国産ささげ暴騰
2006年 03月 23日
先日の春分の日は、お彼岸の中日で、合羽橋のマントウさんが祝日にも拘らず、営業している日なので、浅草での買い物の帰りに寄ってみた。何気なく、珍しい商品はないかなと見たのだが、そこで、国産ささげの「945円」のラベルを発見。
何かの間違いではと思った、今まで、500円くらいだったけれど、それだって、「高い」と思っていたのに、120gで945円というのは、豆としては、信じられないくらいのお値段。
マントウさんの娘さんの話によれば、「これでも安い方で、他所では千円以上の値段で売っているところもある」とのこと。
または、量を半分にして、600円くらいで売っているお店もあるそうだ。
何でこれだけ値上がりしたかと言うと「量が少ないから」とのこと。
量が少ないと言われて、「とうとう、国内でささげを作る農家が激減したのかな」と思ったら、どうやら、去年の秋不作だったそうだ。
北海道を初め、お赤飯に甘納豆を入れる地域と、関西のように小豆を入れる地域と、関東のようにささげを入れる地域がある。
甘納豆のお赤飯は食べたことがないが、小豆のお赤飯は一度食べたことがある。
あれはあれで美味しいけれど、やはり、私が慣れ親しんだお赤飯の味は「ささげ」である。
「今年、後、お赤飯を炊くとしたら、6月のお祭かな?その時どうしようかな?」とつぶやくと、マントウさん曰く「その時には、もう品切れで、お店にはないと思う」とのこと。
今、店頭に並んでいるささげも、ようやくの思いで集めたもので、これが売れてしまうと、次の入荷がないそうなのだ。
そう聞いて、一袋買ってしまった。(一升のもち米にちょうど良い量とのこと)
私はたまに甘い物を売っているお店で、お赤飯のおにぎりなぞを買って食べる時もある。
そこに入っているささげは、絶対、外国産のささげだ。
それでも、小腹が空いているとき、そのささげに不満があるわけではない。
日常、小腹を満たすために食べるお赤飯は、国産ささげをわざわざ使って、値段が高くなるより、外国産ささげを使って安い方が有難いかも知れない。
でも、自分で、「ご馳走としてのお赤飯」を作るときは、やはり、国産ささげを沢山入れて、炊き上がり蓋をとった時のむせ返るような豆の匂いとか、食べたときの豆の味がしないと、嫌やなのだと思う。
マントウさん曰く「中国産のささげは、本当はささげではなくて、ささげに似た豆なの」とのこと。
土のせいで、中国産のささげは香りとか味が良くないのかも思っていたのだけれど、そもそもささげでないことがわかった。
マントウさんの娘さんと「自分で炊くお赤飯はやっぱり『国産ささげ』でないとね」ということで、意見が一致。
また、マントウさんは、商売柄、豆に目が行くようで、「デパ地下や甘い物屋さんのお赤飯を見ていると、最近、単位面積あたりの豆の数がすごく少なくなっている」とのこと。(笑)
そこまで気にしていなかったけれど、国産ささげが不作で量が少なく、価格が暴騰したことで、外国産ささげに対する需要が増えて、外国産ささげまで、値が上がっているそうなのだ。
今年の秋までは、この状態が続き、今年豊作だったら、値段は戻るだろうとのこと。
何か、「ない」と聞くと沢山作って食べたくなる。
ま、今年は、甥の合格祝いに昨年末買っておいたささげで一度お赤飯を通常の費用で作ることができたし、後は、お祭の時の楽しみにしようと思う。

