スイートポテトパイ
2005年 10月 14日
これは、さつまいもの大きな乱切りに、生クリーム+卵+三温糖+しょうが汁+シナモンを混ぜたものをかけて作るのだが、評判が良い。
余りに評判が良いものだから、昨日の夜二度目を作った。(笑)
戦後、お芋ばかり食べた経験を持っていて、サツマイモを嫌っていた我が父も、このパイは、美味しい美味しいと食べたのが良い思い出。
しょうが汁とシナモンと三温糖が味の決めてだと思う。
タルト生地300gをパイ皿に広げて形を整えて冷蔵庫でよく冷やしておく。
オーブンのスイッチを入れて、200度に上げる。
サツマイモは大きめの乱切りで、お水に入れて電子レンジで5~6分チンと書いてあるが、
実際やってみたら、熱が通ったところ、通らないところ、まだらだったので、お鍋に移して、
全体がお水を含んだ黄色になるまで茹でた。
(久々に作ってみて、私のような電子レンジとオーブン一体型を持つ人は、初めから、サツマイモはガスで茹でて、オーブンは熱を上げたほうがいいのではと思う)
フィリングは、卵1個に三温糖1/4カップを入れてよく混ぜ、そこに、生クリーム1/2カップとしょうが汁大さじ1とシナモン少々(少々と言っても大目の少々)を入れて混ぜておく。
しょうが汁なのだけれど、一回目は、ゴロンと切って冷凍させてあった生姜を使い、二度目はフレッシュな生姜を使ってみた。
やはり、フレッシュな生姜の方が、味も香りも良いみたい。(でも、今後も、冷凍があったら、冷凍を使ってしまうとは思うけれど)
タルト生地に水を切ったサツマイモを乗せ、フィリングをかけて、オーブンで30~40分焼く。
焼き上がりの目安は、タルト生地にも焼き色がつき、フィリングが膨らんでフィリングにも美味しい焦げ目がついた時くらい。
後は冷まして出来上がり。
このフィリングはとても優秀。
想像だけれど、キッシュのフィリングから思いついたのではと思う。
卵の力で、焼きあがるとクリームのようになっている。
しょうが汁やシナモンを抜いたり、他の物を入れて、色々な果物のパイにも役に立ちそう。
タルト生地は、私は自分で作るが、面倒なら、冷凍パイでも良いかも。
今回は、前日夜タルト生地を作ってビニール袋に入れて冷蔵庫で保管。
翌日朝、タルト生地を伸ばして、パイ皿に敷き詰めてラップで覆って冷蔵庫で保管。
その夜、サツマイモを軽く茹でてパイを焼くという感じで作った。
いっぺんに作ると大変だから、3回に分けて作るのが楽だと思う。
このタルトは、甘み抑え目、だから、サツマイモの味がよくわかって美味しいのだが、好みで砂糖の分量は増やしても良いかも。
生姜汁やシナモンの味に引き立てられたサツマイモは、何となく栗に近い味がするような気がして、確実に「秋の味」。
今年は、栗を一粒食べただけだけれど、落花生の茹でたものとか、このタルトのサツマイモの味で、「栗」「秋」を感じた。
<おまけ>
浅草橋の野菜スタンドでは、普通のサツマイモの他、白いサツマイモを売っています。
普通のサツマイモとどこが違うのかというと、甘みが強いのだそうです。
私は買ったことがないけれど、友人が一本くれたので、オーブントースターで焼き芋にして食べたけれど、美味しかったです。
でも、甘みが強いかどうかまでは、わかりませんでした。
井上さん流にアレンジして美味しいサツマイモのお菓子、作ってみてください。