高輪館の横の路地を入ると、館の裏になり、そこから、下がる坂がある、下の画像は、その坂を下って、振り返って写したもの。その下り坂は、「洞坂(ほらざか)」という名前とのこと。昔からのお屋敷が立つ高級住宅地だろうけれど、今となっては、自動車・救急車・消防車が入れない道の狭さに驚く。でも、だからこそ、静かで住み良いのだろうとわかる。

その坂を下がると再び曲がり角があるのだが、
このブログの画像にあるような複数のお地蔵さんが並んでいた。
昔、何かがあったのかな?
もっと歩いて行くと、進行方向右側に、大きな両開きの門が現れ、その向こうに三重塔が見えてびっくり。
全然、意識していなかったのだが、
このGoogle Mapによると、高輪館の後ろの方の道に囲まれた場所に、「東禅寺」というお寺の大きな敷地があったのだ。
道々歩いて行くと、正門に出て、そこには、「最初のイギリス公使館跡」という碑が立っていた。
「東禅寺」と聞いて、「あ、知っている、聞いたことのあるお寺だ」と思ったが、それは、もしかして、東浅草の同名のお寺の名前だったかも知れない。
でも、最初のイギリス公使館になったお寺が品川にあって、襲撃事件があったということは聞いたことがあった。

中に入ると、鬱蒼と生い茂る緑の間の掃除の行き届いた道がある、観光の目玉とか何かのご利益があるようなお寺ではないことは確かで、歩く人も少なく、散歩にはとても良い感じ。
本当に垢抜けたお寺という印象があった。

その道が終わると、本堂と三重塔が見えてきて、両方とも、堂々とした作りが素敵。
そして、さい銭箱なぞ一切置いてなかった。

他の角度から三重塔と本堂を見たところ。

お寺の説明書きに、イギリスの公使館であったことが最初に書かれ、その次に、このお寺が、仙台藩主伊達家、岡山藩主池田家の菩提寺であることがかかれていた。ふむ、だから、垢抜けているのかとわかった気がした。

Wikiの東禅寺を読むと、その二つだけではなく、十三もの大名家の菩提寺であることがわかる。そりゃ、トップクラスで垢抜けるはずだわいと思う。それだからか、関係者以外の見学は受け付けていないと書いてあるのかな。ただ、門が開いているので、本堂の前くらいまでは入ることは許されているけれど、先程のGoogle Mapによると、本堂の後ろには大きな池がある庭園がありそう、でも、足を踏み入れるのは無理そう。
このお寺、東京のお寺の中で、トップクラスで垢抜けて素敵なお寺と思った、高輪の路地裏にこんなきれいで大きなお寺が隠れているとは思わなかった。その美しさの種類は京都のお寺と異なるが、美しさのレベルは京都級と思った。もしかして、今回、色々案内していただいた中で、このお寺の潔い美しさが一番心に響いたかも知れない。(どこかに、このお寺の感想として、「鎌倉にあるお寺のよう」というものがあったが、私は全然鎌倉に詳しくないのだが、きっと、武家好みのお寺ということでは、京都ではなく、鎌倉のお寺に似ているのかも知れないと思う)
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