<パスタ1皿>
うにのトマトソース(雲丹が苦手な人には、ニュージーランドの天使の海老となった)
また、「トマト、オリーブオイル、クリームのどのパスタが良いですか?」と聞いてくださって、協議の結果、トマトソースに決定!
パスタもトマトソースも、上に乗っている雲丹も美味しかった。(パスタもトマトソースも、リングイネの茹で方もプロならではのものであった。)
リングイネは多分昔食べたことがあると思うのだが、久々だったのかな、平面みたいな噛み応えのある麺で、私好みであった。
通常、パスタはコースに2皿とのことだが、年齢が高いグループなので、1皿にしてもらい、代わりに他の料理のグレードを上げてもらうようにしたが、実際に食べてみたら、パスタは1皿の量が少なめなので、2皿でもいいかなとも思うし、他のグレードを上げてもらうのも楽しいし、選ぶのが難しい。
<お肉料理>
黒毛和牛ランプ肉のビステッカ(左がレア、右がウェルダン)
(今、ビステッカを検索したら、イタリア語でステーキのことらしい。ビステッカって、日本語のビフテキと似ていると思った、両国民とも、「ビーフステーキ」なぞと長い名前を言うのがまどろっこしいと思うせっかちさが似ている国民なのだ、きっと。(笑)ビーフステーキの略で、日本ではスを略し、イタリアではフを略したということ?)←と、書いたが、品川Iさんから指摘があり、日本語のビフテキの語源は、ビーフステーキではなく、フランス語の「ビフテック」(ステーキを意味する)から来ているそう。イタリア語のビステッカも必ずしもビーフステーキから来ている説が有力とのこと<一部、ビフテックから来ている説もあり、だそうだ。)
これも、焼き具合を聞いていただき、レアが苦手な人もいたので、2/3がレア、1/3をウェルダンで焼いてもらって、全員食べられて良かった。
右側のウェルダンは、これ以上赤いところがないように焼くと、パサパサで固くなってしまって、うまみがなくなってしまうとのこと、ギリギリ赤い色がちょっと残る感じとのこと。
私は勿論レアを食べ、ウェルダンは食べていないので、よくわからない。
赤身のお肉は物によっては美味しいと思わないのだけれど、こちらのビステッカはとても美味しかったし、量的にも満足。
<デザート>自家製ドルチェ
左から、「レアチーズケーキ ブルーベリーソース添え」「苺」「紅茶のパンナコッタ」シチリア名物「カッサータ」
(カッサータは、リコッタチーズ&生クリームベースにくるみ、チョコ、ラムに浸けたレーズンを混ぜたものをアイスクリームのように冷たく固めたもの)
カッサータがアイスクリームの役割を果たし、ケーキ類2種、アイス1種に苺という豪華なデザートが出て来て、一同大満足。(誰も何も残さなかったと思う)
最後、厨房から、若きオーナーシェフさんも出てきてくれ、見送ってくださった、マダムとも、素敵なご夫妻であった。
ご主人は料理が大好きで、料理に真剣に向き合っている感じで、奥様は、客に対する気配りも上質だし、料理の説明も上手で、とても良いコンビの良いお店だと思った。
シェフさんは、元々新仲見世にあった「キクヤ」というイタリアンのお店の生まれとのことで、お店の名前は、キクヤを継いだとのこと。(奥様も墨田区生まれの下町っ子)
シェフさんは、色々なお店やイタリアで修業した後、このお店を開く前は、昨年夏に惜しまれながら閉店した浅草ひさご通り裏の「フクヒロ」というイタリアンのシェフをされていたとのこと。(素敵なマダムも、フクヒロで働いてらしたとのこと。)
「浅草っぽい」とか「浅草らしい」という言葉は、良い面、悪い面両方に使えるが、このお店の気遣い・丁寧さは、昔ながらの良き浅草らしいサービスの伝統を受け継いでいると思えた。
ランチは、
食べログのこのページに詳しく、最低千円のパスタランチセットか、牛すじのカレーセットが用意されているが、千円で、パスタやカレーの他、前菜・フォカッチャ・サラダ・ドリンク付きなので、とても、リーズナブル。
(牛すじは夜のメニューに使う黒毛和牛を切り出した時に出る筋で、とても上質、それを丁寧に柔らかくなるまで煮るらしい)
その他に、前菜+ワインのセットをつけたり、ドルチェをつけると豪華になる。(ということに今気づいた)
私の場合、現在、糖質制限ダイエット中で、こういうパスタやカレーのランチのお店に行くのは、無理と思ったが、今、良く良くメニューを見たら、お昼に、前菜のトリッパとモツの白ワイン煮込みとかだけ、食べに行けばいいかもと思い出した。
また、良く考えて、利用したいと思う。