二度目の鵜飼商店(本郷)
2013年 02月 16日
その香りがとても大切に思えて、冷凍したら、香りは諦めなくてはいけなくなると思い、その後、冷蔵保存したら、香りはすぐ飛び、味も薄くなってしまった。
その薄くなった時点で冷凍保存したけれど、良くなる筈なく、その後も2,3度使ったけれど、やはり、これでは美味しくないと捨ててしまって、今日、再び、鵜飼商店に買いに行って来た。
お店の前は、こんな感じで、山手線の内側の東大の近所の高台の上で、かつお節が干されている、いいな~。(笑)
で、おばさんと暫し粉かつおの冷蔵保存の失敗の話しをしたら、お店を仕切っている息子さんは、やはり、冷凍保存を推奨しているとか。
そうだよね、冷蔵では、香りはなくなり、味は薄くなるのだもの。
冷凍なら、味だけは救われる。
そんな話をしながら、結構、昆布があったので、昆布のお奨めを聞いたら、「羅臼のみみ」という袋があって、羅臼の昆布の真ん中を切り取ったみみだけを売っているそうなのだ。
その羅臼のみみは、お水につけっぱなしで良いのだそうだ、昆布は普通沸騰する前に取り出してしまうけれど、これは取り出さなくて良いとのこと。(と言っても、いつかは取り出さなくてはね、ま、沸騰直前を見極めなくて良い手間が省けることは良いことだ)
私は今、築地の昆布専門店ではないお店で買った利尻のみみを使っているのだが、昆布を浸けておくと、水が昆布色になってしまうところが気に入らないのだ。(やはり、すまし汁の時には、色が気になる)
それは、利尻だからだと思っていた。
だから、この利尻のみみがなくなったら、ちょっと高いけれど羅臼のみみを買おうと思っていたのだ。
で、その話をおばさんにすると、「そうではなくて、季節外れに収穫した昆布は、色が出るというわよ」と教えてくれた、ふ~ん、そういうものをつかまされたのかな?
まだ、使っていないけれど、何だか、このお店は、おばさんと息子さん二人だけで、自分たちの身の丈にあった昔からの商売をしていそうで、すごく信用ができるような気がした。
この羅臼が良かったら、今度から、昆布もここで買うことにしよう。
家庭で使うなら、みみで十分、45gで240円と安価で、嬉しい。