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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

神田駅界隈−サラリーマンのランチ天国?

今日は8月の最後の日、一日しかないので、2日にわたる「代官山蔦屋」の話は9月になってからとして、今日は違う話題を。

先日、話題にした日本ビルの建て替えだけれど、本日、「東京駅前に高さ日本一390メートルの高層ビル 三菱地所が建設へ 平成39年完成予定」というニュースが発表され、日本ビルは、隣の元新日鉄ビルとともに、超高層ビルになるみたい。

何だかな、こういう超高層ビルとか、再開発が進むと、街がつまらなくなって困る。

私は今、月に3回か4回、千代田区の施設に卓球を習いに行っているのだが、その場所が、ちょっと行けば、大手町と日本橋と神田駅がすぐ近くというところなのだが、大手町は一番最初に、オフィスビル化が進んで、私が若い頃、既に、個人の店がなくなっていた。
日本橋界隈及び東京駅の周囲は、私が若い頃に比べたら、現在、相当立派なオフィスビルが整備されつつあるが、三越の前の日本橋室町とか、八重洲仲通りあたりに個人の店が立ち並ぶ地域は若干残っている。

しっかし、本日、卓球の練習の後に、お昼時の神田駅界隈をちょっと走っただけで、個人の食べ物屋さんが、わんさかあって、「まだ、ここいらへんは、大手の不動産会社が手を出していないか、出せない地域で、昔ながらのお店が多くて、楽しかった。
本当、神田駅界隈は、私が知っている昭和50年代の八重洲界隈を彷彿とさせるような、昭和の繁華街、サラリーマンの街のまま、生き延びているのだ。(観光地でないところがまた良いのだ。)

新橋がサラリーマン向けのお店のメッカと言われるけれど、神田駅界隈も新橋と同じくらいすごいのではと思った。

今日は、何となく、室町4丁目の路地裏なぞを自転車で走ってみたら、色々な個性的なお店が見つかって、家に帰って食べログでそれらのお店のことを調べたら、とても良い店ばかりだった。
順番に、お昼を食べたいので、もうしばらく、卓球を習うことにしたい。(笑)

<日本料理 岩戸 神田店>
サラリーマンが数人、席を空くのを待ってたむろしていたので、目についたお店。
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メニューを見ると、冷や汁があるし、食べログを調べたら、「岩戸の冷汁は、店主が母親から伝え聞いた家庭の味を再現、郷土の暖かい味がします。」と書いてあるではないか、早速食べなくては。

<ブッチャーブラザーズ>
ここも行列ができているので目立つが、食べログの評を読むと、コスパが良い店みたい。
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この他、中央通りを渡ったところに、「いきなりステーキ」があるから、食べ比べると面白いかもしれないけれど、男の人ばかりの行列に並ぶのが、私ですら「ちょっと...」である。

他、「尾張家」というおでん定食で有名な老舗を発見した他、豆福というお店の看板が、中央通りに出ていて、その看板に惹かれて、自転車を留めることも阻まれる、狭い路地を入ったら、そこには面白いお店を3つも発見できて、良かった。(そのうちの一つ、豆福については、また後日)

<神田肉うどん>
路地を進んでいくと、左側に「肉うどん」と大きく書かれた看板が目立つのだが、その看板のお店は、名前がどこにもない。
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並んでいる人はいなかったけれど、お店の中は混んでいた。
家に帰ってから、「神田駅 肉うどん」で検索したら、「心晴(ここは)」という小倉の肉うどんの立ち食い屋さんが出てきたけれど、ここは、神田駅北口の方なので、また、検索しなおすと、新日本橋界隈で、「神田肉うどん」というお店が出てきた。
場所からして、こちらが正解で、「心晴」というお店の「座って食べられるバージョン」のお店とのこと。
わ、小倉の肉うどん、どんなのだろう、食べてみたいと思った。
(良く、考えたら、看板に縦書きされた「肉うどん」は、店名だったのだ。)

<天ぷら しんどう>
ここも正面だけ見ると、ごちゃごちゃしていて、老舗という感じではないのだけれど、創業1971年だって。
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画像をよく見たら、雨の日は、天ぷら定食850円が800円になるという、良心的なお店。
家に帰って食べログを見たら、点数が高いので、ここも行きたいと思った。

<スモークバーベキュー さくら>
また、中央通りを渡った丸石ビルディングを少し新日本橋の方に進んだ路地を覗いてみたら、ベー丼というランチを発見。
神田駅界隈−サラリーマンのランチ天国?_d0063149_09445089.jpg

どうも、「ベー丼」は、ベーコンエッグ丼のよう、きっとベーコンは自家製かしらね?
食べる価値あるかどうか、入ってみたい気がする。

何だかな~、本当のサラリーマンになると、仕事がずっしり背中に張り付いて、仕事の大変さを背負いながら、神田のランチを楽しむのだろうけれど、私のような神田で働いていない者が、毎週ではないけれど、週に一回、お昼時、神田にいて、色々なお店を巡ることができるって、幸せだなと思う。

この雑多な個人のお店がゴミゴミした神田駅界隈は、どうか、再開発なぞという自体にならずに、生きている「東京サラリーマン文化遺産」みたいな形で残してほしい。
(神田って、今回紹介したお店みたいな他、ガード下に、「へ?戦後の闇市の飲み屋はこんな感じ?」と思われるようなお店もまだまだ生きているのだ。)

何だか、「神田」と名の付くところを巡れば巡るだけ、色々な発見があって、楽しい。
by mw17mw | 2015-08-31 22:22 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)