狭い台所には必需品の「レンジ台」なのだが、今まで20年使ったものは、余りに傷んでいたので、取り換えることにし、色々探してみた。
20年前だったら、どの町にも結構大きな荒物屋さんというものがあり、そこに行けば、レンジ台が各種揃っていた。
私の記憶に間違いがなければ、20年前に購入したレンジ台は、会社の寮があった杉並区の方南町の荒物屋で買ったもの。
が、今の時代、荒物屋さんがほとんどなくなっていた、生き残っている荒物屋さんを2軒見たが、今は、レンジ台みたいな大きなものは扱っていないみたい。
しかも、東急ハンズでも扱っておらず、多慶屋や清澄白河のコーナンでは、大き目のレンジ台しかなかった。
となると、ネットで探すしかなく、探してみたら、我がキッチンに設置可能な、ギリギリの大きさである幅565㎜のものが見つかったので、それにしてみた。
ヨドコウの子会社が作っている「
ORH-101」というもの。(リンクしたページが一番わかりやすかったので、リンクしたが、価格はこのページに書いてあるものではない、Amazonで買う方が断然安い)
一時間くらいかけて組み立てることはできた。
しかし、組み立ての最中、2か所で、高さを選べるのだけれど、その「選べる」というところで引っかかってしまう。
一つが、炊飯器を置くスライド棚、これの高さは、どのくらいが適当か、実際に使っている炊飯器の蓋を開いて乗せて、決めたかったのだが、この部分をあまりに広くしてしまうと、その下にある物入れの高さが低すぎてしまうので、そこらへんは、バランスを考えて、炊飯器の蓋が全開できないくらいの高さに妥協するしかなかった。
炊飯器を乗せる棚の上の棚には、電子レンジを乗せるようになっているのだが、この高さは固定されていて、900㎜なのだ。
ここが1mくらいの高さの方が使いやすいような気がするが、この部分の高さは固定されていて、変更できないのが残念。
電子レンジの棚の上の棚には、オーブントースターが乗せられるような幅が狭い棚がくっついている。
それらを全部セットして、所定の位置に置いてみたら、一番上のオーブントースターを乗せる棚の左脇に、100㎜幅程度の空間ができていて、これがもったいなく感じられた。
ちょうど、余っている板があったので、乗せてみたら、そこがふさがれば、まだまだ荷物が乗せられそう。
それだったら、この一番上の350㎜×565㎜の棚の上に、それより大きな板を乗せられれば、安定的に色々なものが置けそうと思ったのだ。
右の画像は、実際に、400㎜×650㎜という板を乗せてから、道具を色々置いたもの。
断然収納能力が高くなっているのがわかるでしょう。
今回、木の板を加工して、このレンジ台の収納能力をあげた例を載せたが、参考にする場合、安全とか火事に対する備えとか、自己責任でお願いいたします。
私の場合、オーブントースターの隣に、現状、ヨーグルティアを置いてあるけれど、実際、オーブントースターを長い時間使う場合、やはり、隣にヨーグルティアを置いておいたら、変形する心配や火事になる心配もしなくてはいけないのではと思っている。
ということで、そのうち、熱くなる道具の隣に置くものは変わるかも知れない。
とにかく、ここに書いたことはあくまで参考で、安全や火事に対する配慮は自己責任でお願いいたします。
そして、炊飯器を乗せたスライド式の棚なのだが、ご飯が炊きあがるまで、蒸気が相当出るので、スライド棚を動かして前の方に出さないと、その蒸気が上の棚の裏面に当たってしまうし、ご飯が炊き上がったときも、スライド棚が前に出ていないと、蓋が開かないことに気づいた。
で、スライド棚を前の方に出すと、後ろの部分がスカスカで、その下の方のネットのかごがが見えているのだけれど、そこに板を渡してふさげば、そこも物置きとして使えることに気づいて、余っている板を置いてみたら、良い具合。
ちょうど良い大きさの板は無理として、たとえば、900㎜の長さの板を買えば、650㎜のオーブントースター用の棚板と、200㎜とか250㎜の板が取れそうと頭に浮かんだ。
で、昨日、また、東急ハンズに行こうと思ったけれど、前回、木の加工を注文してから仕上げまで5時間半かかったのが恐怖で、今回は、直線のカットばかりだったので、雪の残る道を注意深く自転車で進み、清澄白河のコーナンで切ってもらうことにした。
コーナンでは、板を選んだら、まず、キャッシャーで会計してから、加工コーナーに持って行き、加工を頼む。
今回、加工を頼んでから出来上がりまで、10分程度であった。
持って帰って、置いて見て、まだ、全面的には出来上がっていないけれど、とても良い感じ。
この幅565㎝、奥行き500㎜のレンジ台に、「炊飯器+電子レンジ+オーブントースター」が収納できただけではなく、「フードプロセッサー+ミルサー+ヨーグルティア+おひつ+卓上ガスコンロ+その他こまごましたもの」を収納できたので大満足。
また、木の加工の話なのだが、東急ハンズとコーナンでは本当に値段が違い過ぎて、どう考えれば良いのだろうと思ってしまう。
東急ハンズは、450㎜×1200㎜×20㎜の板に色々加工してもらったら、7千円近かったのだ。
コーナンでは、450㎜×900㎜×16㎜の板を三か所切ってもらって、400㎜×650㎜と400㎜×200㎜の板にしてもらったのだが、1670円で済んだのだ。
レシートを見ると、同じ大きさではないから一概に比べられないのだが、板の値段が、2.5倍くらい違うのだ。
きっと東急ハンズの方が高級な良質なものを使っているのかも知れない。
私のようにこの板にシートとか巻いて使う人間にとっては、コーナンのもので十分な気がする。
ただ、東急ハンズは、斜線に切ったり、色々複雑なことをしてくれる機械が揃っているし、切った断面にテープを貼るみたいな丁寧な仕上げもやってくれる、コーナンは、直線に切ることしかできない。
ま~、池袋駅前の地価の高いところにあるハンズのものが安いわけなく、それはそれで便利だし、丁寧で色々なことをしてくれるので、使い分けるしかないかも。
ハンズ、あれで、加工に要する時間が5時間とか言わなければ、好きなのだが...。
でもね、ハンズは、20年前に比べたら、都内各所にお店ができたけれど、木工加工をしてくれるお店は、渋谷と池袋(もしかして、新宿も?)くらいらしい。
池袋店で、木工加工部門がなくなったら、大変だから、高いけれど、なるべく、利用したいと思っている。