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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

猫好きの皆様へ-〇チネコのチャコちゃん

昨日、合羽橋で峯岸さんと落ち合い、とても上等な米麹をいただいて、その紹介をしたいのだが、とびとびになってしまうので、実際に使ってからまとめて紹介しようと思う。

ということで、今日は、夕方から出かけるので、簡単に書ける猫話を。

家の近所に、「〇チネコ」という猫カフェを見つけて、通ううちに、なんだか、猫に二日会わないと寂しくなるようになってきた。
わ~、私って、今までやせ我慢の寂しい生活を送っていたのだとはっきりわかった。

でも、猫が生活に入ってきて、完全に淋しくなくなったのかというと、そんなことはないのだが、一定、心のベースのところの寂しさが若干猫によって癒されるような気がしている。

しかし、平日は1時間も猫に時間を取るのが無理なので、お店の人に相談してみると、「30分500円」という料金もあるとのことで、最近は、専ら、自分のお店を閉めてから、30分ほど、猫に遊んでもらっている。

しかし、こういう猫カフェへ行って、「自分の寂しさ」以外に、新たにわかったこともある。
一番、強く感じるのは、最近の猫は、昔の猫と違って、家と外と出入り自由ではない環境で飼われるので、それだったら、一度に2,3匹飼って、家の中に猫社会を作ってあげる方が良さそうだということ。
(昔の猫たちは、飼い主が気づかない間に、家の外に猫社会を、家の中に飼い主との関係を持っていたのだ。)
だから、例えば、このまちねこさんの猫のうち一匹を気に入ったからともらってきて、我が家で単独で閉じ込めた環境で飼うより、このまちねこさんに集団で住んでいて、私が時々会いに行く方が、その猫にとって世界が広くて幸せなような気がしている。

私は、幼い時から、一時に一匹ずつしか猫を飼ったことがなく、このマチネコさんで初めて「集団の猫」を見るのだが、やはり、猫たちはどう思っているかわからないけれど、傍から見ると、猫が猫社会の一員であることは猫にとって大切なことのように見える。

また、もう5,6回通って、もう一つ気づいたのは、猫の性格の違い。
私が一番気に入っているのは、チャコちゃんという7歳の雌なのだが、この子は、人間に撫でられるのが大好きで、撫でられている間、気持ち良さそうにしてくれる。
猫好きの皆様へ-〇チネコのチャコちゃん_d0063149_17263630.jpg
他14匹の猫がいるのだけれど、「撫でられることが体質的に好き」と感じさせてくれるのは、このチャコちゃんしかいないで、とても希少価値。
そういえば、一番最初に行った日から、「もしかして、私のこと撫でたいのでは?」と背中を見せてくれていたのは、チャコちゃんだけであった。

チャコちゃんを撫でていると、チャコちゃんはずっとおとなしく気持ち良さ気にしてくれるので、チャコちゃんが気持ち良いと感じている心が伝わってきて、錯覚かも知れないが、お互いの心が寄り添って、私が一方的に猫を撫でたくて撫でているのではなく、猫も私が撫でているのを喜んでいると感じられ、お互いがお互いを必要としている感じがして、とても心地良く、心が癒されるような気がする。
また、彼女は、膝の上で寝てくれるところも良い。(膝の上で大人しくできるのはチャコちゃんだけだと思う)

見ていると、4歳くらいまでの若い猫は、大人しく撫でられるより、猫じゃらしなぞで一緒に遊びまわってくれることを好むよう。
他の猫も短い間なら撫でさせてくれるけれど、ちょっと触り方が気に入らなかったり、向うの都合で、どこかに行ってしまったり、落ち着かない。

その点、チャコちゃんは、生まれて7歳くらいの熟女で、そこらへんの若い猫より落ち着いている上、どうも天性、人に撫でられるのを好み、そのことについてとても素直。
機嫌が良いと、私に撫でられている間に、私に近づいてくる他の猫に、唸り声を上げて威嚇する。(オーナーさん曰く「私が可愛がられているんだからね!この人は私専用なのだからね!向うに行け!」と他の猫に言っているとのこと。)

何だか、この撫でられるのが大好きな熟女猫のチャコちゃんに慣れてしまったら、他の猫ではちょっと物足りずに、最近は、マチネコの窓の外から、中の様子を伺い、チャコちゃんが他のお客さんに撫でられているのが見えたら、行くのを諦めることにしている。

私なぞ、こういう「撫でられることが大好きなチャコちゃん」が一番の贔屓になってしまったし、チャコちゃんでないと物足りなくなってしまったが、お客さんの好みは万別で、決して、チャコちゃんがマチネコ全体の人気ナンバーワンというわけではないそうだ。

オーナーさん曰く、人間に慣れてくれば、猫も撫でられるのがだんだん好きになってくるけれど、時間もかかるし、やはり、そもそもの性格の問題があるそうだ。(殆どの猫は、人間が怖いのと、撫でてもいいよという気持ち半々とか)

チャコちゃんのように「人間に撫でられるのが大好き!」という猫は少ないのかも知れない。

(というか、飼い猫で一対一の関係だったら、「飼い主に撫でられるのが大好き」という猫は多いと思う、しかし、チャコちゃんのすごいところは、飼い主でなく、不特定多数のお客さんに対して「撫でられるのが大好き」だということ。
最近、私は、チャコちゃんに入れ揚げている、だって、飼い主と飼い猫のような雰囲気を味わえるから。(笑)

チャコちゃんって、多分、茶色の猫だから、漢字で書くと、「茶子ちゃん」かな?
by mw17mw | 2013-06-28 17:34 | | Comments(0)