新しくおろした道具たち
2007年 01月 05日
中々、良いドラマであった。
<鮫皮のわさびおろし>
実は、去年の8月、伏高さんのHPに、「だしに使った昆布」を使うレシピを書いて、商品としていただいたのだ。
伏高さんの千円の商品券とどちらかを選ぶということだったので、わさびおろしにしてみた。
そして、届いたものを開けたら、大きいは、大きいは、(これだけあっても実は開けないけれど)「お寿司屋が開けそう」と思ったくらい。
合羽橋で千円のわさびおろしと言えば、鮫皮の部分が5cm四方程度のものなのに、さすが築地、その4倍くらい大きいものだったのだ。(一緒に写っているのはビデオテープ。大きさをわかりやすくするために真ん中に置いた)
(の大きさのわさびおろしは、合羽橋で見たことが無い、そのくらい大きい。
でも、大き過ぎて、家庭に向かないのではと内心思って、仕舞っておいたのだ。
(実は、店子のおすし屋のお兄さんにあげようかな?ともチラっと思った。
でも、良く考えたら、「彼のお店で本物のわさび使っているかどうかを聞いて、『うちはわさびは本物使わないんですよ』なんて答えさせるのも可哀そうな気がして、取りやめた。)
今回、お正月なので、わさび買って来て、この鮫皮でおろしてみたけれど、わさびをするって、鮫皮に切り口を当てて、くるくる回すから、このくらいの大きさでちょうど良いみたい。
伏高さん、使ってみたら、とても気に入りました、どうも有難うございました。
<計量スプーン>
愛用の計量スプーンを何かの拍子にゴミ箱に入れてしまったみたいで、見つからないので、買ってきた。
でも、世の中って、昔のものがいつまでもないのだなと実感した。
愛用していたスプーンは、棒の片端が大さじ、反対側が小さじで、それをもう10年近く使っていたのだ。
世の中の、大中小別々になっていて、リングでまとめられている計量スプーンは、お料理教室のように、料理の前に計量をして、料理を始めるようなタイプの人には良いが、私の場合、いつも料理の最中に、チラっと本を見て、その場で計って入れることが多い人には向かないと思う。
両端がスプーンになっているものを探して、やっと3軒めの吉池の4Fで見つけて、650円も払って買って来たのだ。
で、写真を撮るために出したら、な、な、なんと、今回のは、片方が大さじでもう一方が大さじ1/2タイプ。
二本組で、もう一本の細い方は、小さじと小さじ1/2の組であった。
これじゃ、私の嫌いな、大さじ・小さじ別れているタイプと結局同じになるではないかとがっかり。
ま、冷静になって考えてみれば、所詮道具なんて、売れるために、色々改良したり、変えられてしまうに違いない。
今までのをなくした私が悪いのだし、結局、使いこなさなくてはねと、思った。
それで、大さじ1と大さじ1/2の一本で小さじの代わりができないか試したのが上の写真。
左が、大さじ1/2に小さじ1のお水を入れたもの、だいたい、上から2mmくらい下までで小さじ1のよう。
右側が大さじ1に小さじ1のお水を入れたところ、だいたい、深さ1/2が小さじ1なのだとわかる。
しかし、こんなことをしていたら、両側に大さじ1だの小さじ1だの大さじ1/2だのが付いている道具なんて買わないで、大さじ1の普通タイプで何でもできるじゃないかという気になってきた。(笑)
料理は慣れの部分が大きいのだから、私がもうちょっとお利口だったら、計量するときに、大さじ1の中に小さじ1とか小さじ2、大さじ1/2の量を入れてみて、それを目に焼き付けることをしただろう、でも、そんなこと全く頭に浮かばなかったことに気づいた。