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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

創業家出身の若社長

3月に、テレビのカンブリア宮殿で、ロート製薬の若社長のドキュメント番組を見た。

ロート製薬というと、私の世代にとっては、大阪の「目薬の会社」であり、日曜日の七時くらいからの名前は忘れたが、クイズ番組を提供していて、「ロート、ロート、ロー~ト、ロー~ト製薬」というテーマソングと、会社の社屋から鳩が飛んでいく映像を思い出すくらいの印象しかなかった。

それが、今や、肌研(ハダラボ)という化粧品を発売し、大ヒットし、日本で一番売れている化粧水なのだというところからカンブリア宮殿が始まった。
言われてみれば、多慶屋の化粧品売り場で大量に並んでいるのを見たことがある、その化粧水、そうか、売れるから大量に並んでいるのねと初めて理解した。(笑)

で、創業家出身の若社長が東大の理学部を卒業した後、社員としてロート製薬に10年勤務してから、社長になり、次々と改革をしていって、成功したのだとのこと。

何でも、ロート製薬は病院に卸す薬は製造せず、一般の薬局での売薬のみを製造している会社とのこと。
ずっと薬局で薬を買うのが当たり前の世界に、ドラッグストアチェーンが進出し、あっという間に、薬局は減って、ドラッグストアだらけの世界になってしまった。(酒屋と同じね~)
そうなると、製薬会社はドラッグストアから値引きばかり要求され、以前のような利幅が取れなくなって経営が苦しくなり、どうにか工夫をしなくてはいけない状況になったそうだ。

そこで、若手社長は化粧品事業に目をつけ、入社一年目の女性研究者の「肌に良い成分がたっぷり入った化粧水を作りたい」という要望をくみ上げ、研究させ、実現したのが、肌研(ハダラボ)なのだそうだ。
ヒアルロン酸に注目し、ヒアルロン酸がたっぷり入った化粧水を研究したのだが、思いっきりヒアルロン酸をたくさん入れると、コストが高くなってしまうのだそうだ。
そこで、化粧品としては異例であるが、外側の化粧箱をなくす、容器をガラス瓶ではなく、プラスチックにするなどの工夫をし、価格を抑えたそうだ。(おまけに、シャンプーのように詰め替え用も発売され、これまた、人気を博しているそう)

(その他にも、漢方薬のパッケージには、通常、難しい漢字の名前が書かれたものばかりだったところを、その漢字の名称を書くのを止め、効能を大きく書くパッケージに変えたことで、漢方薬の売り上げも伸びたそうだ。)

ということで、今まで使っていた化粧水や保湿クリームが切れたので、肌研の新しいタイプを買って、2週間くらい前から使い出した。

昨年まで、無香料等をチェックしたうえで安い化粧水を使っていたが、その後、昨年中頃から、ちょっとグレードアップして、高齢者向けの成分が入っていると思われる割高な化粧水を使っていたのだ。
確かに、安い無香料の化粧水よりも、大手メーカーの高齢者向けの割高化粧水の方が効き目があることを実感していた。

創業家出身の若社長_d0063149_11534177.jpgそこに来て、年齢を問わないみたいに見える肌研(ハダラボ)はどうかな?と思って化粧水と保湿クリーム(寝るときに塗る)を使ってみたが、何も問題なく、大手メーカーの高齢者向け割高化粧水と同等の気持ち良さがあるような気がしている。(同じ効果なら、安い方が良いものね)

ただ、使う量なのだが、大手メーカーの割高高齢者向け化粧水の時は、高いから、チビチビ使っていたが、肌研はそもそもが安いので、一度に結構多量を使ってしまう、というところで、案外、倹約の幅は小さいかもしれない。

特段、肌研を使ったから良くなったということは感じていないが、悪くなったとか不都合も感じていない。
細かいことは良くわからないが、肌がみずみずしく、柔らかい状態であることは確か。

だから、効果を保証するわけではないけれど、一本くらいは、試す価値はあると思う。(高齢者でも)

そういえば、タニタも、創業家出身の若社長の決断で、料理本を出したり、タニタ食堂を立ち上げたりで、大手ができないことをやったものね。

創業家の社長が続くと、悪い面もあるかも知れないが、ロート製薬とタニタの成功を見せられると、思い切った改革をする時には、創業家の若社長というのは役に立つと思う。
by mw17mw | 2013-05-13 12:00 | ダイエット・健康 | Comments(0)