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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

高井戸は土地が広い

昨日は、初めは「箱根へ遠出」の予定だったが、やはり、お互い疲れているので、近場の日帰り温泉に行くことになった。

選んだのは、高井戸の「美しの湯」というところ。

高井戸は土地が広い_d0063149_19293561.jpg日本橋本町から首都高に乗って、いざ出発。
私は子供みたいに、首都高に入るのが大好き。
高速道路からの東京見物も楽しい、本当に知らない高層ビルがいっぱい。
それにしても、首都高のトンネルって、どうしてあんなに汚いのだろう。
掃除したことのないような壁ばかり。
高速道路の上から見る東京はとてもきれいなビルも多くなっているのに、首都高のトンネルだけ、昭和30年代とか40年代のイメージ。(首都高の中だけではなく、昭和通りの上に走る首都高もきれいではない。)
この首都高の昔と変わらぬトンネルの中を走っていると、小さいとき、同じトンネルを父や叔父の運転で通ったことを思い出し、隣に座っているのが、父や叔父のような気がしてくる。

ま、そういうノスタルジーに浸れるところは良いけれど、東京の公共施設・機関で一番汚いのは、首都高のトンネルの中ではないだろうか?
どうして、掃除したり、補修しないのだろう?
夜中と言えども、交通量が多くて、作業困難なのだろうか?

さて、美しの湯は環八沿い「オオゼキ」というスーパーの裏にあった。
ここはすごい、東京23区内だというのに、広々とした駐車場で、5時間まで無料とのこと。
ま、我が家の方から行くと、往復の首都高代が1400円かかってしまうが....。

それに、ここは、井の頭線高井戸駅からすぐにあって、車で来なくても電車で来ても、便利。

高井戸は土地が広い_d0063149_1930620.jpg美しの湯は、とても良かった。
なんとなく、施設のいたるところが広々とした作りだったし、ちゃんとリラクゼイションルームというか、横たわって休めるリラックスシートが30個くらい完備され、お風呂上りに、休むことができるのだ。
(椅子はリクライニングで良いのだが、テレビ2つがつけっぱなしで、音は小さいけれど、両方とも聞こえるところがちょっとね、ではあった。
でも、贅沢言えないかも。
都内で、「リラックススペースがあって、駐車料金は実質無料で、土日祭日料金1200円」の施設は他にはないと思うから)

お風呂は、内風呂が3つ、露天風呂が3つだったと思う。
露天風呂の広々としたスペースは、四方のうち、三方は、板塀や石塀なのだけれど、一つの辺だけ、木で覆われているのだ。
また、お風呂が二つ繋がっており、お風呂の間を走るお湯の水路に置かれている石の置き方が工夫されていて、水が流れる音がする。
頭の上を塞ぐ工作物は何もなく、高くて広い空の下、水の流れる音を聞きながら、木々を見ながら、温泉に浸かっていると、どこか遠くの温泉に来たみたいな感じであった。
交通量がすごい環八の脇にこんなスペースがあることも意外で面白い。

食堂は今一つであった、それこそ、おにぎり、うどん、おそば、牛丼みたいなものばかり。

お風呂に入って休んで、駐車場に出て、気がついたことがある。
駐車場奥に、立派な洋館があるではないか?
この美しの湯の施設かしら?と近づいて見ると、個人の家であった。
大きな洋館の隣には、広い手入れのよさそうな大きな庭が続いていた。
この美しの湯の施設と駐車場の土地の地主さんの家ではないかと思ったが、定かではない。
でも、この家は、この美しの湯の駐車場を通らないとたどり着けないようになっているみたい。
こんな大きな土地を持っているなんて、素敵!

自動車を駐車場から出して環八に出たのだが、行きたい方向とは反対の荻窪方面に行く道。
環八はUターンできないので、脇道に左折して少ししてからUターン。
その脇道を入ったら、景色がすっかり変わった。
両側、大きな庭の家ばかり。

おじさんが昔話を始める。
「昔、高井戸の駅前の農家の息子が同級生にいたけれど、きっと、ここらへんの大きな家は、皆、以前は大きな農家だったなじゃないか。さっきのお風呂も農地をつぶして作ったのかも」とのこと。
本当に、今は農業はしていないのだろうけれど、元農家らしい広大な庭の家ばかりだった。
すごいね~、高井戸って、こんな大きな庭と家に住んでいる人が沢山いる地域であることを新発見して、帰って来た。
by mw17mw | 2006-04-16 19:37 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)