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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

「全日本食の方言地図」&「かんたん手づくり食品」

「全日本食の方言地図」&「かんたん手づくり食品」_d0063149_22391860.jpg最近、図書館で借りて、読んだり見たりした本のご紹介。

<全日本食の方言地図>
野瀬泰申著 日本経済新聞社 2003年12月発刊

北海道のお赤飯が甘納豆入りであることを調べたら、出て来た本
この本に、「何故、北海道のお赤飯に甘納豆が入るようになったか」が出ているとのこと。
どうも、北海道で、甘納豆がお赤飯に入るようになったのは、戦後のことらしい。
(詳しいことは本を読んでください)

で、この本は、「お赤飯が甘いかどうか」だけで地図を作っているところが物足りなかった。
私からすると、「ささげのお赤飯」と「小豆のお赤飯」は別物だと思うのに、そこは一緒にされているところが物足りないし、このブログでお赤飯を取り上げたら、お塩を打ち水に入れたり、ご飯を炊く水に入れたりする方法も紹介されたが、そういうことは一切取り上げられていなかった。
(本当は、ささげのお赤飯がどの地域で食べられているのか知りたかったのだ)

面白いのは、北海道・青森・秋田が甘いお赤飯であることは近隣だから理解できるのだが、何故か、山梨県が「小豆・ささげのお赤飯」と「甘納豆のお赤飯」が半々である地域に分類されていたこと。

そう言えば、在山梨の母の姉にお赤飯のことを聞いたら、「甘納豆を入れるだよ」と言っていたっけ。
私の母は、甘納豆のお赤飯は食べたことがないと思った。
だから、山梨でも、戦後の流行りだとすると理解できるが、関東甲信越で、どうして、山梨だけ甘納豆を入れるようになったかは本にも出て来なかった。

この本の目次(大見出し)は、

1.天ぷらにソースをかけるのはここだ!

2.日本の甘味処はここ!

3.「東日本は納豆好き 西日本は納豆嫌い」を検証する

4.お肉と日本人

5.冷やし中華は「冷麺」なのか「冷やしラーメン」なのか

6.ご当地どんぶり・ライスもの

7.LIVE版 愛と涙の「食の方言」実食ツアー

正直、3まで読んで、食傷気味になって、本を置いてしまった。(笑)
この本は、日経新聞のインターネットの「NIKKEI NET」というページで、不特定多数の読者からの意見をまとめたもの。
本当に余りに種々様々な食べ方が出てくるので、頭が疲れてしまった。(笑)

今検索したら、まだ、そのページは、もっと色々なアンケートを取りながら、ますます情報が増大になって、生きているようだ。(まだ、ざっとしか見ていないが)

何だか、TVの「秘密のケンミンSHOW」の元ネタみたいな本である。

<かんたん手づくり食品>
ベターホーム 2002年1月刊

この本は、「塩分・糖分控え目」の「いつもの道具でいつものキッチンスペースで作る」手づくり食品の本。
ジャムや果実酒のレシピも多いが、半分は、食品のレシピ。
例えば、ラッキョウ漬け、新生姜・ミョウガの甘酢漬け、山椒の実の佃煮と塩漬け、トマトケチャップ、白菜キムチ、沢庵漬けにべったら漬け、ポリ袋で作るスピード甘味噌、あじのさつま揚げ、オイルサーディン、魚のかす漬け、鶏肉の味噌漬け、めんたいこ、いくらの醤油漬け、蒲鉾、ごま豆腐、ピザ生地、餃子の皮etc.etc.

沢庵漬けなぞ、大根一本で作るレシピなので、このレシピがあれば、今年の年末、干した大根を買って来て、自分で沢庵漬けができそう。

結構利用価値が大きそうな保存食の本だと思う。(実際には何も作っていないから、判断はできないけれど。)
by mw17mw | 2009-03-02 22:38 | 料理本 | Comments(0)