暑さが収まりつつあり、時期を逸した商品の紹介を書く。
佳照庵の冷や汁は、胡瓜の他、焼いたアジをほぐして、骨と皮と内臓を取り除いたアジの正肉と言っていいのだろうか、白い身だけが、冷や汁に浮いていて、それがとても美味しかった。
冷や汁に詳しくない私だけれど、このほか、豆腐が浮いていたら、最高だと思った。
(冷や麦とは合わない感じだったが、冷や汁は美味しかった。)
その冷や汁を食べた2,3日後にスーパーで、久原の冷や汁レトルトパックを売っていて、300円弱だったので、買ってみて、家で食べてみた。
きゅうりとお豆腐を加えるタイプ、「あごだしとごま香る」と袋に書いてあるし、あごだしで有名な久原産の商品だから、アジが入らないで、あごだしを使っている冷や汁であることは間違いない。
でも、この製品を買って、主な原材料がわかって、勉強になった。
お豆腐は、冷蔵庫にあったおぼろ豆腐、胡瓜も残り物を使ったけれど、その2つが爽やかであったし、みそ汁自体の味は悪くなかったのだけれど、お味噌汁が何だかザラザラしていたのだ。
でも原材料を見ると、「かつお節粉」「焼きあご粉」「あじ煮干し粉」とか3種類の魚の粉が入っているようだけれど、濾していないのかな?
(そういう意味では、焼いたアジをほぐしたものを使う方が好み)
それと、私は間違っていないと思うのだけれど、それが正しいかどうか、冷や汁がある土地の人に確認していないのだけれど、冷や汁はキンキンにっ冷したものを使うとして、それをかけるご飯は、冷やしたり、冷たくなったご飯(冷蔵庫に入れておいたご飯なぞもってのほか)ではなく、炊き立てでなくても、少し熱が残っているようなご飯が向いている。
私としては、煮干しなぞの粉を使ったレトルトの冷や汁は、余り推薦できないと思った。