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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

江戸の誘惑

昨日の土曜日は、ダイエット散歩を兼ねて、両国まで歩き、江戸東京博物館に行って来た。
行くのは、二度目。
一度目は招待券だったので、特別展しか見なかった。
かねてから、常設展も見たいと思っていたので、特別展・常設展の共通切符を買う。

ところで、江戸東京博物館で一番驚いたのが、切符の販売が対面販売であること。
大規模な博物館・美術館は、殆ど、機械化されていると思うのに、どうして、東京都だけが対面販売なのだろう?
若くて、賢そうで、結構美人のお姉さんたちを、切符を売るために、雇っておく必要はあるのか?
(なんて思ってしまった。)
税金の無駄遣い。

江戸の誘惑
アメリカに渡ってしまった「手書きの浮世絵」のお里帰りなのだそうだ。
先週、某ブログで、「江戸の粋」という言葉の解釈が私と全然違う人がいることを発見。
そのことで、「江戸の奢侈禁止令」の後の「江戸の着物の美」を確かめたかったこともある。
(勿論、散歩の途中の街角で、ポスターを見たときから、行ってみようかなという気はあったことはあったのだが)

入った途端から、動かない行列.....。
最初の部分は、その動かない人の外から見て、ずんずん中に入ったら、中はそれほどでもなかった。

どの絵もきれいだけれど、やはり、葛飾北斎がすごい。(と皆言うと思うが、私もそう思う。)
何ていうのだろう、他の絵が写実というか、絵全体に物語があって、多くのものを書き込んでいる、そして、その絵だけ飾ってあったら、「良い作品ですね~」となる筈なのだが、葛飾北斎の絵を見てしまうと、平凡に見えてしまうのだ。

北斎さんの絵は皆素敵だったけれど、一番良かったのは、「鏡面美人図」。
これは、直筆で、版画でなかったから、ヨーロッパには渡らなかったのだろうが、もし、これが版画でヨーロッパに渡っていたら、ヨーロッパの画家たちの構図に影響を与えていたかもと思う。
私にしては、この絵は、昔の絵には見えない、今でも、新鮮な構図だと思う。
着物も帯も地味な色ながら、とてもきれい。

もっとゆっくり近くで見れたら、もっと江戸の色彩・美意識が味わえたと思う。
今、「江戸の誘惑」のHPを見て、勝川春章「石橋図」も喜多川歌麿「三味線を弾く美人図」も、見た覚えがないことに気づいた。(笑)
混んでいたから、飛ばしてしまったのかな~?
行く前に、このHPを見てから行くのであった。
次回からは、もっと事前準備して、欲張りになりたい。

普段の日に行っても、同じかな~?
私は、家を出るのが遅くなったので、先に常設展を見て、「12時から見れば、少しは空いているかも」と期待したのだが、無駄であった。(常設展の話は明日以降に)
Commented by Dolores at 2006-11-28 21:43 x
私もいってきましたよ〜
ホント、あれは税金のムダ使い。
なぜ、自動販売機でないのか?と私も思いました!
しかも、出品作品の目録もわかりやすい場所においてなかったし。
イアホンガイドの内容も価値のないもので、ちょっとむっとしました。

北斎はさすがでしたね。
圧倒的に迫力が違う!

Commented by mw17mw at 2006-11-29 21:33
>Doloresさん
行かれたのですね、北斎は本当にすごいですよね。
今回初めて北斎に目覚めました、で、色々調べたら、去年東博で、「北斎展」が
あったのがわかったり、確か「北斎」という映画もありましたよね。
う~ん、今頃目覚めるのが悪いのかしら?(笑)
Commented by Dolores at 2006-11-30 15:27 x
そうなんです、去年大々的な北斎展があったんですよ。
私は行きたいと思っていながら、仕事が忙しくていきそびれてしまった。
すごい人気だったらしいです。
でも、版画はまだ日本にも沢山あるはずなので
小さい展覧会はちょくちょくあるかなと思っています。
by mw17mw | 2006-11-26 23:52 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(3)