本郷界隈-フローリストKTのカレーと餃子
2012年 12月 22日
ここは、テレビで知ったお店で、花屋さんの店舗の中にカウンターを設け、そこで、自家製のカレーと宇都宮餃子の雄である「正嗣(まさし)の餃子」を食べさせてくれるとか。(確か、そのテレビは、「こんなところに食堂が」とかいうたぐいのものであった。)
場所は、本郷三丁目の交差点から、本郷通りの右側を東大と反対側に進み、一つ目の信号を左に曲がり、ちょっと行った左側にある花屋さん。
商店街の名前は、「大横丁通り実業会」というらしい。(結構色々な飲食店が並んでいる、私はつい最近この商店街を知った。)
残念ながら、店舗とメニューの画像は、撮るのに失敗してしまったらしい。
沢山の花がある店舗の中を入って、右側に曲がると、そこには、6席くらいのカウンターがあり、既にお盆の中に必要なものがセットされていた。
ちょうど行った時期がわるく、クリスマスとお正月の目前で、花屋稼業でてんてこ舞いの時期であった。
その日は雨だったせいか、私以外のお客さんはいなかったが、普段の日は、結構、飲食のお客さんが多いそうだ。
お店のマダムが気さくな人で、「テレビを見て来たなら、カレー?」と聞くので、「テレビは見て来たけれど、正嗣の餃子にも興味あり」と答えたら、「正嗣の餃子定食にして、そこにサービスでちょっとカレーをつけてあげる」ということで、話がまとまった。(カレー定食に餃子を2,3個つけるのは不可能だそうだ)
何故、正嗣の餃子に私が興味を持つかというと、我が近所の美容院のお兄さんが栃木出身で、鳥越神社のお祭の時に、正嗣の餃子を焼いて売るのだ。
で、今年、買ったのだけれど、冷めてしまったことと、お祭で気ぜわしく、余り良く味わえなかったので、落ち着いて食べてみたかったのだ。
ということを説明しようと、私の口から、「鳥越神社のお祭」という言葉が出た途端、マダムが、「あら~、私は永住町(元浅草三丁目)に親戚があって、毎年、鳥越のお祭には、その町会でお神輿担いでいるの」ということで、それからは、鳥越祭やその界隈のことで盛り上がってしまった。(笑)
(二人の共通の知人は、カナリヤさんというパン屋のおじさん。)
それにしても、この方も栃木の宇都宮出身、我が家の近所の美容院の栃木出身のお兄さん、両方とも、「宇都宮餃子と言えば、正嗣」と推す。
宇都宮の正嗣って、お店で出すものは、餃子だけで、ご飯もビールもお酒も一切出さないらしい。
しかし、フローリストKTさんでは、冷凍の正嗣の餃子を焼いて、ご飯とお味噌汁とセットにして出してくれるので、「日本で唯一正嗣の餃子定食を食べられるお店」ということになるらしい。
(確か、正嗣の冷凍餃子は、ソラマチの栃木県アンテナショップで売っていたと思う。)
で、出て来たのが、下記の画像。
餃子のつけだれも、正嗣で使っているそのものだし、マダムは、正嗣で10日間、焼き方を修業して来たそうだ。
テレビの取材が来て、カレーを推すか、餃子を推すかという判断時に、カレーはこのお店の自家製だからと、カレーが推されることが多いとか。
でも、食べた感じ、カレーもまあまあ美味しいけれど、やはり、家庭の味の域を出rものではないと思う。(わ、マダムが聞いたら、怒るかも、でも、こういうのは好みだから、気に入る人もいると思う)
正嗣の餃子の方が私は価値があると思った。
他にお味噌汁やお漬物が2皿出て、最後コーヒーが付いて、850円。
特別につけてもらったカレー代を取ってくださいとお願いしたけれど、結構ですとのこと。
で、お会計の時、深紅のバラを一本短く切って、赤いテープを結んだものを、「持って帰って」と渡された。
何でも、通常は、花を短く切ったものを箸置き代わりに置くのだけれど、今日は忙しくてできなかったからとのこと。
深紅のバラって、(好きでもない男の人以外の)誰からもらっても、何だか、とても嬉しい。
雨が降っているし、持ちにくいだろうからと、ビニール袋に入れてくれた。
また、花屋さんらしく、そのバラを長くきれいに保つ手入れ方法を教えてくれた。(外側の花びらが黒ずんで来たら剥がす、茎は毎日5mmでもいいから、斜めに短く切ること)
だから、また、正嗣の餃子を食べに行きたいと思っている。
(お味噌汁の話しは明日にする)