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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

初めての栗ご飯?

本日、浅草橋の野菜スタンドで先日購入した栗を使って、栗ご飯を作り、もし、栗がたくさん余ったら、渋皮煮も作ろうと思ったのだが、果たして、栗ご飯に大半の栗を使ってしまったので、ほんのちょっと残った栗は、ただ、茹でて、二つに割って、スプーンで食べることにした。

私の家では、11年前に他界した母親が栗ご飯が好きで、誰も催促しなくても、季節になると、母は、いそいそとお店番をしながら、栗を剥き、家族が帰ってくると、「今日は栗ご飯よ、嬉しいでしょう?」みたいな、本当は自分が嬉しいくせに人のために栗ご飯を作ってあげているのだという昔風の態度であったことを思い出す。
(うちの母は、松茸も好きで、松茸ご飯と、ほうれんそうのお浸しも、必ず季節には出てきた。)
だから、私は、栗ご飯と松茸ご飯と松茸とほうれん草のお浸しは作ったことがないのだ。

で、浅草橋の野菜スタンドで購入した栗を見た途端、今までそんなことはなかったのに、なぜか、今回は、母の栗ご飯を思い出し、買ってしまった。
2袋で833gで600円。(一袋300円)
ちょうど同じ日の夜、NHKの「きょうの料理」で、「焼き栗ご飯」の作り方を放送していたので、録画してこれを参考に作ることにした。
初めての栗ご飯?_d0063149_13154547.jpg


そのレシピは、ご飯が2合で3,4人前、栗は正味で200g。
6人だったら、3合にするか、4合にするか、迷ったが、考えてみれば、初めて作る「私の栗ご飯」だったので、失敗するかもと思って、3合にしてみた。(3合のお米と、正味300gの栗で出来上がった栗ご飯は、だいたいで1200gであった)

で、栗正味300gを取り出すには、殻のついた栗何gが必要か、栗の廃棄率を探してみたら、30%と出ていたが、実際にやってみたら、それどころではなく、半量くらい、廃棄したかな?

また、テレビのレシピのとおりにやってみたが、テレビは、短い時間内に説明して、完成させるために、細かい作業・大量な作業を端折って、さっさと進んでしまう。
殻の剥き方も鬼皮の剥き方も1,2回で、正味200gの栗が出来上がっているのだもの、いや、そのテレビを見たからこそ、簡単そうでやる気になったのだが、いざ、自分でやりだしたら、栗をきれいにするのに、本当に時間がかかった。
殻を剥くのは、結構簡単なのだけれど、栗の形が色々なので、鬼皮を剥くのが大変であった。

で、剥いているうちに、時間がかかり出して、鬼皮を剥いた栗を放っておくと、酸化して色がおかしくなるのではと心配になり、ベターホームの焼き栗ではない、栗ご飯の作り方を見たら、剥いたら、2,30分、お水に浸けて、アクを抜くと書いてあった。

それを見たら、栗の鬼皮を剥くのが下手で時間がかかる私には、みんなの料理の焼き栗ご飯より、普通の栗ご飯の方が向いている気がして、そちらに移ることに決めた。
この段階でわかったのは、テレビの方の「焼き栗ご飯」は、「剥いた栗を1分焼いて、水にとって冷まして、水気を取ってから炊き込む」のだが、この栗を焼く作業と、栗を水に2,30分浸ける作業の目的は同じで、「アクを取るため」(だから、どちらかの作業をして、炊き込めば良いのだ)

結局、お水に数時間浸けておいた栗を完全にきれいに剥くのに、2時間はかかったかな?

後ね~、こういうご飯もののレシピって、本で見ると、単位が良くわからないことが多い。
今、計量カップは、暮らしの手帖以外、200ccのものに統一されているが、ご飯だけが、未だに、1合(180cc)が基準なので、例えば、今回の焼き栗ご飯のレシピは、米2合(360ml)に水2カップと書いてあって、このお水は、たぶん400ccとは思うものの、もしかしたら、360㏄?と、ちょっと自信がない感じがしたので、ベターホームの「かあさんの味」を見てみたら、こちらでは、「お米ともち米併せて3カップにお水3カップ弱酒大さじ2、塩小さじ2/3、」で、こちらに至っては、本当に良くわからない。(お米は、そもそも360cc?400cc?それにお水は、400cc?360cc?←というのは、この本のどこにもお米の場合は、1カップ=180㏄との記述がないのだ)
同じくベターホームの「お米料理」にも栗ご飯のレシピがあって、そちらでは、「米ともち米併せてカップ3(540ml)に、水500cc、酒大さじ2、塩小さじ2/3」と書いてあり、このレシピが一番正確にできそうなので、これで作ることにした。

で、結果、オーライ、剥くのは大変だったけれど、とても美味しい栗ご飯が出来上がった、久々食べた栗ご飯だけれど、こんなに美味しいものだったっけ?
初めての栗ご飯?_d0063149_13154625.jpg


なんだか、栗ご飯になかなか手が出なかったのは、栗ご飯を食べるとき、おかずは何だっけ?ということを思い出せなかったからなのだ。
でも、実際に出来上がって、味見したら、あまりに美味しくて、おかず不要、栗ご飯だけで十分美味しい食事になりそう!
ということで、朝ごはんに食べることにした。
どういう美味しさかとほんのり塩味のするご飯の味と、栗本来の甘さがベストマッチの美味しさ。

来年からも、1シーズンに一度は作りたい。
(そういえば、今回、水曜日に栗を買い、日曜日まで常温で保管してしまったのだが、朝、テレビを見ていたら、「栗も鮮度が大切、買ってきたら、早く食べましょう」と言っていたっけ、どのくらい、持つものなのだろう?もしくは、保存するとしたら、冷蔵庫なのかな?)
Commented by 大外郎 at 2014-09-29 11:29 x
栗は乾燥しないようにポリ袋に入れて、チルド室に保存すると
甘さがガンガン増えるようです。
確か1週間弱で倍の甘さに、4週間ほどで4倍の甘さまで
甘みが増えるんだったかな?
たぶんガッテンかはなまるのどっちかでやってました。
これは試したことあるので確実です。

ぐぐったら、産地の市役所も推奨してましたね>甘くする
http://www.city.sasayama.hyogo.jp/mikaku/kurihozon.html
ここ、むき方も載せてますね。

たしか、ゆっくり加熱するとさらに甘くなるらしいので
土鍋など火の回りのゆっくりしたもので蒸すと倍ほど甘くなるとか。
蒸気が上がってから栗を入れ、火を止めてしばらく余熱で
栗の温度を上げてから、弱火で一時間ほどだらだら蒸すらしいです。

あと、むくのはやっぱり栗くり坊主が抜群に楽です。
が、ほぼ専用道具なのとお高いので気軽にはお勧めできないですが。
https://www.youtube.com/watch?v=JcRPnzMYcIQ
この時期かっぱ橋でも並んでいると思います。

Commented by marin-ba at 2014-09-29 17:51 x
> 大外郎さん
記事には書きませんでしたが、実は母の形見の栗くり坊主、持っていて、最初は包丁とペティナイフで頑張ったのですが、途中で、栗くり坊主に変えたら、楽なこと、楽なこと、あれは必須ですね。
栗はチルドなぞを使えば、上手に美味しく保存できるのですね、忘れていたか、知らなかったか、トホホです。
教えていただいたページに栗の冷凍保存も載っていて、それで参考にしたレシピ本に「冷凍栗を使う場合」という注意書きがあったのに納得しました。

by mw17mw | 2014-09-28 22:31 | 料理レシピ | Comments(2)