山梨のぶどう

確か、シャインマスカットという品種は、山梨ではなく、長野で多く栽培され、人気が出て来た品種と聞いた覚えがある。

だからか、スーパーでぶどうを殆ど買わない私はシャインマスカットって、気づいたら、食べたことがなかった。(笑)

で、テレビで、今年はシャインマスカットが豊作で安い、今、スーパーに行くと、ひと房千円以下だから食べごろと言っていて、実際にスーパーに行ったら、ひと房780円だったので、買って来て食べてみた。（また、テレビのニュースは、シャインマスカットの皮が黄色みが買っていたら、青より、黄色っぽい方が美味しいと教えてくれた。）

感想はというと、「う～ん、色が緑なので、それを連想させる味かと思って食べたら、ただ、甘いだけの味だった、もっとマスカット味だったら良かったのに」というものであった。（でも、それは安物のシャインマスカットだからかも知れないが）

ということで、私のシャインマスカットの出会いは、淋しいものに終わってしまった。

（ただ、シャインマスカットは皮ごと食べられるというのは確かに良い。巨峰はいけないのかな？多分私は半分以上皮を食べている）

で、その後、知り合い等にブドウを送る機会ができたので、「巨峰とシャインマスカット、どちらがいい？」と聞いたら、送る面倒を見てくれた人、送り先などの少数（山梨のぶどうに慣れている人）の意見だけれど、圧倒的に「巨峰」の方が人気だった。

巨峰の方が、紫色のアントシアニンの味がいかにもぶどうの味という感じで美味しい。

2軒に、先方の希望で、巨峰の種なしと種ありを同じ重さを送ってもらったのだが、種なしが８房で、種ありが11房入っていたとのこと、種なしの方が粒が大きくなるのかしらね？（今回初めて送ってもらったブドウ園なので、まだ、色々話せていないのだ。）

しっかし、今回、色々な人と話していたら、巨峰の最高峰は、種ありの自然なものと皆意見が一致した。

種なしは、薬品を使って細工するから、何もしない種ありには味で負けるようだ。

最近、いくら美味しいし、種なしより手間がかからないとはいえ、世の中、種なしの方が重宝される風潮なので、種ありの巨峰を栽培する農家が減ってしまい、実は私も手に入らなくなっている。

しっかし、今回、偶然なのだけれど、近所に山梨の種ありのブドウを栽培しているブドウ園からお嫁に来ている人がいることを知って、今後は種ありぶどうの普及活動ができそう。(笑)