日本橋界隈-「金子半之助」の江戸前天丼
2013年 03月 09日
買い物が済んだところで、帰る前に、金子半之助の行列の具合でも見て帰ろうと、そちら方面に行ったら、何と、結構空いていて、午後4時頃で、行列は20人を切っていたのだ、こんな風景初めて見る。(いつもは、40~60人の行列)
こういう時に並んで食べなくては、「私が私でなくなってしまう、太っても良い!」と思ってしまった。
「早めの夕食と思えばいい」と思ったが、せめて、ファイブミニを持参してくれば良かったとその点だけは後悔した。(今度から、いつもバッグにファイブミニを入れておこう)
19番目に並んだと言っても、椅子が用意されていたので、座ること30分でお店に入ることができた。
(しかし、この30分間、吸う空気に天ぷらの油の匂いを感じるので、それだけでもお腹いっぱいに感じがした。)
並んで前の方になると、お店の人が予め注文を取りに来るので、お店の中に入ってから、天丼が出て来るまで時間がかからない仕組みのよう。
お店は二階建てで、私が座ったのは、一階のカウンター。
本当に細長い狭いお店で、1Fは、カウンター越しのは半分が厨房で、その前に肩寄せ合う椅子が6つ。
カウンターの下には荷物が入れられないし、狭いから、コート掛けもなく、そういう設備の面から言ったら、余り褒められないお店。
まずは、黒豆茶が出され、程なくして、お味噌汁と天丼が出された。
お味噌汁の具は何故か、2mm角程度のお豆腐が沢山にみつばが少々。(ま、100円だからという気がする。お味噌汁自体は悪くない。)
で、天丼の感想を先に言うと、確かに評判通りCP抜群の天丼であった。(天丼だけで880円、お味噌汁は別料金で100円)
ネタは超新鮮、揚げ方も上手で問題なく、しかも揚げ立てで、油の質も問題ないし、具の量も多くて、たれも薄めで飽きないし、ご飯の質も上質であった。
だから、不味くはなく、当然、美味しいのだが、何か腑に落ちない、感動がない。
天丼の天ぷらは、大きな穴子・ししとう・海苔・イカのかき揚げと卵が1つずつに、小さな海老2尾で、こぼれんばかりに、溢れるように登場。
サクサクの衣が美味しいのだが、何だか、この衣の食感が、「天ぷらの衣の食感」というより、「フライの食感」に近いと、食べる度に感じてしまった。(パン粉が入っているのかしらと感じた)
フライのような衣に天つゆという組み合わせに「若干の違和感が...」という感じか)
だから、この天ぷらの名前「江戸前天丼」と言われると、「?」と思ってしまう。
「江戸前」は海のことであり、揚げ方や衣を定義しているものではないから問題はないのだろうけれど、今まで私が食べて来た天ぷらの衣とは別のものであった。
どちらかというと、今の時代の若い人に受けるよう、食べやすいよう、フライに近くなるように考え込まれた衣のような気がする。
それ以外は、今日はいつまでも暖かく、コートなしで外で30分座りながら番を待つことも苦ではなかったし、問題なし。
推薦するかと言えば、やはり、「そんなに混んでいない時に、一度は食べてみたら」という感じ。(若い人には受け、年寄りには「?」と思われるか、それでも、コスパがいいから、「これでもいいや」と思うかのどちらかと思う。)
私は多分二度目はない。
地方の人がびっくりしています
あ、そうか、それが東京の天ぷらの特長なのですね。
胡麻油とサラダ油をブレンドしたりしていますものね、お店では。(家庭ではそこまでやりませんが)
そういう意味では、金子半之助の茶色っぽい天ぷらは江戸前かも知れませんね。
ぴあの2013上野・浅草食本を購入しました。新旧、沢山のお店が紹介されていて、読み応えがありました。こちらのブログに紹介されているお店も、ちらほらありました。
お久しぶりです&ようこそ。
並んでまでも食べる価値、これが微妙だと思います。
並ぶのが30分以下(20人以下)なら、価値があり、30分以上なら、お友達と一緒の時とかが良いと思います。
ま、上質でコスパは良いし、話しのタネになるしで、一度は食べる価値があると思います。
問題は、並ぶ時間ですね。
ぴあ情報有難うございます、是非、見て来ますね。