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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

久々の合羽橋案内 3/4-めぐりんで上野の山観光

題名が「久々の合羽橋案内」なのだけれど、合羽橋の話は余り出て来なくてごめんなさい。
また、今日の話題であるめぐりんに乗っている間、一枚も写真を撮りませんでした、撮れば良かったと反省。

南めぐりんの「かっぱ橋」という停留所でバスを待ちながら、宇田川さんにもらったウコン茶で、きんつばを食べたのだが、やっぱり美味しい。
(疲れてはいなかったけれど、ザワザワ活動しているときの一服と甘いものは良いものだと思った)

あんこは実は嫌いというhanakoさんが「今まであんこが嫌いと思ったのは、不味いあんこしか食べたことがなかったからだ。このきんつばのあんはすごく美味しい」と餡に開眼してくれた。

そして、バスを待っている間に、「韻松亭」に電話して、混み具合を確認したところ、「ただ今、満席の上、外には並んで待ってらっしゃる方がいらっしゃいます」とのこと。
1時過ぎれば空くのではと思っていたが、中々の人気のよう。

だったら、急ぐことはない、東西めぐりんで、時間潰しに、ぐるっと上野の山を回って観光してしまおうということになった。
30分も時間を潰せば、お店に入れるような気がしたのだ。

で、南めぐりんに乗ったのだが、空いていることもあり、二人ともすごい荷物なので、バスの一番後ろの広い席を陣取る。
台東区役所で、東西めぐりんに乗り換えた。
めぐりんは、一つの方向に行くのなら、乗換えが無料。
(最初に乗るとき、「乗り換えます」と言うと、次のバスで使える乗換え券を渡してくれる。)

東西めぐりんでも、一番後ろの席に陣取り、これから「勝手に観光バス」のはじまり、はじまり。
台東区役所を出たバスは、台東区役所の道から昭和通りに出て、名前は定かではないが、国立博物館に続く道に続く、鉄道の線路の上にかかる橋を渡り、上野の山に入って行く。
橋の上に上ると、そこから見える景色は、山の下のゴミゴミした風景から一転して、緑ばかりとなる。(大型バスも沢山見えるが、それも何となく観光地に行く気分)

科学博物館、国立博物館の間の道を通り、国立博物館の正門を通りすぎた先にある「池田藩の門」を差し、次に右に見える明治時代に作られた木造のコンサートホール「奏楽堂」を差し示す。
その後、左に見えるのは、芸大の美術で、右が音楽。
芸大の美術の方にも、何とも素敵な古い門があるので、教える。
ほら、音楽の方には、赤レンガの古い建物が沢山あるでしょう?
あれは、もうすぐ全部取り壊されてしまうの、滝廉太郎とかあそこで練習したのかな?とガイド。

芸大を通り越したところの、「桃林堂」の信号をバスは左折する。
桃林堂の横の直進できる道の幅が余りに狭いので、迂回するのだ。
曲がるときに、「あそこが桃林堂、美味しいものは、取り敢えずは、生水羊羹(なまみずようかん)」とガイドすると、hanakoさんがメモをする。
左折してくれるおかげで、言問通りの喜久月の前も通ったので、「あそこは、あおうめというお菓子が有名、でも、お奨め順位はそんな高くない」とガイドすると、hanakoさんはまたメモ。
喜久月の先が、吉田屋酒店。
そこをまた左折すると、そこにあるのは、「岡埜栄泉」。
「ここは豆大福が有名。後、インターネットで、お味噌の柏餅が美味しいと聞いたので、5月6日に買いに行ったら、『柏餅は昨日までです』と言われた」と愚痴る。

何だか、この東西めぐりんの路線は、風情ある和菓子屋ロードである。
あん、あん、もっと説明したいことがあるのに、バスはどんどん進んで行ってしまう。

その後、谷中霊園入り口を左に曲がって、三崎坂(さんさきざか)を下りていく。
左側にいせ辰があるとガイドしているうちに、不忍通りに出る手前の道、よみせ通りを右に入る。
このバスの路線の残念なことは、谷中銀座に全くかすらないこと。
だから、よみせ通り商店街に入って、ずんずん進んで行ったので、「もうちょっと先に行くと、『谷中銀座』」と教える。(多分、この道は、台東区と文京区の境だと思う)

何だか大分行った路地を左折して、また左折して、不忍通りに出た。
(この曲がり角に停留所を作れば、谷中銀座に近いのに、停留所がない。どうしてかというと、そこが文京区だからだろう、残念。)
不忍通りをちょっと直進して停まった停留所は、「千駄木駅前」。(ここは、完全に文京区だな~、でも利用者の利便性を考えて、隣の区に停留所を作ってしまうなんて、エライ。どうせなら、文京区にも有益だから、谷中銀座手前に停留所を作らせてもらえばいいのに)

千駄木の停留所を出て、すぐ左に曲がるとまたそこは三崎坂。
何でも、hanakoさんのお家の墓地がこの坂の途中のお寺でここらへんは良く来るとのこと。
でも、千駄木駅からお寺に行ってお墓参りが終わったらまた帰るだけなので、全然お店を知らないとのこと。

で、私の説明が始まった。
三崎坂に曲がってすぐ左にあるのは、菊見せんべい。
確か、田中○○が推薦していたから、美味しいと思うと言う。(後で思い出した、田中康夫の好物とか。私は残念ながら、食べたことがない)
菊見せんべいを通り越すと、建物は確認できなかったが、乃池寿司があって、そこは「穴子寿司が有名」と教える。(実際に一度食べたことがあるが、美味しかった、安くはないけれど)

谷中小学校を右に見て、元来た道をずんずん上る。
hanakoさんのお家の菩提寺を習って、まだずんずん進んでいく。
ふと左を見ると、坂の一番上手前左側に、本当に小さな和菓子屋さんを見つけた。
全然有名ではないけれど、面白そう、今度行ってみたい。

で、坂を上り切ったところが、谷中霊園入り口。
ここをまた右に曲がり、岡埜栄泉の方に戻る。
岡埜栄泉の並びに「嵯峨野」というおせんべいやさんがある。
そこも、人から「美味しい」と習っているが、私は食べたことがないと教える。
また、吉田酒店のところで、言問通りに出て、根津の方に曲がる。
右側は、「カヤバコーヒー」。
ここも有名だけれど、私は入ったことがないと伝える。

その曲がる頃、反対の方向に行けば、「藤屋豆腐店」があって、何でも、上野の山の井戸水でお豆腐作っているとか、そして、お豆腐を作る過程で出てきたおからは全て上野動物園のカバの餌になるので有名と教える。

その後、言問通りを進んだ後、根津に出る相当手前でバスは左折。
どんどん細い路地の民家の間を進んで行った。
多分、住所で言うと、池之端4丁目あたりだと思うのだが、実は私もそこらへんは詳しくない。
ここからはすっかり私も、窓からの景色を見て、楽しんでしまった。
何だか、普通の家にしか見えないのに、「旅館」という看板が出ていたり、結構面白い地域。
今度めぐりんを使いながら、ゆっくり歩いてみようかな?

程なく、上野高校の裏手に出た、ここまで来れば、だいたい、わかる。
上野高校の裏手から、動物園の裏手を進む。
途中、不忍池の方にある上野動物園の中が見えるところがあって、動物が見えたので、hanakoさんが喜ぶ。

不忍池という停留所で降りれば、石段を上らなくてはいけないが、韻松亭まで最短距離ということはわかっていた。
が、やたらに荷物が多かったので、このコースはやめて、上野駅の公園口の停留所まで行って、そこから、平地を歩いて、韻松亭に行くことにした。

私も初めて東西めぐりんで上野の山をぐるっと回ったけれど、楽しかった~。
めぐりんは、15分間隔で運行されているので、300円の一日乗車券を買って、めぐりんを使いながら、あそこの和菓子屋、ここのおせんべい屋とか、巡り歩くと楽しいかも。

そうそう、大事なことを教えるのを忘れいていた。
あそこの和菓子屋、ここのおせんべい屋でおやつを買ったら、芸大の「アートプラザ」というところがテラスになっていて、飲料の自販機があるし、あそこで食べると良いということ。

また、国際子供図書館も、藤屋豆腐店で売っているピーマン漬けが美味しいことも教え忘れたな~と思った。
by mw17mw | 2007-06-01 17:01 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)