海苔の「古い食べ方」・「新しい食べ方」
2014年 12月 05日
内容は、このページとほぼ同じ。
初め、浅くバラバラと見たときは、面白い!と思ったのだが、実際に自分の海苔の食べ方と比べてみると、全く別物だということに、後から気づいた。
どうもこの手まきごはんの海苔の使い方は違和感を感じるのだが、何が違うのか、よくわからなかった。
しかし、物識りの方に、「この手まきごはんの海苔の使い方は、従来の海苔の使い方とか美味しいと思われている食べ方を踏襲しないで、全く無視して、新たな発想で考えられたものだから、昔の海苔の食べ方をしている人には違和感があって当然」と指摘されて、納得してしまった。
う~ん、現実問題、国内での海苔の消費量は減っているらしい、だから、こういう提案でもしないと、「海苔を食べる人口が増えないのが実情」なのかも知れない。
手まきごはんに、「酢飯いらずで簡単 いつものおかずでおいしい」とか、「手まきごはん」は酢飯を使わない海苔とごはんのオープンサンドと書いてある。
そもそも、そこらへんに感じる違和感!(笑)
これは、もう、若い日本人の家庭の食卓には、「海苔が常備されていないし、ご飯も余り食べられなくなっていて、海苔といえば、回転すしに行ったとき、軍艦で食べるくらいの食生活」をイメージしているのかも知れない。
何だか、悲しくなってきた、私の海苔を食べてきた歴史を振り返ると、「海苔と言えば酢飯」なんてことはあり得ないのだ。
だいたい、寿司ハネとか、お寿司用の海苔は普通の海苔と区別されていて、普通の海苔は、白米用ではないのだろうか?
そして、「白米&海苔&お醤油」の美味しさを日本人なら当然知っていることだったのに、今の時代、それも忘れ去られてしまったのかも。
で、頑固で昔風の私の海苔の食べ方・おいしさについて、ここに整理してみよう。
それは、やはり、父親が教えてくれたことで、私の父はケチで、海苔全形を常に1/16に切って缶に入れておいた。
そして、焼き海苔が普及するまでは、いつも自分で火鉢で海苔を焼いては、白いごはんのお茶碗の上で、1/16に切っては缶に入れ、その缶を食卓のところに常に置いておいた。
1.一番基本的な食べ方は、朝ごはんの時に海苔が出て来て、「正式なご飯を食べるおかず」とする
2.夕飯時も、おかずを食べながらご飯を食べてご飯が余った時は、海苔をちょっともらって、1/16サイズの海苔にご飯をちょこっと乗せ、ちょっとおしょうゆにつけて、食べたものだ。
3.また、以前にも書いたと思うのだが、「食べつかせる」というのだろうか、子供の食欲がないとき、父は、良く、海苔に熱いご飯を乗せ、最後、細くちぎった白菜漬けの芯を軽く醤油を染みらせたものを芯にして、半円形くらいに巻いて食べさせてくれた。

(白菜漬けの場合、白菜の葉の部分を広げ、そこにご飯を乗せて海苔巻き風にもしてくれた、こちらは、醤油をちょっとつけて食べる)
お茶碗によそったご飯より、こういう小さな海苔巻き風のものなら、子供は口に入れてみようかなという気がするし、一つひとつ親が巻いてくれたものは、愛情がこもっていて美味しい気がした。
4.その他、昔は、お父さんだけ、お刺身が一皿ついたりしたけれど、そのうちの一切れをもらって、箸でちぎってお醤油皿のお醤油に漬けて、海苔の上に熱いご飯を乗せ、その上に、小さな鮪のお刺身を乗せて食べたりしていた。
あ、そうそう、たらこも少し乗せて食べても美味しかった。(この場合はお醤油なし)
(しかし、これらの食べ方は、食卓で、手で直接海苔巻きを持って食べるから、「お行儀が悪い食べ方」に分類され、お行儀に厳しい家庭では受け入れられないかも知れないと、大人になってから、気づいた。)
5.それと、これはちょっと違う食べ方なのだが、我が家独特の海苔の使い方で、「本物の生わさびをおろしたものと削り節とちぎった海苔を適当に混ぜてお醤油をかけて、さらにざっと混ぜて佃煮封にして、ごはんの上に乗せて食べる」のも美味しい!(「孤独のグルメ」には、わさびと削り節とお醤油のものが載ったっけ)
そうなのだ、こうやって書いていくと、海苔の美味しさって、熱々のご飯とお醤油とセットになっているからこそなのではとわかってしまった、そうなのだ、その組み合わせこそ、それが「昔風」。
否、でもね、こんな、「海苔って、熱々のご飯とお醤油のセットで最高!」なんて古めかしいことを声高々にわめいても、海苔を家に常備しようと考える人は増えないかも知れない。
だいたい、朝ごはんに和食を食べる家が減っているから、海苔が家庭からなくなっているというのは良くわかる。
そして、お昼も夕食も、パスタだ、サラダだと洋風のものやエスニックなものを食べることが多くなっているから、ますます海苔が家庭に居場所がなくなっているのだ。
とここまで書いて気づいたのだ、私が幼い頃、ごく平凡な食卓のおかずと海苔とご飯が組み合わさって、海苔が生かされていたのだ。
時代が変わり、日本人の食卓が洋風・エスニック色々のおかずを食べるようになった今でも、どうか、海苔を再び食卓の隅っこに置いておいて、気軽にそのおかずと一緒に食べて、海苔の素晴らしさを感じてねということがこの「手まきごはん」の言いたいことなのだと気づいた。
例えば、コンビニおにぎり界における、シーチキンマヨみたいな傑作が生まれたらと、それを探す企画なのかも知れない。
でもね、やはり、家庭で食べる料理のバリエーションが増えるのは良いのだけれど、やはり、どんな料理の番組を見ても、一番ヘルシーなのは和食。
やはり、日本人、健康的に生きるためには、基本、和食を食べて、たまの楽しみに、洋風なものやエスニックなものを食べた方が良いのではないかと思う。
そして、何やかやと言って、やはり、行きつくところは、ご飯と海苔とお醤油の組み合わせなのだ。
どうか、若い皆様、卓上に海苔を常備して、色々やってみるついでに、昔風も味わってみて、是非、好きになってください。
野沢菜などでもやりますし、うちの母方の実家のほうは、
めはりずしといって高菜で包む馬鹿でかいおにぎりあります。
(時々物産展などで売ってるのは1/3くらいの上品なので
いまひとつ実感がないですが……)
海苔に酢飯というのがセットという感覚もないですね。
おかずが足りない時の一品という位置づけでした。
25年ほど前にクッキングパパという漫画で扱っていた
おにぎらずってのをよくやります。
なぜか最近、ネットで話題になっているようで
切り口がきれいなのが評判だったりします。
http://goo.gl/B7EWim
これだと、一個に海苔一枚使うので、
結構大量消費になります。
あと、以前にも書いたと思うのですが
今は無き有明のホテル浦島の立食パーティで出た
普通のご飯を、中巻風に海苔で巻いて切ったものの上に
カナッペ風におかずを乗せた物を、人が集まるときに
時々真似しています。
お漬物を包む場合は、やはり、大きいほうが良いとは思いますが、そのお母さまの実家の方のはすごそうですね。
> おかずが足りない時の一品という位置づけでした。
ここらへんは、育った世代ですよね。
> 25年ほど前にクッキングパパという漫画で扱っていた
> おにぎらずってのをよくやります。
> なぜか最近、ネットで話題になっているようで
> 切り口がきれいなのが評判だったりします。
> http://goo.gl/B7EWim
見ました、これいいですね、但し、おにぎりの現代的変形だから、お醤油がなくても美味しそうですね。
これだとおかずがたくさん入るから喜ばれそう、今度、やってみます。
> あと、以前にも書いたと思うのですが
> 今は無き有明のホテル浦島の立食パーティで出た
> 普通のご飯を、中巻風に海苔で巻いて切ったものの上に
> カナッペ風におかずを乗せた物を、人が集まるときに
> 時々真似しています。
この件、前にお聞きしてましたっけ?(完全忘れております)
中巻きがわかりませんが、もしかして、細巻きと太巻きの間くらいという意味の中巻きでしょうか?
これもいいですね、ごはんのカナッペ、これも参考になります。
今度、一人でやってみようかな?
最近海苔っておいしいなとお弁当によく使うようになってきました。
この間は手抜きでおかずの少ないそぼろ弁当にして、なんとなく真ん中の層にも鶏そぼろ詰めてそこに小さくちぎった海苔を敷き詰めて、上には鶏そぼろと卵のそぼろと角に紅しょうがにしたら「うまかったー」と喜んでました(笑)
あとさんまの蒲焼き缶でひつまぶしにハマり、刻み海苔高いのでひたすら鋏で刻むんですが、海苔が多いとさらにおいしい!
ひつまぶしの〆にお茶漬けにする時なんかもう多めに(笑)
真似してテーブルにも出してみます♪
そうそう、ごはんのお弁当に海苔は最高ですよね。
私も最近、宇治屋さんの鮭弁で、ごはんの間に挟まっている海苔の美味しさに目覚めてしまいました。
そこにそぼろが入っていたら、最高でしょうね。
> さんまのかば焼きでひつまぶしって、さんまのかば焼き缶を温めて、熱々のごはんに乗せて、海苔とか三つ葉を添える感じなのでしょうか?
美味しそうですね、もうちょっとレシピを研究してから、真似してみようかな?
これで思い出しました、湯島のくろぎでも、本わさびと胡麻だれにまぶされた鯛でご飯を食べるのですが、そこに海苔があったら、もっと美味しかっただろうと思いました。
> 真似してテーブルにも出してみます♪
是非是非、やはり、海苔はごはんのお伴ですから。
また、美味しい食べ方があったら、教えてくださいね。
何だか、いつもさんのご実家は、お母さんの味付け海苔、お父さん用の普通の海苔に刻みのりも常備されていて、理想的ですよね。
というところで質問なのですが、大阪の刻みのりは「味付け海苔を刻んだもの」なのでしょうか?それとも「味付けでない海苔」を刻んだものなのでしょうか?
>と送ってくれたので同じようにトーストにはさんで食べたらなんだかなつかしくって涙がぽろり。 おかぁさーん。 って感じ。
わ、可愛い!
でも、本当にいつもさんの文章を拝読していると、海苔を食卓に常備していろいろな食べ方を覚えていくというのは思い出を簡単に沢山の思い出を作ってくれるものなのですね。
それで、現在大阪なら、きっと現在の食卓には、味付け海苔が常備なのかな?
私はずっと東京なので、その反対で、もらい物が来ると、弟家に味付け海苔をすべて渡してしまいます。
でも、どっちの料理ショーで、味付け海苔で巻いたおにぎりの美味しさのポイントを聞いて、「なるほど」と思いました。
東京の海苔巻きは、巻き立てのバリっを好みますが、大阪は、握って海苔を巻いてから時間が経ち、ご飯と海苔がなじんだ美味しさが好まれると言っていて、納得しました。
あと、大阪にいるとき、ちゃんこ鍋屋に連れて行ってもらって、最後の〆のおじやの時に、卵を流し入れたところに、ちぎった海苔を大量に入れて出来上がりでした。
東京では見たことのない海苔の使い方で、「あ、海苔を調味料として使っている」と思いました、でも、それはそれですごく美味しく、東京に戻った時、鍋料理の最後に真似してみたけれど、たいして美味しくなかったのです。
きっと、大阪のちゃんこなべやで使っていた海苔は、味付け海苔だったのかもと、今、気づきました。
情報ありがとうございました、無事たどり着きましたが、材料に「だしの素」があることがネックであります。
そんなこと言わないで買っちゃえばと思うでしょうが、きっとほぼ使わないのです。
さんまの蒲焼缶を買ってきましたし、この部分をどうするか解決したら、作ってみますね。
ねぎも良いかも知れないけれど、生姜も合いそうですね。
おそばや散し寿司(関西はバラ寿司かな。)にはふつうののりで、素麺には味付け、とかとにかくなんだかんだとあったような。
そうそう、お肉屋さんのコロッケ大好きでよく市場についていきましたよ。 芋フライ 一口大にゆでた芋を串に刺してパン粉をつけて揚げたのも好きでしたね。(以前書かれてましたよね。)
おかずやさんがあって、そこでケチャップでぎとぎとのスパゲッティ買ってもらったり(冷めているのがよかった。帰ってあったかい御飯の上にのせてお茶碗がケチャップでぎとぎとになってもおいしかった。)
親が亡くなってからこんなにたくさんの思い出残してくれていたことに 今になって感謝し、涙するこのごろでした。
無化調理想ですが、一年365日24時間シフト勤務なのでなかなか(汗)
今も夜勤中(夕方から午前中迄)です。
あっだしの素も使いますがお味噌汁は昆布粉と煮干し粉(鰹節と椎茸入りの)です。
ミルサーでも多分昆布は粉に迄ならないと思うので昆布粉は便利です。
たまに楽天の半鐘屋さんでパン用強力粉やそば粉と一緒に買ってます。
お返事遅くなってごめんなさい。
何だか、いつもさんの文章を読んでいると、大阪地方の、スーパーが全盛になる前の時代の市場の様子が目に浮かびます。
何だか、その時は当たり前と感じていても、過ぎてしまい、なくなってしまえば、一大叙事詩みたいな感じ?
とても温かい豊かな子供時代を過ごされたのですね。
海苔に関してはそうなのですか、味付け海苔オンリーの世界ではないし、味付け海苔も普通の海苔も両方使うなんて、関西の方がやはり繊細な味の世界なのだなと思います。
芋フライ、大阪にありましたか、あれは全国区なのでしょうかね?
少なくとも、町があって、揚げ物屋のあるお肉屋があるような地域だったら、あって当然ですよね?
それを何で、栃木県佐野市は、佐野の名産というのでしょうね、理解できません。
いつもさんの文章を読んでいたら、日本の海苔協会は、まず「海苔と私」みたいな文章を募集して、本を作るべきだと思いました。
それを土台にして、次に進むのが正しいです。
お返事遅くなって申し訳ありません。
私も偉そうなこと言えず、ヒガシマルのうどんつゆという顆粒状のものを常備してしまいました。
それを使えば良いのかなとも思うのですが、やはり、うどんつゆは味がついているから使えないのですよね。
それに、だしの素を使うこと、私は悪いとは思っていません、ただ、私の場合、そういうものをうまく使いこなせないで、最後まで使いきれないタイプなのです。
市販のだしの素とドレッシングはどうもだめなのです。
さんまのひつまぶしは、本物のだしを取るなり、だしの素を買ってくるなり、考えてみます。
少量でだしの素を売っていると一番うれしいのですけれどね。

