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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

かっぱ橋界隈-「浅草 川井」で穴子丼

9月末の土曜日に、穴子を食べに、西浅草の「穴子料理と地酒 浅草 川井」にランチに行ってきた。

で、その感想を書こうと思って、このお店、あな太郎という名前の時に一度行ったことがあり、その記事を探したら、何と、その時、5年前にも、私は穴子丼を食べていたのがわかって、あら、どういう風に川井さんの穴子丼をまとめようか、今、迷っている。
しかし、その5年前に食べた穴子丼、全然印象に残っていないのだ。

ということは一旦忘れて、今回行った感想を。
このお店、場所は、合羽橋本通りより一本南側の路地、国際通りに近い来集軒の隣にあり、ランチは、土日祭日しかやっておらず、中々行けない。

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今回、11時半の開店時間に行ったら、まだ、開いてなくて、近所の三平ストアでブラブラ買い物をして戻ったら、開いていた。
(次の日の日曜日のお昼にも、前を通ったのだが、台風の予報のせいか、お店は閉まっていた。)
お店は、ご夫婦だろうか、カウンターの中に板前姿の男性、外のサービスは女性であった。
サービスの女性は色々教えてくれたし、親切であった。

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これが、ランチメニュー、穴子丼の穴子は煮穴子で、穴子重は、穴子丼の穴子の量が二倍になったものだそうだ。
穴子関係以外、鶏天定食やチキン南蛮定食も用意されている。

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これが私の頼んだ穴子丼千円。
運んできてくれた女性が「今日の穴子は対馬のもの」というところからして、美味しそう。
穴子丼の穴子は煮穴子とのことだが、本当にとろとろのフワフワで、確か、乃池寿司の穴子に近いような気がして美味しい。
とろとろふわふわに煮上がっているのに、味が全然抜けていなくて、穴子の美味しさが感じられた。
煮穴子は、銀座のひらいより美味しいと思ったけれど、ご飯は銀座のひらいの方がほんのちょっと上質だったような気がする。
穴子丼のご飯の量はたっぷり、また、たれがちょっとかけ過ぎのように感じたが、時々わさびを穴子に乗せて食べると、美味しかった。
それに、大根の煮物が一切れ、だしまき玉子(甘くない)一切れ、生わさびに生姜だったか、それに、お吸い物が来たけれど、肝吸いではなかった。
もう一つ残念だったのは、せっかく山椒の粉を出してくれたのだけれど、あまり山椒らしい香りも味もしなかったこと。

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煮穴子は本当に箸で持ち上げると、切れてしまいそうだし、歯で噛む必要がないくらい、トロトロであった。
どうやって作るのかなと思って、カウンターの中を何気なく見たら、ガス台に、大きなフィスラーの圧力鍋がかかっていた。
しかし、強で圧をかけているような雰囲気はなくて、多分、弱で静かに圧力をかけて煮ているような感じだった、きっとあの中身は穴子ではと思った。(私はフィスラーの圧力鍋をずっと使っていたが、強でしか使ったことがないから、強で煮ると圧力鍋がどういう状態になるかはわかっているのだが、弱の場合は良くわからない)

今回、私は一番乗りだったのだが、その後、すぐ高齢の男性が入ってきて、私の右隣の方に座ったのだが、ランチではなく、「穴子の肝はあるかい?」と言いながら、アルコールと一緒に頼んでいた。
そうか、私のお吸い物に肝が入ってこなかったけれど、それらはまとめて、肝焼きなり、煮物なぞに使われるみたい。

その次に入って来たのも、老齢の男性で、この方は、私の左の方に座り、「煮穴子」にアルコールを注文していた。

どうも、このお店は美味しい穴子で、一週間の仕事が終わったのか、仕事上がりの昼間、家に帰る前に、一人で美味しい酒菜でゆっくり静かに飲みたいという大人たちが集まるお店みたい。

その後、若いカップルが二人入ってきて、この人たちは、ごく普通のランチの定食を頼んでいた。

ランチのお勧めに「お刺身も美味しいです」とかどこかに書いてあったけれど、穴子のお刺身は千円なので、一人でランチを食べに行って、千円の穴子丼に、千円のお刺身を取るかというとちょっと考えてしまう。
誰かと二人で食べに行った時に、お刺身も取り、アルコールも飲むのが良さそうな気がする。

ところで、5年前の私がこのお店の穴子丼を食べた時に感想と今回の感想が全然違うのでびっくり。
5年間でずいぶん東京風に近づいたような気がした。(トロトロふわふわな穴子が東京風と言い切って良いのか、わからないが)

このお店は、「穴子料理」を名乗るだけあって、穴子料理各種出しているのだけれど、料理名を画像を撮り忘れてしまったので、食べログのメニュー・コース料理写真を見て想像してください。

夜、穴子料理で飲みたいな~。

Commented by 桃猫 at 2018-10-04 22:17 x
ちょうど私も昨年末に伺って、食べました。大分出身の大将から若手の夫婦へ代替わりしたので江戸前にシフトしたんですよ。詳しいことは記事を参照のこと。気のいい夫婦の温かな店になりましたね。名前まで変えたとは知りませんでした。あと広小路・湯島の太一さんの穴子丼も美味ですよ。ちなみに、ひらいはダメです。
Commented by mw17mw at 2018-10-05 21:14
> 桃猫さん
それは失礼しました、毎日桃猫ブログを拝読しているつもりでしたが、その記事、読みそこなっていました。なるほど、代替わりで江戸前にシフトして、パワーアップしたのですか。お店の中に女性が増えたことはわかったのですが、ご店主が前と同じかどうかまで、わかりませんでした。
お店って、わからないものですね。
湯島の太一さんって、検索したら、お寿司屋さんだったけれど、そこですよね?
絶対的には乃池の穴子の方が上なのでしょうが、千円から、あのトロトロふわふわの穴子が食べられるなんて、コスパの良いお店だと思いました。
書き忘れましたが、川井さん、穴子弁当を始めたら、広島のうえのくらい、ものすごい人気を取れると思いました。
Commented by なご壱 at 2018-10-08 07:03 x
私も昨日「川井」に行ってきました。11時20分に到着すると、まだシャッターが下りていました。向かいの日陰の自販機の前に女性が一人立っていました。私も自販機の前で待つことにしました。しばらくすると若い男性が来て、女性に声をかけると二人で店のシャッターを上げました。10分くらいしてのれんが出されましたが、支度中の札でした。私の後に二人連れの客が一組、二組と日差しを避けて並び始めました。なかなか開店しませんでした。ようやく11時50分に開店して私を先頭に入店しました。カウンターの一番奥の席に座り穴子丼を注文しました。その後客が次々に入店して満席となりました。仕込が遅れていたようで、店主は、少しテンパっていました。しばらく待つと女性が「大変お待たせしmした。」と穴子丼を運んできて「長崎の対馬の穴子です」と説明してくれました。穴子は柔らかくて美味しかったですが、たれが少し私にとっては薄く感じました。やはり山椒は全くピリピリしていなかったので、山葵を穴子につけて食べました。かれがなかなかいけました。その後の客が来てもお断りしていました。帰るときもサービスの女性が「お待たせしてしまって申し訳ありません。」と言ってくれた。きっと私が自販機の前で待っていたのを覚えていたからだと思います。この言葉入店した時、注文を取る時、穴子丼を出す時 計4回聞きました。恐縮してしまいます。
Commented by mw17mw at 2018-10-11 09:02
> なご壱さん
お返事遅くなってごめんなさい。とても丁寧なレポート有難うございます。
丁寧にレポートしてくださったので、私も丁寧に返事しなくてはと思っていたら、時間が過ぎてしまいました。
あの奥さんらしき女性は飲食業の人ではないのですよね、きっと。
下ごしらえも現在では手伝っていないみたいだし、今後の成長を期待したいですね。
その点も含めて、お二人とも頑張っているけれど、まだ、細かい点まで手が回っていないのでしょうね。
是非とも、一二年中に名店に成長してほしいお店です。

by mw17mw | 2018-10-04 21:29 | 合羽橋の食と飲食店 | Comments(4)