先週初めくらいに、浅草橋の野菜スタンドに行くと、無花果が出ていた。
幼い時、家にいちじくの木があり、好奇心でそこの実が熟れた時食べたことはあるけれど、それくらいで、パフェに入っていれば食べるけれど、好んで食べることはなかった。
でも、今年は買って食べることにした。
ワインと合わせるには、生ハムとか、チーズと合わせるのが良いのかな?
でも、家には、チーズしかなかったので、それを合わせるというか、乗せたりできないので、一緒に口に入れてみた。
ま、合わないことはないけれど、ベストマッチという感じでもなかった。
チーズの味が強くて、無花果の味が大人しいからかな?(生ハムの方が合うかも。でも、無花果って、メロン程、味がはっきりしていないから、メロンには劣るかも)
でも、このくらいの無花果の熟れ具合って、見た目がきれいで、何となく秋っぽい。
いちじくを前菜としてワインに合わせて食べるとしたら、何が合うのだろう?と言いながら、残ったいちじくは、2つに切って、スプーンですくって食べてしまった。
今週は、栗が出ていた、野菜スタンドの社長のお家にはきっと栗の木もあるのだろう。
今年は、栗ご飯でも作ってみようと買ってみた、300円だったかな?
家に帰って重さを量ると300g。
栗って、剥き出すと途中でやめられないし、次の日、社長に聞いたら、栗はすぐに使わなくても大丈夫とのことだったので、昨日の土曜日に作業をした。
参考にしたのは、ベターホームのお米料理という本の中の「栗ごはん」
栗の鬼皮と渋皮を剥くのが大変だった、我が家には、古い栗剥きばさみがあるけれど、これがなかったら、大変かも。
本には、「2,3時間水に浸ける」か「熱湯に10~25分浸ける」と書いてあって、最初、お水に十分浸けてから剥いたのだが、剥くのが余りに大変だったので、途中から、栗を熱湯に浸けながら剥くことにしたら、少しは楽になった。(最初からお湯に浸けてやれば良かった)
栗の鬼皮は栗剥き用のはさみの方が剥きやすく、渋皮は包丁で剥いた方薄く剥けてロスが少ないような気がしたが、これも実は良くないのかも知れない。
剥き終わると、お水に浸けておいた。(本には20~30分浸けておくと書いてある)
浅草橋の野菜スタンドの栗は、小振りではあったが、新鮮できれいな栗であった。(虫食いで食べられなかったのは1つだけだし、優秀)
分量(4人前)1カップはお米用の180ccのものを使用。
米 2.5カップ(450cc)
もち米 0.5カップ(90cc)
水 500cc
酒 大さじ2
塩 小さじ2/3
栗(皮つき) 400cc
(もち米はなければ、不要かも。私の母の栗ごはんには、もち米が入ってなかったし)
栗が300ccしかなかったので、上のレシピの3/4量で炊いた。
お米ともち米を洗って30分分量のお水に浸水させてから、お酒・塩・剥いた栗を入れて炊く。
初め、ガス火に土鍋で炊くことを考えたが、これだと、加熱する時間が20分くらい、電気炊飯器だと加熱はどのくらいの長さかわからないが、蒸す時間も含めて1時間かかるので、栗に火を通すとしたら、電気炊飯器の方が良さそうと電気炊飯器で炊くことにした。
(栗を切ってとか書いてなかったので、そのままの大きさで電気炊飯器に突っ込んだが、半分に切っても良さそう。<炊き上がりに、しゃもじで混ぜたら、だいぶ割れたが)
で、できたら、お櫃に移しておいたのだが、素晴らしく美味しく出来上がって、私の母が作っていた栗ご飯と同じ味であった。
薄っすら塩味のご飯と、ほのかに甘い栗がとても合う。
母は秋になると、松茸と栗には目がなくて、栗ご飯を作り、松茸は、焼いて割いてほうれん草のお浸しに乗せたかな、そういうものを必ず出してくれた。
ま、松茸は私に見る目がないし、高いし、そこまで固執しないので、手を出さないが、母風の栗ご飯を久々食べられて良かった。
但し、栗ってアクがすごいのね。
炊き上がって、2,3時間は栗はきれいな色であったが、それ以上長く保存したら、栗の表面が段々薄い灰色っぽくなってしまった。
ふ~ん、なるほど、だから、栗の甘露煮なぞは、くちなしの実で黄色く染めたりするわけかと納得。
ただ、市販の栗おこわの栗なんて、どうしているのだろう、今度、良く見てみよう。
ま、アクが出てきても味には影響がないみたいけれど、できたら、早く食べるのがお勧めなのかな?(というか、この灰色ぽくなるのを防ぐやり方があったら、教えてください)
さ~て、そろそろ、落花生の季節かな?楽しみ。