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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

清澄白河フラフラ2018 2/7-資料館通りとおでんの種屋さん

前回、七福神巡りの時に、あちこち歩いたら、何というか、普通の東京の古い土地だったら、昔、皆が買いに来ていた商店街の名残を見ることが多いのだが、清澄白河界隈に関して言えば、そういう名残が殆ど感じられなくて、「スーパーなぞができる前は、どこで買い物をしていたのか」とても不思議な気分になった。

ということで、清澄白河の昔の商店街事情を、品川Iさん経由で、品川I夫人に聞いてみたら、やはり、昔は商店街がちゃんとあったけれど、一時絶滅状態だったとのこと、そして、主に買いに行くのは、清澄通り沿いでも、小名木川より北側の森下に近いところの商店だった記憶があるとのこと。
あ、言われてみれば、森下近くの清澄通りには、カトレアというカレーパン発祥のパン屋さんとか、栄太楼という和菓子屋さんとか、お肉屋さんなぞ結構お店があることを思い出した。
そうだ、清澄白河駅寄り南側の清澄通りでも、道の西側は清澄庭園だから、だめだけれど、向かいの東側には、古くからのお米屋さんなぞが残っている。
清澄通り沿いは、商店街は形成しなかったけれど、商店は沢山あったのかも。(もしかして、商店街とか、組合があったかもしれないが)

しかし、今回は、Kuramae-Aさんから習ったおでんの種屋さん「美好」と、品川Iさんのお勧めの焼き鳥屋さんが資料館通りにあるので、主に深川資料館通り界隈をうろちょろしてみた。

それに私は資料館通りを今まで誤解していたみたい。
深川資料館通りは、清澄通り(清澄白河駅)から三つ目通り(現代美術館がある通り)までの東西に伸びた通りで、清澄通り方面から入ると、深川江戸資料館の他、道沿いに大きなお寺が北に1つ、南に2つ並び、その他の商店は、観光客狙いのお土産や深川めしのお店が多いのだ。
そこだけ見たら、この通りは、地元民には関係がなくなった観光客向けの商店街と思ってしまう。

が、今回、それより、西に進んで色々見たら、大きなお寺が終わってしまえば、そこからは、まだまだ色々な商店が頑張っている地元民のための商店街であった。

品川Iさんから習ったのだが、深川資料館というのは、以前の江東区役所跡に作れられたものであり、昔は、「資料館通り」ではなく「区役所通り」と呼ばれていたとか。
今や、江東区役所は、東西線東陽町の大きなビルとなっているが、本当、深川資料館自体は、清澄白河界隈では大きな敷地ながら、狭い道通りに面しているし、やはり、現在の湾岸地域の開発に伴う面積・人口とも増えている江東区の区役所としては、手狭になってしまった感が良くわかる。

さて、商店街の話だが、七福神巡りの時、資料館通りより南側で、資料館通りの方を振り向いたら、昔の商店街の入口と思われるアーケードの骨組みが見えたのだ、「あ、昔の残骸だ」と思ったのだけれど、 今回もその昔の商店街の入口を示すネオンだったと思われる骨組みを発見できた。
資料館通りから北の路地に入るところで、「仲通り会」と書いてあった。
資料館通りだけでなく、その脇道にも商店が沢山あって、賑やかな商店街で栄えていたのだなとわかった。(補足:と書いたが、品川Iさんから、このネオンは現役で、現在でも夜になると光っているというコメントが入ったので、訂正、でも、その先に殆ど商店はないらしい)


清澄白河フラフラ2018 2/7-資料館通りとおでんの種屋さん_d0063149_11350408.jpg

日曜日は休み、下の画像では空いているように見えるがそんなことはなく、私は1時くらいに着いたのかな、前に5人くらい並んでいた。
お店の中は、一番奥が作業場で、お兄さんが種を作っていた。
売り場には、おじいさんと女の人が二人で、お客さんの注文を聞いては、その前に広がる冷蔵ケースから、品物を取っていたが、お客が次々なので、電話が鳴っても、誰も取れない、電話は鳴りっぱなしであった。
他のお客さんとの会話を聞いていたら、何でもすぐに売り切れてしまうみたいだった。
冷蔵ケースの種の種類は豊富、このお店のHPの中の商品一覧を見ていただければわかるように、古典的なおでんの種以外に、ウィンナー巻き、シュウマイ巻き、餃子巻きなぞ現代的なおでんの種にも対応しているお店のよう。
その他、たこや牛すじ、東京風魚のすじ、つみれ、がんもどき、おでんに関するものは何でも揃っているお店。

買い終わった後も、何度かお店の前を通り過ぎたが、いつも短い行列ができていた。


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また、入って右側に、煮たおでんのテイクアウトコーナーがあって、こちらを買っていくお客さんも多いよう。
土曜日のせいかも知れないが、このお店って11時開店で、私が行ったのは1時くらいだったのだけれど、ほぼ、煮てあるおでんは売り切れ状態であった。(笑)


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このお店の練り物は、何だか、今まで買っていたおでんの種より、白っぽいのが気になった。
そうして、私にとって、さつま揚げと言う商品は、「何も入っていない平たい形のすり身を茶色っぽく揚げたもの」だったのだが、それがないので、お店の人に「どれがさつま揚げですか?」と聞いたら、「具が入っているものも入っていないものも、全てさつま揚げと呼んでいます」とのこと。
ま、私としては、大根とさつま揚げをおでん風に煮ようと思ったので、何も入っていない白っぽい小判揚げを5枚買ってきた。

で、食べてみたのだけれど、甘くないし、純粋なすり身で作っていると思われる味なのだけれど、何かが食べ慣れているさつま揚げと違っているのだ。
それがどういうものか、はっきり表現できないのだが、噛んだ時の弾力も、味も何かが違う。(すり身の原料の魚が違うのかも)
初めてお越しのお客様へというページに「 創業は大正7年で京都(壬生後に錦)にて蒲鉾を作っておりましたがその後東京に移り先代の時の昭和23年に(有)美好商店として会社法人となりました。」と書いてあるから、京都風なのかなと思うが、良くわからない。

でも、このお店の名誉のために言っておくけれど、決して不味くないし、昔気質の味という味ではある、でも、どこかが私の求めているものと違うのだ。
しかし、お店には、常に行列だったし、好みの問題だと思う。(大根と小判揚げの煮物を食べた我が弟も私と同じ評価「何かが違う」と。)
好みが合えば、めっけもののお店。


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続く

Commented by 品川I at 2018-01-25 15:27 x
仲通り会のネオンですが残骸に見えますがところがどっこい現役でありまして夜になると怪しくネオンが輝きます
店がほとんどないのにね
Commented by mw17mw at 2018-01-25 18:19
> 品川Iさん
ご指摘有難うございます、本文に「追記」を入れました。
まだ、続くので、また何かありましたら、何なりとご指摘ください。
by mw17mw | 2018-01-25 12:39 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(2)