弁松のお赤飯弁当
2009年 06月 01日
売っていた弁松のお弁当は三種類で、お赤飯入りは一種類しかなかった。
お赤飯弁当は高いせいか、それ程売れていなかったが、白飯の安いランチ弁当は後1つであった。
家に帰って、自分の冷めたお赤飯とお弁当を比べてみた。
まず、見た目チェック。
色が全然違う、弁松さんは、ささげを使って、どうして、こんなに濃い赤色が出るのだろう?
今まで、長年、ささげでお赤飯を炊いてきたが、こんなに濃い色になったことはないと思う。
食べてみる。
やはり、ささげの味が、私のお赤飯より、もち米に移っている感じ。
ささげ自体の固さは、同じ。(私のも弁松のも同じくらい良い感じ)
ささげに残っているささげ自体の味は、私の方が濃い。
(勿論、入っているささげの量は、断然私の方が多い。)
弁松さんのもち米は、良く洗ってから炊くタイプなのか、甘さが全然ない。
だったら、どうなの?というと、ぎゅうぎゅう詰めてあるせいか、もち米の迫力のある味がする。
美味しくないのかと言えば、これはこれで美味しいし、一種、お赤飯の完成形のような気がする。
ほっとしたのは、やはり、弁松さんも、ささげを固めに仕上げていること。
このことが、お赤飯の美味しさのポイントの一つだと思っていたけれど、やはり、そうだったと納得。
で、自分の最近のお赤飯の作り方について、反省。
反省したのは、次の2点。
1.ささげの茹で時間
最近、ささげの固さにこだわって、赤い水を出すためにささげを煮る時間を従来の20分から13~
15分に短縮していた。
それによって、お水に赤さが移っていないのだと納得。
最近は、13~15分茹でたささげをお湯からすくい上げて、容器に入れて、そのまま冷まして
いた。
そして、お赤飯を蒸すときに、一粒食べてみて、固さを確認して、20分蒸すもち米の最後5分に
投入するか、蒸し上げてから投入するかを決めていた。
でも、弁松さんのお赤飯を見て、やはり、お赤飯には赤さも必要かもと反省。
濃い赤色に仕上げたいのなら、やはり、ささげを20分煮て、取り出したら、ステンレスの
ボウルに入れて、底を水につけて、急冷して、余熱で柔らかくしなければいいのではと
思っている。
そして、蒸すときには入れないで、お赤飯が蒸し終わったら、混ぜればいいのかな?
そうすれば、豆の固さにも、お赤飯の赤さにも配慮できたレシピになるのではないだろうか?
2.もち米の洗い方
私のお赤飯が桜色になってしまうもう一つの原因は、もち米を余り洗わないからだと思う。
お水を取り換えること2回くらいで、ざるに上げてしまう。
そして、赤いお水も最低限にして、無駄に捨てないようにしている。
もち米を水につけた場合出てくる成分は白っぽい。
それを捨てないで、炊き上げてしまうということは、どんなに濃い赤い水に浸けておいても、良く
洗ったもち米の場合に比べたら、どうしても、白っぽくなってしまうのだろう。
この点は、諦めようかと思う。
別に、弁松さんと同じお赤飯を炊きたいわけではないし、今のまま、余り洗わないもち米で
炊いたお赤飯の甘さ、特に食べ終わった後の余韻は、とても捨てがたいと思うから。
お祭り前に、弁松さんのお赤飯を食べてみて、良かった。
今まで、「既に完成」と思っていた私のお赤飯の炊き方の欠点を見つけることができたのだから。
それにしても、お祭り当日も試行錯誤をすることになってしまったことが、ちょっと残念。(笑)
でも。こんなもんだと思って食べていたのですが、
まだ、本物の赤飯を食べたことが無いのかもしれない。
第一、ささげなんか知らなかったし。
こんな風に、本当の赤飯の作り方をチャレンジしてくれると、
大変、助かるので感謝ですね。
多分、私のように謝謝と感じている人が多いと思いますよ。
>こんなもんだと思って食べていたのです
普通そうだと思います、私もそうでした。
だから、私のお赤飯でも、そこらへんのお赤飯との差は微々たるものだと思います。
その違いをわかってくれるのは、余程のお赤飯好きでないとだめだと思います。
「本物のお赤飯」というのは、定義が難しそうです。
お久しぶりです、体調まあまあのよう、無理せず、マイペースでご自愛ください。
そう、弁松のお赤飯とお総菜はぴったり合っています。
(私のお赤飯では、お総菜に、力強さで負けます)
バージョンアップ最終局面だと思います、また、食べに来てください。