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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

Myにゃんこ物語 94-ニャンコの思い出 まだ1か月だなんて

ニャンコが他界したのが、7月11日の早朝、それから、まだ、1か月しか経っていないなんて、信じられない。
もう何か月も何か月も経って、ニャンコと暮らしていたことがとても遠い日だったように感じる。
(それはもしかして、昨年10月末に「治らない腎不全」と診断された後、9か月間、病院通いの「途方に暮れるしかない闘病生活」を送っていたからかも知れない)
今日はちょうど一か月なので、回向院にお参りに行こうと思う。

何て言うのか、亡くなってすぐは、どうも私は自分を自制させる癖がついているのか、それとも、目の前に起きたことを受け入れるのに精いっぱいだったのか、悲しいことは悲しかったのだが、うわ~という涙は出なかった。

それが1か月近く経って、そういう「一応大人として事実を静かに受け止める」ということができた後、ようやく自分の心に素直になれたのか、急に涙が沢山出てきた。

先週、ニャンコの使っていた猫小屋二つを始末しようと、ゴミの袋に入れることはできたのだが、昨日、それをゴミ置き場に持って行こうとした時、急に「捨てたいわけじゃない、ニャンコだって、いなくなっていいわけじゃない、本当はいなくなるなんて嫌なんだ~、この猫小屋で寝ていて欲しいのだ、死ぬのは許せないんだ~」と心に浮かんで、涙がわんわん出た。

そうそう、まだ、亡くなって1か月で、ニャンコがずっと寝ていた猫小屋を捨てられる精神状態ではないことがわかり、部屋に戻して、涙なしで捨てられるまで、もうちょっと手元に置いておこうと思った。

この1か月、Google Photoで作った「ニャン・コーの思い出」というアルバム(画像が800枚弱)を見、また、自転車に乗っている時、空を見上げ、替え歌をうたいながら、仕上げていた、1か月かかって、自分がどう思っているまでを歌にできるようになった。
でも、これが完成形ではなく、最後の部分をもうちょっと工夫したい。

  「天国に行ったニャン・コーへ捧げる歌」
      (「ぞうさん」のメロディで)

 ニャンコさん、ニャンコさん、お空で淋しくない?
  いえ、神様に甘えてる~

 ニャンコさん、ニャンコさん、今頃何してる?
  雲の間で、かくれんぼ~

 ニャンコさん、ニャンコさん、一人で辛くない?
  いえ、かあさんにも会えたわよ〜
  そして、兄弟も揃ってる~
  それに、友達もできたわよ〜

 ニャンコさん、ニャンコさん、本当に有難う
  一緒に暮らせて良かったわ~

 ニャンコさん、ニャンコさん、本当にごめんなさい
  「ずっと一緒」は無理だった~

 ニャンコさん、ニャンコさん、本当にかわいそう
  あの子は生きるのが好きだった~
  それを知ってても救えなかった~(ここがまだ字余り)

  それが一番悲しいの~
  それが一番つらいのよ~

  どうかお空でしあわせに~
  ずっと忘れずに祈ってる~

何度かに分けて、ニャンコの思い出を書かせてください。

<初めて出会った時、2013/10/4の夜、野良ネコ時代>

平井のレストランに食事に行った時、早く着き過ぎたので、近隣を散歩していたら、とある青空駐車場の自動車の下から、元気の良い「にゃ~」と通りかかる私に話しかけてきた猫の声に、びっくり。
のぞき込む私に、先程の元気の良い様子は消えて、もぞもぞと元気のない返事をしたのだが、それが「本当は人間嫌いなのだけれど、お腹が空いて辛くて、思わず、人間に声をかけてしまった、恥ずかしいし、怖い」と聞こえた。
(後から近所の人に聞くと、ここらへんの猫には猫おばさんがついていて、えさを配ってくれるのだが、この猫は身体が小さいからか、時々、大きな猫にえさを横取りされることがあったらしい)
猫が食べられるものは何も持っていないので、「ごめんね、今買ってくるから」と駅前のコンビニで猫用のささみとか買って戻ったら、もうそこにはいなかった。
でも、「ニャンコちゃん~、えさ持ってきたよ~」と少し大きめの声で呼んだら、数回目の私の呼びかけに、遠くから、「にゃ~(わかった、今行く)」という返事があって、戻って来たのだ。
そして、私が駐車場の地面に置くえさを美味しそうに食べていた。

下の画像は、周囲は真っ暗だし、カメラの質が良くないので不鮮明にしか写っていないのだが、前脚から顔までの白い毛の分布が確実にニャンコーと同じだから、間違いなく野良ネコのニャンコ。写真の日付は2013年10月4日の金曜日、平井に食事に行った日だから、初対面のときのニャンコ。(捕まえる時、間違ったら、どうしようと不安だった。いつも暗いところで会っていたので、目印は、前脚から顔までの白い毛の分布)。
Myにゃんこ物語 94-ニャンコの思い出 まだ1か月だなんて_d0063149_07142034.jpg
その後、家にいても、この猫がお腹を空かせているのではと気になり、それから1か月、週にニ三度夕方に平井までえさを上げに行ってしまった。
平井の駅前すぐの場所と言えども、仕事が終わってから往復するのは結構大変だったし、この子は、元気が良いし、食いしん坊だし、自分の意思をしっかり持っていて、しかも相手に伝えようとするし、私の猫に向いている気がして、どうせえさを上げるのなら、捕まえて家で飼おうと思い、猫の愛護協会のようなところで、猫捕獲機を借りて捕まえた。(身体の大きさも小さめで、狭い私の部屋にちょうど良いと思った。また、私の年齢では、保護猫を預かる場合、60歳以下の保証人がいるのだけれど、私には保証人を立てることは無理だったので、自分で捕まえるのが一番と思った)

<最初の4か月 2013/11/9~2014/2頃>
ニャンコさん、まさか、自分が人間に捕まえられて、平井の野良生活から、まさか、人間の家に連れて来られるなんて、考えたこともなかったみたい。
最初の4か月は、私の部屋のリフォームもあったので、下の画像右上のケージを用意して、入っていてもらった。
写真右下は捕まえて来た次の日の様子。
その後4か月は、身構えた表情ばかり、怖かったのだろうと思うが、おじさん猫みたい。
見かけはおじさんぽかったが、鳴き声が可愛くて、雌猫ならの鳴き声で、それが気に入った。
そういえば、捕まえてきて、このケージに入れるのは楽だったが、お医者さんに連れて行こうとケージから出すのは無理だった。
絶対、私に背中を見せないというか、首根っこを掴まれないよう、頑張っていて、ケージからだせなかったので、仕方がないので、車輪付きのケージだったので、ケージにいれたまま、ケージごとで病院まで連れて行ったのも良い思い出。
Myにゃんこ物語 94-ニャンコの思い出 まだ1か月だなんて_d0063149_07143260.jpg
<2014/2~2014/4>
下の画像右の上下は、2014/2に部屋のリフォームが完成し、ニャンコのケージの鍵を開けっぱなしにした後の画像。
やはり、ケージは嫌いだったらしく、ケージにはもう近寄らず、私の木のベッドの下を自分の寝床にすることにしたみたい。
それでも、やはり、耳は畳んでいるし、吠えていて、構えているのだけれど、今までのおじさんみたいな猫とは違う可愛い顔になっていて、ホッ。
左側の上下の画像は、それから2か月経った頃、ようやく、顔から怒りと防御の表情が消えた。
本当に、置かれた環境、自分の心持で、外面が本当に変わる猫。
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続きは、四十九日頃に。

Commented at 2019-08-16 11:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mw17mw at 2019-08-18 08:37
> グリコさん
そう言っていただけて、嬉しいですが、彼女の一生、本人にとっては、どんなものだったのでしょうね~。えさが足りて寒さがしのげる環境には仲間がいず、仲間がいる環境では寒さとえさ不足になりやすく、全てが満足とは行かない人生だったかと思います。
昨日、回向院というニャンコの荼毘をお願いしたお寺から、「所動物彼岸回向のご案内」が来ました。近所の美容院でその話を以前聞いていたのですが、それに参列する人が多いと聞いていたのですが、本当にそのはがきに、午前の部と午後の部の案内があって、びっくり!
初回なので、行ってみようかなと思っております。
何だか、我が家の近所では回向院で動物の荼毘をお願いするのは本当に当たり前のことなのですが、その存在のおかげで、全く丁寧ではない人間でも、本当に丁寧に供養することができて助かります。
by mw17mw | 2019-08-11 07:52 | | Comments(2)