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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

六義園のお花見は楽し 2/2 江戸太神楽とライトアップ

このしだれ桜は、園内の奥の方に植わっているもう一本の第二のしだれ桜と言われるもの。
正門近くの有名なしだれ桜と同じ時期に同じように植えられたが、その環境により、正門近くの桜は、横に広がって行き、こちらの第二のしだれ桜は上に伸びて、ずいぶん、見た感じが違ってしまったそうな。


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それと、六義園、思ったより桜が少ないと思ったのだが、ガイドの方によると、戦前は、山桜の木が沢山あったのだけれど、大空襲で殆ど全て燃えてしまったそうだ。

これらのお庭の名所を巡った後、見物中、色々なところに立ててあった「江戸太神楽」(えどだいかぐら)の看板が気になり、ちょうど、ガイドさんの説明が終わったのが、2時50分頃だったので、慌てて、江戸太神楽の会場に行ってみたら、すごい人垣であったが、少しすると、前の人がいなくなったので、結構前で見ることができた。

神楽って、戦後失われた芸能の一つだと思うのだ。
昨年秋に、NHKのBSで、「舞え!KAGURA姫」という広島発地域ドラマというドラマを見たのだ。
(それはどうも、本当は一昨年2016年制作のドラマだったのだが、主人公を演じる葵わかなという若い女優さんが、朝ドラの主人公になるということで、2017年にも、再放送されたときだったみたい)
この時、広島Iさんに連絡すれば良かったのに、当然広島のためのドラマだから知っているだろうと思って、連絡しなかったら、このドラマのことを知らなかったのだって。(また、再々放送をしてくれることを望むばかり)

で、その時に、広島の北の方や島根では、テレビのドラマのように「神楽」が盛んで、高校の部活にも取り入れられ、年に一回、神楽甲子園が開催されるとのこと。
テレビのドラマで演じられる神楽も、蛇とかお姫様が出て来て、物語に沿って、舞っていて、お面に重い衣装を身につけながらも躍動感があって面白そうと思った。
広島より北、日本海側だったら、出雲阿国の出身地にも近く、かぶき踊りが発達する土壌として、神楽があったのかなと、思った。(いい加減な想像ですが)

もう一つ、そうだ、私の好きな美空ひばりの「お祭りマンボ」の3番の歌詞に、

「そのまた隣のおばさんは、浅草生まれでちょっぴり美人で

お祭りさわぎが大好きで、粋な素足にしぼりの浴衣

雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、朝から晩までおかぐら見物

ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク

おかめと鬼が ハンニャとヒョットコが

ピーヒャラピーヒャラ テンツクテンツク

ソーレソレソレお祭りだ」

とあり、この歌は、昭和27年の発売とのことで、きっと、戦前の東京のお祭り風景を描写していると思う。
あ、東京にも、おかめと鬼の面や、般若やひょっとこのお面をかぶって、踊りを踊る神楽があるのだと想像していた、そして、見ることができたら、見てみたいとずっと思っていた。

だから、今回、六義園で、江戸太神楽の文字を見た時に、何だか、ミュージカル風の神楽が見れるかもと期待してしまった。
そうしたら、全然違っていて、一人で行う曲芸だったので、それはそれなりに面白かったけれど、予想が外れ、ちょっと残念。(笑)
今まで知らなかったけれど、わかりやすく言うならば、太神楽って、以前お正月になるとテレビで放送された海老一染太郎・染之助の紙の傘の上で、毬や枡を回す芸であった。
桜色の衣装を着たお姉さんが、色々な芸を見せてくれて、それはそれなりに楽しかったし、見る価値はあると思ったが、家に帰って調べたら、wikiによると、舞台で演じられる神楽と、伊勢神宮や熱田神宮の神職が、各地の村々を回って、村々の辻で悪魔祓いとして行った神事に分かれたようだ。その一人二人で村の辻で行われる神楽を太神楽と呼ぶそう。(他、獅子舞も太神楽の一種とのこと)

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家に戻ってから、もらってきたライトアップのパンフレットを見たら、4月5日までライトアップがあり、午後8時半まで入場可能とのこと。
紅葉の時、夕方日暮れ前に行ったら、ライトアップしていない紅葉も素敵だったし、真っ暗の中にライトアップされた紅葉も違う美しさがあったことを思い出した。
ということは、年間パスポートもあることだし、ライトアップも見に行こうかな。(古河庭園の昼間も)

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その他、ガイドさんの話によると、春のしだれ桜、秋の紅葉の他、4月下旬から5月にかけての、つつじの季節も真っ赤な花で埋め尽くされて、とても美しいとのこと。


by mw17mw | 2018-03-28 11:20 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)