるといいな。

そういえば、名古屋のオフィスでは
会議のときにコーヒーの出前を取ります。
近場のお店に頼むと、ポットに入れて持ってきてくれます。
ドトールとかでも、出前してくれます(^^;
東京でこういう喫茶店の出前って、出版社の多い
神保町界隈のお店ぐらいしか知らないんですが
オフィス街ではやってるんでしょうか?
Commented by 大外郎 at 2009-06-24 20:10 x
ちなみに名古屋で、コメダに対抗できるようなチェーンは
コンパルじゃないかと考える次第。
allabout.co.jp/travel/travelnagoya/closeup/CU20080501A/
ぜひアイスコーヒーを試して欲しいと思います。

あとはまあ、個人個人で行きつけのお店持ってますから、
東海地方で効いてみると面白いかも。
モーニングや、雑誌もそうですが
さっき書いたポットで出前してくるとか、
ランチを食べに来る客がおおいとか、
コーヒーチケットを預かるとか、
ちょっと他の地方にない文化です。
Commented by mw17mw at 2009-06-24 22:08
>大外郎さん
もうモスに変わってしまったのですが、浅草にナガシマという喫茶店がありまして、珈琲を取ると、クッキーの小袋だったかがついていました。(ま、私の幼少の頃の記憶ですが)
珈琲の出前、懐かしいですね、今は、会社にコーヒーを入れる道具を設置する会社、ユニマット?なんかが頑張っていそうですね。
(あ~いうコーヒーは薄いですよね、紙コップで)

コンパル良さそうですね。
手羽先界の山ちゃんと風来坊の関係?
フライチャンズの形態を先に確立した方が経済的には勝ちなのでしょうが、実は、経済的には発展しない方が美味しそうな感じがします。
Commented by bkkfox at 2009-06-25 09:22 x
名古屋食べ歩きツアーですか!ズバリ1泊2日で後ろ髪惹かれまくりながら帰る~というのがいいかと思われますw
きしめん・みそかつ・鳥・ういろう~後はひたすら喫茶店巡り・・・興味がおありならば、パチンコも面白いかもです。(最近はとんでもなく出ないらしいのであまりお勧めできませんねぇ)
Commented by kaneon at 2009-06-25 13:23 x
名古屋文化って本当にユニークですね。
ユニークな商品を開発する会社も名古屋が多いとか。

そういえば以前いた会社の女性も名古屋にあんかけスパだけ食べに行くといってました。

あんかけスパはともかく、名古屋食文化めぐりはおもしろそうですね。
Commented by mw17mw at 2009-06-25 17:25
>bkkfoxさん
そうですね、「後ろ髪惹かれながら」くらいが良いのかも知れませんが、その他に、ひつまぶしとか赤福氷も食べたいし、手羽先・あんかけスパも本場で食べてみたいです。
一カ月に一度行くとか?(笑)
Commented by mw17mw at 2009-06-25 17:28
>kaneonさん
本当にユニーク、独自性がありますよね。
ま、徳川家康を読むと、やはり、昔、日本の中心だったということがあり、独自の文化があるのでしょうね。
カゴメケチャップ、味醂とか、ミツカン酢とか、あちら方面ですものね。
あんかけスパは東京にもお店ができていますが、やはり、本場で食べてみたいですよね。
大阪の串揚げ屋も東京に出てきていますが、変質してしまっていると聞きましたし、東京に来るとどうしても東京風の軽さになってしまうのかも知れませんしね。
Commented by 下町 at 2009-06-28 13:01 x
3月に名古屋に行ってからというもの名古屋グルメにはまっています。コメダは3回立ち寄り帰る途中海老名店にも寄るほどの熱の入れようです。世界の山ちゃんと矢場とんは早速東京でも入ったのですが残念なことにあんかけスパのヨコイは名古屋にしかないとの事。
まだまだ食べてない隠れた逸品が多数あるのでグルメツアーは当分続きそうです。

浅草のナガシマ(だと思う)は母に連れられてよく行きました。伊予柑?の中身をくりぬいて中にオレンジシャーベットが入っているデザートが好きでした。私も幼少の頃なのでどうやって作るのか不思議でならなかったのを覚えています。
Commented by mw17mw at 2009-06-28 13:25
>下町さん
へ~、はまられたのですか?
私も行ったら、はまるかもね、やはり、本場ものを本場で食べるからだと思います。(東京の山ちゃん、家族に不評です)
ナガシマ、それ、覚えていますというか、思い出しました。
あそこは、相当最近まで頑張っていたのですが、なくなって、残念ですよね。
最後の頃売り出していた「雷ムーン」安くて美味しくて好きでした。
Commented by 下町 at 2009-06-28 14:06 x
チェーン店なので基本的にはどこで食べても一緒のはずですがなぜか味が違いますね。東京ウケするようにアレンジすることもあるのでしょうか。
山ちゃんは名古屋に行くまでただの飲み屋としか思っていませんでした。
Commented by mw17mw at 2009-06-28 15:53
>下町さん
そうなのです。大阪のチェーン店であるスシローでうどんを食べたら、一度目は本当に関西の味で美味しかったのに、二度目に頼んだ時は、麺つゆの量を二倍以上にしたのか、関東風よりもっと濃かったことがあります。
中華が顕著ですが、どうしてもその地域で生き残ろうとしたら、現地化してしまうのですよね。
郷土食豊かなものは、その土地まで行って食べるものだと思います。(ということで、江戸前寿司は東京で)
by mw17mw | 2009-06-23 11:46 | 飲食店・菓子店 | Comments(19)