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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

Myにゃんこ物語 33−Happy 1st anniversary!

2013年11月9日は、私がコーちゃんと同居を始めた日、それから、今日でちょうど1年。

その日の夜、無事、コーちゃんの捕獲に成功した後、捕獲機をシーツでぐるぐる巻きにして、中に猫がいることがわからないようにして、総武線で浅草橋に戻り、そこからタクシーで家まで運び、無事、自分の部屋に用意したゲージに移すまでに感じていた不安を昨日のことのように思い出せる。

そもそもは、我が家の近所に猫カフェができて、そこに通うようになったら、自分の中の「猫が好き」という気持ちに火が付いたこと、そして、猫カフェでどうも好きな猫に対する私の思い入れが通常より強すぎたらしく、オーナーに嫌われてしまったことが、「私は猫カフェに向いていなく、猫と接するのなら、Myにゃんこを飼うタイプだ」と思えたことが出発点だった。
そのことをブログに書くと、DMで、「猫は、外に出さずに、家の中で飼える、狭い部屋で猫を飼うには、ゲージはあった方が良い」と実際にそういう風に猫を数匹飼ってらっしゃる方が、教えてくださったのだ。

「ビルの一階ではない階に住んでいる私でも猫が飼える」と聞いて、どうせ、もう今後20年くらいしか生きられないのだろうから、この際、人生の最後、猫と一緒に暮らしたいなという気分になったところで、平井のレストランに友人たちと食事に行ったとき、早めに着いた私だけ、コーちゃんと知り合うことになったのだ。

大学生くらいまで猫を飼ったことがあるとは言えど、例えば昔の猫は、ご飯にお味噌汁をかけたものでも食べたけれど、今の時代、キャットフードだものね、家の構造も全然違うし、自分に最近の猫の飼い方の知識が全くないことも自覚し、一応、「猫の学校」に、一日だけ今風の猫事情を習いに行ったし、ゲージも選んで注文し、組み立てた。

そんな状況で、縁を感じた野良猫を、その猫にとっても、「不安定な野良生活を続けるより、餌を毎日もらえる私に飼われる状況の方が幸せでは」と思えたし、背中をやさしく押してくださるメル友さんもいたしで、粗方必要なものを用意したうえで、捕まえて来て、同居生活を始めたのだ。

色々なことがあったし、全然なつかないし、私への威嚇もやまないので、「この猫は私に拾われてきて本当に幸せかな?」と疑っていたけれど、一年経ってみて、どうも、このコーちゃんは体の小さなメス猫で、野良時代、大きな縄張りを自由自在に楽しく生きていたというより、常に、狭い地域で、自分が襲われないことと餌の確保で忙しい人生を送っていた、ビビリ猫みたいな感じなので、今、私の部屋で、誰&他の猫にも襲われる心配がなく、屈託なくぐっすり好きなだけ眠れるし、餌も、(私としてはできるだけ選んだ)良質なものを、顔が太らない程度に、定期的にもらえる生活に、結構満足しているのではないかなと思うようになった。(それにそもそも猫は群れを作らない性質だから、基本的には仲間は不要。)
狭い部屋で退屈かも知れないけれど、テレビに興味を持ったり、ま、それなりに適当に生きているようだ。
(人間だってそうだけれど、100%全て満足で幸せという状況はあり得ないのだから、だいたい幸せならそれで良しと考えねば)

私の狭い部屋の環境で、例えば、土日祭日なぞ、私がどこかに出かけなければ、コーちゃんと二人で同じ狭い部屋にいるわけで、それでは可哀そうかなと思って、土日の昼間出かけるようにしていたのだが、良く観察した結果、猫って、やはり、夜行性で、朝の5時頃になると、交感神経モードと副交感神経モードが交換になって、眠くなるみたい。

最近は、6時くらいから、「ケ、ケ」と聞こえるのだが、遠慮がちの鳴き声で「もし、良かったら、起きて、餌出して」と伝えるようになった。(今日、その声の方向を見たら、お互いの部屋を分ける間仕切りまで来て、啼いていた。)
そして、朝ご飯にありついて、食べ終わると、満足して、猫小屋で、まどろんでいる。

そして、8時くらいに、「私、まどろみながら、寝床で、一口、ちょっとだけ美味しいものを口に入れると幸せを感じるタイプなの」とでも言っているのか、「ニャン」と私に言う。
仕方がないので、5gくらい無一物を寝床の前に運んであげると、それを舐めた後、猫小屋の中で体を丸くして、頭を隠した姿勢で、本格的に寝込んでしまうのだ。
眠る姿は色々に変化するが、眠さが全てに勝つ状態が夕方の5時くらいまで続くようなのだ。
だから、基本的には、猫と二人で一つ部屋に朝から夕方まで一緒にいても、お互い、邪魔にならないことがわかってほっ。

(と書いている今、午前9時に、眠っているはずのコーちゃんが猫小屋でニャンニャンと鳴きだした、人がせっかく5時まで眠ると書いているのに、嫌な奴。
何か夢を見ているのかなと思ったのだけれど、どうも9時になっても出かけない私に違和感を感じて、早く出て行ってとか、邪魔だと難癖をつけているのかも知れないと思った。
ま、仕方がないので、猫じゃらしを猫小屋の入口でじゃらしたら、前足を鋭く出してきて、唸ったりを数回繰り返し、気が晴れたのか、また、おとなしく眠ってしまって、ホッ)

そして、コーちゃんは、午後5時過ぎ頃、神経モードが切り替わり、動きが活発化してきて、猫小屋を出て歩き回ることもある。
いつもは、6時半頃、夕ご飯を出してあげるのだが、その後も、2,3度、餌を欲しがるので、おやつ程度に食べさせている。
(というのは、一度に大量の夕飯を上げれば済むのかも知れないが、この「コーちゃんが餌を欲しがり、私がおやつをあげる」という行動の時にだけ、私との心の交流があるから、このおやつをあげる行為は、私には大切なのだ。)

そして、私からすると、交感神経モードと副交感神経モードというのは、副交感神経モードのときは、「眠気が食欲に勝つ」モードで、「交感神経モード」のときは、「食欲が全てに勝つ」モードに見える。(笑)

コーちゃんを捕まえて来て、獣医さんに見せたら、「野良時代が長かった猫の半分は、いつまでも人間に慣れないで、家でも家庭内野良になる可能性が強い」と引導を渡され、本当にそうなってしまった。
一年経った今でも、身体に触らせるどころか、私が歩いて近づくと、ささっとベッド下に隠れてしまうし、本当に可愛くない家庭内野良なのだけれど、向こうからすると、こんなに一人の人間と濃厚な環境で暮らすのは初めてなわけで、向こうは向こうで、スキンシップ以外の日常生活で、色々工夫をして、私との共生下での自分の暮らしやすさや妥協点を探しているみたい。

コーちゃんにとっても、平井の野良時代の最後一か月、私という人間が2、3日に一度夕方になると現れ、餌をあげては油断したところを捕まえようとしていた印象が強過ぎたらしく、私が「餌で自分を油断させて捕まえる人間」という評価は一年経っても消えないが、この一年で、「頼めば美味しい餌を出してくれる」とか、「寝込みを襲ったりしない人間」ということはわかったみたい。
だから、彼女は、餌をもって彼女に近づく私に警戒心を剥き出しにするし、餌を食べるとき私が遠くにいないと手をつけないけれど、それ以外はそうでもなくなっていると思う。

ま、とにもかくにも、二人ともいやにならずに、無事、穏やかな同居生活が続いたことをお祝いだ、私にだけだけれど、ケーキでも買って来よう!

ほら、例えば、この画像のように、最近は、ベッド下の猫小屋の位置がより私に近い、ベッドのヘリになってきて、ベッドの外の様子やテレビが見える位置になった。
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そこで、朝食を食べた後、まどろんでいるコーちゃんの横顔、お~、眠たい、眠たい、寝落ち寸前。
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力尽きて、頭をしっかり持ち上げる力もなく、猫小屋のへりに顔を押し付けているコーちゃん、目をつぶりたい寸前。(眠た過ぎて、目の焦点が定まらない状態)
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この三点だって、ずいぶん、私に心を開いてきたからこそ、私に見せてくれる表情のような気がしている。
Commented by グリコ at 2014-11-09 20:57 x
こんばんわ、marin-ba様。
一周年おめでとうございます♡
これからもゆっくりお互いの合間を詰めていけるといいですね。気長に~
でも、ずいぶん表に出てこられるようになったと思います♪やりましたねV

Commented by marin-ba at 2014-11-10 11:55 x
> taraさん
いつも有難うございます。
そうですね、気づいたら、以前より相当表に出てくるようになりました。
また、朝も、布団までは入ってきませんが、近くまで起こしに来るようになったり、少し、「家猫風」になってきて、嬉しいです。
焦らずに、仲良くします。

by mw17mw | 2014-11-09 09:57 | | Comments(2)