神田駅界隈−「ルー・ド・メール」で、ドライカレー
2015年 04月 07日
場所は、神田駅西口商店街の一本北側の通りに面しているが、結構わかりにくいところ。
目印は、佐竹稲荷神社という神社で、その裏手のビル2F。
(どうも、いつかははっきりわからないが、最近、今の場所に移転してきたみたいだ)
12時過ぎに行ったら、女性二人が待っていたが、三番目の私もすぐ入れた。
隻数もそんなに多くない小さなお店で、窓から入る光が明るいお店で、あまり装飾なぞに凝っていない「明るくて清潔感あふれる小さな食堂」という感じ。(ご夫婦らしいお二人だけのお店のよう)
食べログで点数が高かったし、以前、神田駅の近隣のオムライスの名所ということでテレビで見たことがあったくらいの知識で、行ってみたのだが、店内の壁にかかっている黒板に書いてある情報をまとめると、ここのシェフは、京橋のドンピエールという有名なレストランの総料理長までされた方で、独立してこのお店を構えたらしい。
そして、ドンピエール時代から、チューボーですよの街の巨匠として度々出演しているらしい。(次回の出演は、4月25日と書いてあったかな?)
(私は「京橋のドンピエール」って、行ったことがなく、名前しか知らないのだが、確か、有名だったという記憶がある。)
こちらがメニュー。
(お店は間口の狭いビルの2Fにあり、このメニュー表がこのお店の目印になっていた。)
セットメニューは安いけれど、それ以外はそれなりに高い。
オムライスが名物と聞いていたので、オムレツかオムライスが食べたいと思っていたところ、先客に運ばれてきたお料理が、カレーライスの上にオムレツが乗っていて、それがとても美味しそうに見えたのだ。
お店の人に聞いたら、それは、Bセットの「ドライカレー オムレツ乗せ」だそうだ。
「え、でも、私が見たのは、ドライカレーではなく、カレーソースがごはんにかかっていたと聞いたら、「キーマカレーなのです」とのこと。
そうか、キーマカレーなら、ドライカレーの一種になるのかな~、ま、美味しければ、どうでもいいや。
そして、スープをつけるかどうか聞かれ、スープはオニオンスープとのこと。(ドライカレーだけなら900円、スープ付きなら千円)
100円のオニオンスープって、あまり期待できないと思いながら、最初だから、つけてみたけれど、大正解。
とても丁寧に薄切り玉ねぎを炒めたものから味をとったスープで本当に美味しかった、最近、オニオンスープというと、味の素のインスタントしか飲んでなかったけれど、全然違った。
本物のシェフが丁寧に作った「王道の高級な洋食屋さん」のスープ。
(ただ、ちょっと味は濃いめで、最初はちょうど良かったが、最後の方、味が濃い感じがしてしまった。)
これは、価値があると思う。
そして、こちらがオムレツ乗せカレー。
プロのシェフが焼いてくれたオムレツが乗っていて、このオムレツが固いところが全然なくふわふわで美味しかった。
また、カレーは所謂「欧風カレー」になるのだろうけれど、私が思うには、インドカレー風にスパイスが聞いているタイプで口に合った。
お店のマダムが、オムレツとカレーを混ぜて食べても、別々に食べてもお好みでとのことだったので、時々、一緒に食べてみたけれど、やはり、オムレツと一緒にカレーを食べると、味がマイルドになる感じであった。
このお料理だけで判断するのは、何だけれど、本当に、ここのシェフさんは、律儀で真面目でオーソドックスに丁寧な作り方で全てを料理している感じ。
食べログのコメントの題名で、「素敵な懐古主義」というのがあったけれど、このお店にぴったり。
前回、行った「ボンヌ・マール」も美味しかったけれど、このお店も相当すごい。
ボンヌ・マールも美味しいし、丁寧な料理なのだけれど、色々な物を組み合わせたりという楽しさの演出の方が目立ち、ルー・ド・メールの方は、派手さはないのだけれど、堅実で、手間暇がかかった、間違いない美味しさが目立つ。
両方とも好きだな~、是非、両方とも行って、特徴を比べてみてください。
神田駅西口界隈、手を抜かず、丁寧な作業で美味しい洋食屋さんが二軒もあって、羨ましい。
このルー・ド・メールさんも、今度は、カレー以外のものを食べてみたい。