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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw
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浅草橋界隈-「ろく月」の豚骨ラーメン&ピカピカごはん

本日、予定していた話題が気に入らないので、お昼に、「ろく月(ろくつき)」に食べに行って、無理矢理話題を作ってしまった。(笑)

突如何かが食べたいと思う時、我が家の方だったら、600円までの料理だととても助かるし、行き易いなと思って、食べログをチェックしたら、ろく月さんは、一番安いラーメンが600円だったので、お昼に行くことに決定。(もっと高かったら、喜多方ラーメンのしょうゆ600円を食べに行こうかと考えていた。)

場所は、浅草橋の駅から説明すると、東口を出て江戸通りを浅草の方にちょっと行くと、みずほの浅草橋支店があって(現在工事中)、そこを左に入って、左側を歩いて、3つめの路地を右に入ってすぐ右のお店。(そのまままっすぐ行ったら、台東育英小学校の正門の前に出て、そのまままっすぐ行くと蔵前橋通りの鳥越神社正面入り口になる。)
曲がり角に左側の看板が置いてあるから、わかりやすい。
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お店の前に置いてあったスタンドの中のラーメン写真を見ると、普通の600円のラーメンと特製の違いは、たとえば、チャーシューが1枚か2枚か、海苔がついているかどうかみたいな違いだと分かる。
また、このお店では、最後にご飯を取って、残ったスープをかけてたべることがお勧め(必須)と書いてあり、ぜひ、食べてみたくなった。
浅草橋界隈-「ろく月」の豚骨ラーメン&ピカピカごはん_d0063149_18211664.jpg

店内に入ると、まだ、開店したばかりで、こぎれいでさっぱり若者らしい内装。
カウンターばかりで、9名のL字型で、カウンター内部は、若い男性二人。
1時過ぎで、先客は4人くらい。
浅草橋界隈-「ろく月」の豚骨ラーメン&ピカピカごはん_d0063149_195903.jpg

お店の人に、ライスを一人前にするか半人前にするか、後で決めていいでしょう?と確認して、普通のろく月ラーメンを注文。
そして、程なくして、出てきたのがこちら。
浅草橋界隈-「ろく月」の豚骨ラーメン&ピカピカごはん_d0063149_2013727.jpg
具は、豚バラ肉をぐるぐるに巻いてから煮込んだと思われるチャーシュー1枚と煮玉子半分、後、名前はわからないが、コリコリとした茶色い海藻の細切りに、青ネギの小口切りたっぷり。
皆美味しかったけれど、チャーシュー煮るのが上手だと思った。
脂身が完全にとろっとしているのだけれど、チャーシュー全体に豚肉のおいしさが残っているのだ。
(豚肉の脂身が好きで、特に角煮のようにとろっと煮たのが好きな人には絶対のお勧め。)

麺は、所謂博多ラーメンで良く使われているタイプだけれど、バリ固でも、柔らか目でもなく、私にはちょうど良い固さで気に入った。(博多ラーメンを食べると、麺に違和感を感じることが多いのだが、ここのは違和感がなかった。)

スープも、豚骨にしては、臭み(血なまぐさいとか、骨の臭み)が全然なく、すっきり美味しいと思った。
ただ、こういうものが臭いと思うかどうかは、個人差が大きいと思う。
私より繊細な人はだめだろう。
(私が豚の臭みに関してどのくらい繊細なのかは自分では良くわかっていない。)
ただ、普通の豚骨ラーメンに比べて、女性の客が多かったから、結構、ここのスープなら大丈夫という人も多いのではないかと思う。
ただ、臭みに強い人には物足りないかも。

で、スープは美味しいことは美味しいのだけれど、ちょっと味が足りず、高菜とか紅ショウガを入れたくなったのだ。
そうしたら、私の席からは遠いところにその2つが置いてあって、店員さんに頼まないと、手の届くところに持ってきてくれなかったことが唯一、このお店への不満かな?(ただ、このお店の「必須」の文章を読むと、「ごはんにスープをかけるときに、好みで紅ショウガや高菜を入れる」と書いてあるから、麺を食べる段階では入れないほうがよいのかしら?)

が、入れて食べてみると、がぜん、入れたほうが美味しい。
特に、茶色っぽい高菜は本当にスープを美味しく引き立てていた。(紅ショウガは必須というより、お好みでという感じかな?)
食べログの写真を見ていたら、以前は、柚子胡椒も置いてあったらしいが、私が行ったときは出ていなかった。
白いゴマも簡易ごますり器に入ってテーブルに置いてあったが、ぐるぐる回しても大して出て来ず、面倒だからやめた。

で、麺を食べ終わりそうになったとき、やはり、半ライスで良いと思って、それを注文した。
出てきたとき、本当につやつやしたきれいなごはんで、写真を撮れば良かったのだが、なんだか、ラーメン屋のご飯がそんなに良いものであるはずはないとという先入観があって、「きれいなごはん」と思いながら、写真を撮らなかったのだ。
で、残ったスープをごはんにかけて食べたのだが、もちろん当然美味しかった。

でも、食べながら、あのつやつやのきれなごはん、スープをかける前に、高菜で食べれば良かったと後悔していた。
そして、お金を払うとき、お店の人に、「あのご飯は、何ていう品種?」と聞いたら、「新潟のコシヒカリです、それも、契約農家から送ってもらっています」とのこと。
そうか、時期的にその新米だから、あんなにピカピカ輝いているご飯だったのだと納得。

私が、「スープをかけないで、ごはんだけ食べれば良かったと後悔している」と話したら、そして、「炊き立てのときは、そのまま食べるのが一番です」とかなんとか。(だったら、必須とか、お勧めに書いておけよな~とチラっと思ったけれど、それじゃ、ラーメン屋さんでなくなってしまうものね)

しかし、私みたいな古いおばさんが思うには、豚骨ラーメンスープをかけて食べるご飯が、新潟の契約農家から送ってもらうコシヒカリは勿体なさ過ぎると思う。
でも、チャーシューごはんセットとか、めんたいごはんセットを美味しくするとしたら、やはり、そのくらいのグレードのご飯が必要なのかな?
あ~でももったいない、このチャーシューごはんもめんたいごはんも、ラーメンとのセットでしか取れないみたい...。

ったく、豚骨スープのぶっかけご飯に、こんな良いお米を使うなんて、食べ物に対するセンスがあるのか、ないのか、良くわからない。(笑)

ということで、ここはお勧め。
定休日が月曜日で、土日祭日はお昼だけ営業しているらしいから、行きやすいと思います。

それにしても、最近、わが近所、新しくできたお店に行くと、当たりばかりで、本当に嬉しい。

私は特技はないし、自分では何もできない、ただ、色々美味しいものを食べたがる口うるさいだけのおばあさんだけれど、周囲に、一つでも良い、何かおいしいものを作って提供できる若者の飲食店がたくさんできて、そういうお店に囲まれて暮らせれば、こんなに嬉しいことはない。(笑)

また、それにしても、五つ星お米マイスターがいるお米屋さん三軒と、仁多米のおむすび屋さん、新潟の取り寄せコシヒカリを出すラーメン屋さんと、結構、お米については、恵まれている環境に住んでいるようだ。
by mw17mw | 2013-12-18 20:24 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)