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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

秋葉原駅界隈−「だし茶漬け えん」で冷や汁

連休最後の日のお昼は、秋葉原に行って、冷汁を食べようと思っていたのだが、午前中、テレビ東京の「男子ごはん」という番組で、ちょうど、冷や汁の作り方を放送していたので、それを見て、事前のお勉強。

私は以前メル友さんたちの指導で、冷汁を作ったことがあったが、うまく行かなかった。
そもそも、冷や汁自体を見たことも食べたこともないことが第一の敗因。
そして、多分、汁の部分ではなく、ご飯の部分がよくわからなかったのだ。
熱々のご飯に氷を入れた冷たいお味噌汁をかけて、どんな温度になるのだろう?
また、それなら、冷めた冷や飯に冷たい汁をかけても、同じじゃないかとか、考えてしまった。
そして、冷えたご飯とか、昨日の残りのご飯で、やってみたが、不味かった。
ご飯が冷えると、βでんぷん化して、やはり、不味いのよね、何度までのご飯だったら美味しいのだろうか、考えているうちに面倒くさくなって、試すのをやめていた。

「冷や汁」に関しては、はっきりしたイメージがなかったので、一度は、外食で「これぞ冷や汁みたいなもの」を食べてみたいと思っていたのだ。

テレビで、栗原心平さんが作るのを見る限り、炒ったいりこを細かい粉にして、そこに、出汁と焼いた味噌、練りゴマなぞをよく混ぜて、冷蔵庫で冷やす。
見ている限り、味が濃そう、それから、汁がとても滑らかで、ゴツゴツしたものが入っていない感じであった。

で、最後、その汁に薄切りしたきゅうりと氷を入れ、熱々の麦ご飯に、この汁をかけて、お茶漬けのように食べるみたいだ。

「だし茶漬け えん」というお店は、チェーン店でそこらへんにあり、新丸ビルの地下で見たことがあったが、入ったこともなく、入る気もなかったのだが、「冷や汁」がメニューにあったので、今回入る気になったのだ。
秋葉原駅界隈−「だし茶漬け えん」で冷や汁_d0063149_09435915.jpg


秋葉原UDXビル2Fにある「だし茶漬け えん」の券売機で、700円の冷や汁の券を買って、店内を見回すと、すべてコの字型とかL字型のカウンターで、さっさと食べてさっさと出て行く感じ。(だし茶漬け えんという名前から情緒を少し感じていたが、ま、実質、ラーメン屋さんと似ている、なんでも、お茶漬けのファーストフード化を狙ったお店らしい)

で、出てきたのが、下記画像。
小鉢2品とお漬物付きで、700円、量はごく普通の女子向けで、男子だったら、ちょっと足りず、サイドメニューを取りたくなるくらいだと思う。
秋葉原駅界隈−「だし茶漬け えん」で冷や汁_d0063149_09440072.jpg

ご飯は、温かくはなかったが、βでんぷんにはなっていないと感じられる味、だしはとても良く冷えたものがたっぷり入っていた。
上にきゅうりとなすの薄切り、みょうがと大葉が若干乗っていて、良い感じ。
ただし、ちょこっと乗っている梅干が、普通の冷や汁にはないのでは?と気にならないことはなかったのだが、ま、そのままにしておいたら、これが大きな間違いだった。

ついてきた木のスプーンですくって食べると、だしが、お味噌ベースというより、練りゴマの味がクリーミーで、ややもすれば魚臭くなりがちないりこの臭さを抑え、いりこの良い味を出している感じ。
きゅうりもなすも新鮮で美味しかったのだ。

でも、食べ出して、半分位になったときか、最初から入っていた梅干がすべてだしの中に溶けてしまったのか、梅干のくどい味が全体に回ってしまい、汁の味を梅干が支配し出してしまった。
それがとても残念だった。
ま、一度は梅干入りを食べなくては、梅干が入っている冷や汁がどんな味になるかわからないから、今回はそれで良いかも知れないけれど、梅干は不要だったなと思う。(もしくは、お好みで外してくださいとか声掛けが欲しかった。)

ま、でも、梅干の味がうるさかった後半は最悪だったけれど、前半は美味しかった。

梅干が大好きという人以外、冷汁ってどんな味だろうと思ってこのメニューを取るのなら、最初から、梅干を出してしまうことをお勧め。
by mw17mw | 2015-08-17 16:08 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)