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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

浅草駅(TX)界隈-「ルディック」で四回目ランチ

まゆみさんとランチに行こうと相談した時、新しくできた「ルネッタ」に行こうということになった。
何でも、西麻布のダルマットという有名なお店のシェフが独立したお店らしく、何やかやと評判が良いように聞いていた。
ただし、ランチは、土日祭日だけなのだって。
ということで、お約束の土曜日、11時半開店なので、私が11時くらいに行って並んでるねと安請け合いをして出かけた。
場所は、国際通りを雷門通りに曲がる一本手前の路地を入った通りの左側にあるのだ。
この路地は、電信柱の表示によると、「杵屋通り」という名前らしい、冴えない路地でありながら、「あかし」という結構有名らしい天ぷら屋さんとか、「ラマニビーンズ」と数年前にできた豆とパスタのお店が集中している。

それらのお店の画像を撮ったり、機嫌良く遊んでいたのに、11時20分頃だったろうか、ルネッタから男の人が出てきて、「ランチをお待ちになっているのですよね?すみません、エアコンが壊れて、これから修理の人が来るので、今日はランチできないのです。明日なら、ランチやりますけれど...」とのこと、お~、何と運が悪い、と嘆いても仕方がない、だったらと頭を回転させ、雷門の裏通りにある「カリッシマ」なら、美味しいかなと、まゆみさんに、電話して、事情を説明し、落ち合う場所をカリッシマの前にした。

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11時半ころ、カリッシマの前に着いたけれど、お店は、CLOSED。
よく見たら、ランチは12時からなのだって、お店の中を見ると、女性が一人で薄暗い中、準備をしていた。
「あの~、ランチはまだ席がありますか?」とドアをちょっとだけ開けて聞くと、「大丈夫だけれど、予約した方がいいと思う」と言われた。
とその時、まゆみさん到着。
あと30分時間をつぶさなくてはいけない場合、雷門近辺、時間をつぶすところがないということで意見が一致した。(あ、でも、今考えれば、観光協会の高いところに案内しても良かったと思う。多分、まゆみさんはそこに行っていないだろうから)
じゃ、二人とも自転車だし、観音裏のルディックにしようかということになり、調べたら、ここも12時からランチ。
では、まるごとニッポンで時間をつぶしてからルディックに行きましょうと、ルディックに予約の電話を入れたら、どうも、滑り込みセーフで予約がとれたみたい。(下の画像はカリッシマ)そうだ、まゆみさんは数度カリッシマに来たことがあり、ルディックは行きたいと思いながら、未訪問だったのだって。)


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簡単に書くと、前菜は、「鹿と豚肉のパテドカンパーニュ」「あゆのコンフィ」「アジの炙りを乗せたトマトのガスパッチョ」「生うにとトウモロコシのムース(+900円)からチョイス、メインは、「山形豚肩ロースのロースト マスタードソース」「ホロホロ鶏のピラフ詰ロースト 実山椒ソース」「鴨もも肉のコンフィ タスマニアマスタード添え」「本日の築地の魚料理はほうぼう」以上から選ぶ。


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こちらがまゆみさんチョイス「鹿と豚肉のパテカン」「ほうぼうのロースト」「今日の焼き菓子であるチーズケーキにキャラメルアイスクリーム添え」

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私チョイスは、「炙ったアジが入ったトマトのガスパッチョ」メインは、「山形豚の肩ロースロースト マスタードソース添え」デザートは、「ヌガーグラッセ マンゴーソース」

私の場合、やはり、糖質制限が気になるので、減点法で、トウモロコシは嫌だ、ピラフが詰め込まれているものも避けたいとなってえらんだもの。ヌガーグラッセは、先日、池袋に台湾ヌガーを探しに行った時から、ヌガーを食べたかったし、チーズケーキにはたっぷりのお砂糖を使っているだろうから、ヌガーとそんなに変わらないと思い込むことにしたのだ。(笑)
皆、美味しかった、トマトのガスパッチョに入っているアジは、全然アジ臭くなくてトマトになじんでいた。
(ちょっと惹かれてやめたのは「あゆのコンフィ」、それを諦め、トマトのガスパッチョを選んだのは、やはり、野菜が多い方が良いだろうと思ったから)

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でもね、ルネッタでパスタランチを食べるつもりだったことを思えば、ルディックのバゲット少々とか、メインの付け合わせに出されるマッシュポテトなぞ、デザートのヌガーもパスタを食べることに比較したら、大したことがないと思えることは幸せであった。(でも、今朝体重が200g増えていたけれど)

新しいお店の中では、このお店は、このお店で、とても良いと評価している。
モンペリエとは違う世代の若いシェフが色々現代的に色々な素材を美しく調理してくれるし、結構コスパが良い。

まだ、まゆみさんが本格的に引っ越すまで時間があるとのことで、ルネッタ再チャレンジ(ランチ)と、夜のモンペリエに一度ご一緒しましょうと約束をして、帰ってきた。

そうそう、書き忘れたけれど、ルディックのカウンター席とカウンターの中の調理場って、ほぼ遮るものがなくて、どんな食材をどうしているか、殆ど見ることができるのだ。(加熱するところは、ガラスで覆われているが)
だから、食べながら、おしゃべりしながら、カウンターの中3人さんのテキパキした手元が良く見えるわけで、前菜とデザートは、ほぼ、既に作ってあるものを組み立てて出すだけなのだから、フレンチだから、見栄えを考えて、美しく仕上げる様子が見えた。
作業は細かくて、助手さんは、実山椒ソースを丸めるために、両手にスプーンをもって、実山椒を何度も丸めて恰好良い形にしたり、シェフはお客さんと話しながら、茹でた枝豆の薄皮をずっと剥いていた。
また、何度か、デザートの盛り合わせが作っているのが見えたが、あれは、3500円のコースを頼むと、デザートが一種類ではなく盛り合わせになるのだとわかった。

by mw17mw | 2018-07-01 21:32 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)