小姑は楽し!
2006年 07月 13日
(というか、姑については、若い頃に味わった苦労もあるし、その成長を促す必要悪とも分かっていると思う。小姑は自分が苦労していないから、ちょっと汚いとは思う)
でも、現代、現実生活で、「小姑面」なんて、怖くてできない。
でもね、近しい気持ちがあるからこそ、言い過ぎてしまうかもと思いながら、本人の成長のために実は言いたい気持ちもあるのだ。
でも、私の場合、それは完全に抑えている。
そういう気持ちが自分の中にあることを、一番実感するのが、野風僧。
野風僧は、実のおじさんがやめて、飲食業をやったことのない甥が引き継ぐとのこと。
実は、私だって、自分の甥に文句言いたいこともあるのだけれど、できないのだ。
彼らが、私のことを「自分たちの絶対的な味方」と信じていることをヒシヒシと感じるから。
野風僧の他人の甥なら、言いたいこと言ってもいいかなとチラッと思うこともあったけれど、それも、自分の鬱憤ばらしのように思えて、やはり、温かい目で見てあげるしかないかなとか、この数ヶ月で思うようになっていた。(しかし、今日、見に行ったら、まだ「7月上旬に再開」という貼り紙が。もう上旬、終わっているのだけれど)
そんなところに、私にうってつけのお兄さんが向こうからやってきた。
我が家はほんのちょっとアパート経営をしているのだけれど、12月初めに空いた部屋に何と「お寿司屋さんの板前さん」が入ってくれたのだ。
ま、家賃をきちんと払ってくれて、問題を起こさなければ、それで十分なのだけれど、何と言っても、「寿司職人」なのだ。
しかも、生まれ育った家も「お寿司屋さん」とのこと。
実は、彼がどんなお寿司を握って、どんな寿司職人になるか、本当に興味があるのだけれど、表さないようにしている。
だから、私が彼のお寿司を食べたら、絶対小姑になると思うから、余計なことは言わないでいたのだが、ダイエット散歩のときに、彼のお店の前でばったり出会って、「今度食べに来てくださいよ」と言われた。
私がおじさんフレンドと食べに行くのにかかる費用と、我が家の家族が一人前ずつお寿司を出前してもらうのと、だいたいイーブンかと思って、今、株価が低いからプライベートでそのお金を出す気がせず、その賃貸収入を使うかと思ったら、やはり家族に還元すべきだと、今日、中を出前してもらった。(並が1200円、中が2000円、上が2700円なのだって)
感想としては、ネタは、普通の独立系のお寿司屋さん並かな?
でも、巻物のご飯がひどい、ベタベタしている。
最初にかっぱ巻きを食べて、そのご飯のベタベタさに閉口したのだ。
握りもこのベタベタご飯だったらどうしようと思ったのだが、1,2つを除いて、酢飯は柔らかめではあったが、ベタベタではなかった。
でも、小姑根性を伸び伸び心に感じながら、食べて、冷酒を飲むのは、結構楽しかった。
彼の問題点は、ベタベタ酢飯だ。
私も色々お寿司の本を読んだ。
酢飯は、奥さんの仕事で、これからどのくらいのお客さんが来るかを読みながら、炊いては、酢飯にして補給するのだ。
彼は独身、誰が、配偶者のように親身になって、酢飯を作っているのだろうか?
ま、酢飯を作る人と結婚しろとは言えないけれど、酢飯を作る人に対する指導力が彼のこれからの仕事かな?
今、酔っ払っているけれど、明日の朝、もしくは2、3日中に、彼に私の感想をやんわり教えて、半年後にまた取って進歩しているかどうか見てみたい。(何で半年に一回かというと、お中元、お歳暮代わりなのです、株が秋以降急上昇したら、もっと出前してもらえるけれど)
写真は、浅草橋の野菜スタンドで買った小振りのすいか。
皮の薄さがすごいでしょう?