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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

余ったごぼうの使い道

余ったごぼうの使い道_d0063149_23114178.jpgそれにしても毎日本当に寒い。
今日から三連休で、私はミニ冬眠というか、部屋に引きこもり中。
(きっと、皆様も同じ状態ではと思う)
年末に買ったほかほかカーペットの上から離れられないでいる。

それと、今日は本当は、七草がゆを食べる日なのだが、どうも、私の身体の中の自然は、そんなさっぱりしたものより、こってりしたものを欲しているように感じた。
だから、さっぱりしたおかゆは次週に回して、今日は、元旦に作って好評だったスペアリブを再度焼こう、そうすれば、ブログにも載せられるしと思って、浅草の松屋の地下に入っている日山という老舗のお肉屋さんの支店に買いに行ったら、スペアリブがないのだ。
(うちの近所ではスペアリブはここのお店のものがピカ一だと思う)
ちんやは元々扱っていないとのこと、ROXの地下のスーパーに行ったらあったけれど、メキシコ製。
やはり、国産がいいと思い、他を当たることにした。
ROXの前に諏訪さんというお肉屋があったと思いきや、何故か影も形もなくなっていた。
自転車を上野方面に走らせたが、松坂屋にも吉池にもなかった。
年初というのは、スペアリブが出ない時期なのだろうか?

と、前段が長くなったが、牛蒡が余ったときの活用方法で、最近気に入っているのが、「五目寿司のもと」を作ること。

昔は、京樽という京寿司のテイクアウトのお店に「五目寿司の素」というのがあって、これを買えば、簡単に美味しい五目寿司が作れた。
京樽は、まだあることはあるけれど、この五目寿司の素はなくなったみたいだ。
(この五目寿司の素は、美食家の石井好子さんの本にも出ていた。)
他、色々なメーカーが長期で保存できるような五目寿司の素を出しているが、1,2度試してみたけれど、美味しくないと思う。

これは、ごぼうから五目寿司を発想したのではなく、たまたま手に入れた刻み穴子を冷凍してあったので、それと合わせて、寿司飯に混ぜたら、簡単混ぜ寿司ができるのではと思いついたのだ。(刻み穴子は、この五目寿司で全て使い終わってしまったが、他にも今の季節だったら、茶碗蒸しに忍ばせても絶対美味しいと思うし、また、どこかで手に入れようと思う)

ごぼうだけでは淋しいので、同量くらいの人参も一緒にうま煮にして、両方とも粗いみじん切りにする。
実際は冷凍しない方が美味しいけれど、ちょっと落ちるけれど、平たく冷凍しておけば、おかずがないときなど、大変役に立つ。

作り方は、適当なのだけれど、本にごぼうのうま煮の分量として、「砂糖と味醂小さじ2+醤油大さじ1と1/3、だしが1~1+1/2カップ」と出ていたので、その程度の割合で、牛蒡の量に見合う煮汁を用意する。
牛蒡の皮を向いて、太いところなら四つ割、細いところなら2つ割、いやもうちょっと細いかな?とにかく適当な細さにして、水にさらした後、水につける。
酢を垂らしたお湯の中で、8分どおり火を通す。
そして、調味液を沸騰させて、その中に、火を通したごぼうと、ごぼうと同じくらいの太さに切ったニンジンを入れて、少し煮てから、保温鍋に入れておく。(浸る程度の煮汁の量)

気がついたときに、保温鍋から出して、柔らかさを見て、足りないようだったら、再度火にかけてから保温状態にして、柔らかくする。

分量が少ないので、保温鍋に入れておいても、直冷めてしまうので、その間に味がしみこむ。
(が、冷めていないのなら、柔かくなってから、冷ますまで、調味液につけておく)

それを取り出して、粗くみじんにする。

私の場合、梅とお砂糖と米酢を寝かせておいた梅酢があるので、熱々のご飯にこの梅酢と塩を混ぜて寿司飯にする。
その中に、このごぼうとニンジンの粗みじんと刻み穴子も少し切って入れてかき混ぜると出来上がり。
その上に錦糸卵を乗せたり、お刺身(まぐろとかイカ、この前はお正月で残ったイクラ、こはだの粟付けなどあり合わせ)を乗せる。

そりゃあ、この他、椎茸や蓮根が入っていれば文句ないのだが、そこまで揃えるのは大変。
手っ取り早くとにかく作るときには、ごぼうとニンジンがあれば十分。

そういえば、ちょっと言うのが遅いけれど、お正月のお煮しめが残っていたら、牛蒡、ニンジン、椎茸、蓮根は、粗みじんに切って、冷凍しておくと良いと思う。
by mw17mw | 2006-01-07 23:14 | 料理レシピ | Comments(0)