饗 くろ喜のわかめそば(前半二種類)
2013年 03月 16日
4週とも同じおそばでも良いのに、一週ごと、出汁を変えるとのこと、そうなると、くろ喜の「料理の腕ウォッチャー」の私は通わねばなるまい。
ということで、2週続けて、くろ喜に「わかめそば」を食べに行った。
でも、これが苦ではないことがか明らかになった。
というのは、メニューが一種類(味玉をつけるか、つけないかはあるが)だから、オペレーションが早く、麺が出て来るのが早いから回転が良いのだ。
だから、二週とも、外の行列が10人を切っていた。
その行列の少なさに「わかめそば」は人気がないのかなとか、天気が良いとラーメンに並ぶ人が減るのかなと思ったのだが、中に入ると、大将の「今日はもう70杯出た」という声が聞こえて来た。
オペレーションが早いって、すごく良い!
また、わかめなのだが、くろ喜さんが「日本一」という宮城県石巻市十三浜の生わかめなのだが、乾燥わかめばかり食べている私には今ひとつ、美味しさが良くわからないのだ。
ただ、茎の太いところでも、柔らかく美味しく食べられるのはすごいと思う。
この1か月4回食べたら、美味しさがわかるようになると思う。(今のところ、「乾燥わかめには乾燥わかめなりの美味しさが、歯ごたえが」なんていう感じ)
<2013年3月7日 塩煮干しわかめそば>
詳しい解説はこちら。
塩と煮干しの出汁に、豚と鶏のチャーシュウ1枚ずつ、わかめに貝割れ、そして、正方形に切った長ねぎ無数。
このおそばはこのおそばで通常の「美味しい」より相当美味しかったけれど、私としては長ねぎがうるさかったかな~。
お汁とともに口に入る長ねぎを噛んでしまうと、長ねぎの味が勝ってしまって、せっかくの美味しい出汁の味が負けてしまうのだ。
段々、学習して行って、汁の味を変えないよう、長ねぎは噛まないで飲み込む食べ方になった。(笑)
<2013年3月14日 カジカ出汁わかめそば>
これは、最高の出来であったが、カジカとか、カスベとか食べ慣れていない食材ばかりだったので、味の説明ができない。
どこがすごいかというと、カジカの出汁というクリアなスープ、そこに細かく刻んだ玉ねぎと、カジカの肝ソースが浮かぶ。
カジカの出汁のクリアなスープだけ味わったり、玉ねぎと合わせてみたり、肝ソースを絡めたり、一杯で色々な味が楽しめるのだ。(玉ねぎは長ねぎと違って、そんなに自己主張しないから、このおそばに合っていた)
カスベというえいのヒレをに漬けたものは、ゼラチン質で美味しく、最初にお店の人から「カスベは、骨まで食べられますので、良かったら、食べてください」と言われるのだが、骨も軟骨みたいな感じで美味しく食べられた。
残念なのは、アクセントとして、焼いたトマトが乗っていたのだが、小さいから一口で終わってしまったこと。
トマト自体は甘くて美味しかったこともあり、一口では不満だぞ~と私は言いたい。(笑)
これは、傑作の一杯。
さて、来週の木曜日は、「鯛出汁わかめそば」で、その次の週は、「醤油出汁わかめそば」なのだって。
以前、鯛出汁が楽しみだと思っていたのだが、今週、始めてのカジカ出汁を食べてしまったら、「そうだ、鯛出汁って、食べ慣れた味で、美味しさが想像できるからつまらないかも」とか思い始めてしまった。
しかし、くろ喜さんのことだから、色々な工夫をして、今までになかった鯛の出汁を提供してくれるかも知れない、期待しよう。