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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

台東区南地方の新しいトレンド & 浅草酒祭り

<アノニマ・スタジオ>
先日、DMでやり取りしていた方から、蔵前の「in-kyo」という陶器のお店の名前を聞いた。
何でも、中川ちえさんというエッセイストのお店とか。
(ALL ABOUTでも、紹介されている。)

インターネットで検索すると、良さそうなお店だったので、土曜日の時間のあるときに行ってみた。(in-kyoは、「隠居」なのだそうだ)

台東区南地方の新しいトレンド & 浅草酒祭り_d0063149_23192860.jpg場所は、大江戸線蔵前駅を地上に出て、隅田川にかかっている厩橋(うまやばし)に向かって右側を歩くと、橋の手前に交番があるので、その路地を右に曲がって、少し歩いた右側。
看板も何も出ていないけれど、なんとなく、それらしい雰囲気なのでわかる筈。
(蔵前幼稚園が見えてくるのだが、それより、ワンブロック手前)

ちょうど行ったときは、ラズベリー市という市が開かれていて、1Fの半分は陶器と本のお店、残り半分は、アクセサリー、とてもきれいに染められた手拭、天然酵母のおいしそうなパン等が売られていた他、軽食も供されていた。

良くわからず、何も知らないままに行ってみたのだが、何だか、そこのビル全体は、アノニマ・スタジオという出版社で、1Fが、ガレージ(兼催し物場)と売店になっているようだ。

そのアノニマ・スタジオの本というパンフレットには、

「アノニマ・スタジオは
風や光のささやきに耳をすまし、暮らしの中の小さな発見を大切にひろい集め、
日々ささやかなよろこびを見つける人と一緒に本を作ってゆくスタジオです。
遠くに住む友人から届いた手紙のように、何度も手にとって読み返したくなる本、
自分の部屋が暖かく輝いて思えるような本を。」

と書いてあるが、まさしく、建物、インテリア、置いてある本、そこに集まる人々、皆、そんな感じの人ばかり。

私の世代で言ったら、大橋歩さんというイラストレーターが書く人物とか、西村玲子さんの系統のような、派手なオシャレではなくて、地に足がついた生活を楽しみながら、それなりのムードを持っている人が集まっているような気がした。
(その市に来ていた方々は何だか、皆、落ち着いていて、涼し気、のんびり、じわんと笑顔というイメージの人が多かった)

こんな出版社が、厩橋の手前にできていたなんて、まるで気付かなかった。
私は、確定申告の時期に、その出版社の先にある税務署へは、よく行っていたが、春日通りと反対側の道を行き来して通っていたから、全然気付かなかった。

なんだか、台東区には全然似つかわしくない素敵な雰囲気の空間。
しかし、我が家から、南西に進めば、「テクノ・デジタル・オタクのメッカで、最新のものが充実したきらびやかな非日常生活のアキバ」があって、北東に進むと、その対極の「コンピューターの匂いもしない、日射しが柔らかいアナログな手作りの生活を楽しむ世界」があるなんて、とても幸せ!と思うと同時に、何だか、ついていこうとすると両方ともそれなりに奥深くて、オタッキーな世界だから、両方に足を突っ込むと、疲れる気もする。(笑)
(でも、これからも、こういう会社が近所に増えればいいと思う。)

これからも、いろいろな催し物が開かれるようだ。
この出版社から出している本の著者で、辛うじて名前だけでも知っていたのは「高山なおみ」さんだけであった。
ま、ついていけるかどうか、わからないけれど、この世界にも時々足を踏み入れてみようと思う。

この出版社の写真は撮ったけれど、これから訪れる人に、自分で発見して自分で何かを感じてほしいから載せない。(パンフレットの絵そっくりですが)

<浅草酒祭り>
台東区千束の酒の大桝という酒屋さんが、毎年秋に、浅草ビューホテルで、利き酒会をやっていると聞いていた。
今年は鳥越にできた無農薬野菜のお店の前にポスターがあって、ようやく全容がわかった。
開催日は今度の日曜日、平日ではないから、行こうと思えば行けるけれど、何だか、遊ぶ話、何かを習う話で、散財が予想されるので、現在、参加するかどうか、思案中。
行けば行ったで、何か買ってしまうものね。
ご興味のある方は、是非ご参加を。(この会は良い評判を聞いています)
台東区南地方の新しいトレンド & 浅草酒祭り_d0063149_23225257.jpg

Commented by もず at 2008-09-09 02:01 x
真理子さん、こんばんは。
>ついていこうとすると両方ともそれなりに奥深くて、オタッキーな世界だから、
この部分に爆笑しました。料理本が好きな友人と電話で話したとき「やっぱ、私たちもアキバの方たちと同類だから。」と言うと笑いながらもショックを受けられてしまったのですが、やはりそうですよね。
大橋歩さんとか、多分西村玲子さん?みたいな感じという真理子さんの指摘は鋭いと思いました!ご近所が楽しそうでいいですね。
私は個展を楽しみにしている福岡の画家の方からDMで銀座で個展をやるとお知らせがありました。行ってみたいなあと思いをはせました。
Commented by mw17mw at 2008-09-09 07:43
>もずさん
おはようございます。そうそう、西村玲子さんですね、教えていただき、ありがとうございます。(本文書き直しますね)
この出版社の提案が、「お料理」だけだったら、ついていけると思うのですが、「生活全部」であり、それに涼しげにこなしてらっしゃる方々を見ると、ちょっと引いてします。(どん引きではないけれど)
何だか、今後だんだん自然とはじかれてしまうかも知れないけれど、静かについて行きたいなと思ったりして。
銀座、行けたらいいですね。
Commented by じゃり at 2008-09-09 08:38 x
アノニマの本大好き(高山ファンから始まったのですが)
いい陶器はありましたか???

酒祭りスタッフで参加しようか迷ったんだけど別のイベントとぶつかってしまったので断念。
Commented by mw17mw at 2008-09-09 11:17
>じゃりさん
さすが、お若い。
アノニマって、私、全く知りませんでした。
別のイベントは、ベトナム・フェアでしょう?
面白そうですよね。
Commented by じゃり at 2008-09-10 11:04 x
ううん、ベトナムも面白そうだけど日記に書いた音楽会でのおつまみ提供です。
今回はカレーじゃないよ(笑)また音楽も会場も全然違う雰囲気。
Commented by mw17mw at 2008-09-10 12:51
>じゃりさん
わ、すご~い、がんばってね。
Commented by cawa-j at 2008-09-11 11:30 x
20000円かぁ〜〜〜〜(><)

すごく貴重な体験をできそうだけど、20000円あったら、
買いたいワインがあるので、そっちに行っちゃいそうだ。
・・・てへ。

(^^;)>
Commented by mw17mw at 2008-09-11 23:32
>cawa-jさん
2千円もあるけれど、お昼にここでいろいろ試飲したら、その後、きっと寝ちゃうと思う。(笑)
by mw17mw | 2008-09-08 23:34 | 料理本 | Comments(8)