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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

赤じそジュースを作ってみた

この度の北九州の豪雨で被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

二三日前から、北九州の豪雨で、日田や耶馬渓の被害が報道されている。
日田に親戚がいる私、確か、またいとこの家は川に近い筈なので、心配になり、報道を良く見ていた。
しかし、もし、本当に水害に遭っている最中だったり、避難している最中なら、親戚からの「大丈夫?」なんていう電話は余計だろう。
そして、昨日の朝、被害がひどかったということで、日田市の昭和学園という高校の様子がテレビで報道されていたので、その学校とまたいとこの住所をGoogle Mapで検索したら、離れていて、氾濫したのは、またいとこの家の近所の川でないことがわかり、一安心。
ということで、まだ、連絡していない、今日の夜にでも電話してみよう。

---本題です---

赤じそ一袋の半分の葉が残ったので、ネットで「赤紫蘇ジュース」で検索したら、一番上に出て来たたレシピで「赤じそジュース」を作ってみた。(赤じその葉:200gに対して、三温糖500g、酢250cc、水1リットル)

赤じそジュースを作ってみた_d0063149_2141353.jpg結局は、つまんだ葉をお水から煮出して、葉を取り出し、そこにお砂糖を入れて溶かして冷まし、冷めたら、お酢を混ぜて出来上がり。
梅干し用の塩漬け赤じそを作るより、簡単だし、お水を入れて煮出すのだから、葉っぱを洗った後、きちっと水切りしなくても大丈夫そうなところも良い。

不思議なのは、赤しそ半分を梅干し漬けを作った時は、塩で赤じその葉をしつこく揉んで、アク出しをしたのに、赤じそジュースを作る時には、全く赤じそのアク出しを行わなかったこと。
しそのアクは、加熱で消えるのだろうか?(実際に出来上がったものを飲んでも、全然アクを感じないから、問題ないのだけれど、不思議)

赤じそジュースを作ってみた_d0063149_21415376.jpgお酢を入れるまでの赤じその煮出し汁は、真っ黒で、ナスと同じ色。
そこに、お酢を入れたら、鮮やかな赤い色に変わった。
それを見て、「あ、そうか、ポリフェノールは赤ではなく、黒色で、酸と結び付くと、赤く発色するのだ」ということがわかった。
だから、梅干しに使った赤紫蘇が黒く出来上がったと心配したり、塩漬けの梅及び梅酢と合わせたら、真っ赤になったと喜んだのは、無知のなせる技だったことに気付いた。(笑)

100gの赤じその葉で、600cc程度のジュースができて、水で薄めて、氷を浮かべて飲んでいる。
色は真紅でとてもきれい、味はというと、そんなに紫蘇臭い味も香りもなくて、ごく素直で普通に美味しいジュース。

色がきれいで素直な味だから、冷水や冷たいソーダで割ったり、ゼリーに使ったり、かき氷のシロップにも良さそうだし、使い道は色々ありそう。(でも、甘みは砂糖の甘みだし、酸っぱさはお酢の酸っぱさだし、正直、赤じその個性は大人しい)

そして、出来上がってから、改めて色々なレシピを見ると、今回三温糖を使ったが、てんさい糖とかきび糖を使うレシピもあり、そちらの方がミネラルが豊富で良かったかなと思う。
(きっと、赤紫蘇のアクの関係で、すっきりした上白糖や氷砂糖より、雑味の多い砂糖の方が向いているのかしらね?)
酸も、お酢を使わないで、レモン汁、クエン酸を使うレシピもあるようだ。

また、作るかというと、栄養面を考えると、ミネラルが豊富なそうで魅力は感じるけれど、次回、赤しそが余ったら、作ってもいいけれど、わざわざは作らないと思う。

それにしても、私の中の「赤じその味というのイメージ」は、あくまで梅干しに一緒に漬けられた赤じそやそれを乾かして作ったゆかりの味だったことに気付いた。(一般的にもそうだと思う)
でも、赤じそジュースには、梅関連のものが一滴も入っていないから、飲むと、「あら?イメージと違う」」とか「物足りない」と思ってしまうのかも知れない。
梅とコンビでない赤じその味は、とても素直な味。
(ということで、井上さんにいただいて来た梅サワーをちょっと入れたりして、工夫中)

また、梅干しを何度も作っている方の赤じそジュースの作り方を読むと、まず、梅干しのための赤紫蘇の葉に良いものを選び、残った小さい葉とか、赤くなかった葉を赤じそジュースに回すという記述が多かった。
(これは、梅干しに漬け込んだ紫蘇の葉を、例えば広げておにぎりに巻いたりして、利用するからだろうか?
私としては、全て干してゆかりにしてしまえば、どんな赤じそでも構わないように思うのだが。)

今回の梅干しづくりは、初めてのことでもあり、茎から、葉っぱを外すだけで精一杯になってしまい、取り敢えず、赤じその味のする梅干しが出来れば良いと思って、良い葉を選ぶとか、小さい葉を取り除くなぞ、全くしなかった。
ま、初回だから仕方ないさと思う反面、実際に、梅干しが出来上がった時に、紫蘇の葉をちゃんと選べば良かったなと思うかもと想像される。さて、どうなるのでしょう?(ま、今回は、梅干しが美味しくできれば良いのだ、初回から欲張らない、欲張らない)

私が参考にしたレシピもそうだけれど、赤じそジュースに使った赤じそのだしがらを再利用して食べるように書いてあるレシピもあった。
ま、再利用しても良いけれどと思いながら、煮出して搾り切った赤じその葉を食べてみたが、何の味もしなかった。
全ての栄養をジュース側に出し切って、食物繊維しか残っていないと思う。
それでも、食べるかどうかは、現在思案中。(冷蔵庫に保存してあるが、結局食べないかも)
Commented by 齋藤一郎 at 2012-07-05 19:32 x
夏バテ対策として梅干しを愛用しています。
Commented by inoue at 2012-07-05 22:46 x
赤紫蘇の出し殻は時間おいて食べてみてください。少し味が戻ってきていませんか?紫蘇は身体を温めて気の巡りをよくする効果(中医学的に)があるので、少しの量を鰹節としょう油で佃煮風に味をつけておにぎりの具はどうかしら?また塩味は白梅酢で味をつけても。気になったらやってみてください。
Commented by mw17mw at 2012-07-06 11:17
>斎藤一郎さん
夏バテ対策に梅干し、いいですね。
私の今回の梅干しは出来上がりが初秋の予定で間に合いません。
今回、1kg作ったのですが、これがいつまで持つのだろうかと思います、多分、半年は持たないでしょう。
来年は、一年分漬けたいです。
Commented by mw17mw at 2012-07-06 11:21
>inoueさん
昨晩味見してみましたが、やはり、何の味もしないと思いました。
マクロビオテックのテレビを見た時、マクロビオテックの考え方では、「全てをいただいて、完全に栄養をいただく」と言っていました。
例えば、野菜のエキスだけもらって、皮や根を捨てる好意は、不完全だとか。
そういう考え方をすれば、確かに、赤じそのだしがらも食べた方が良いのでしょうね。
本日、ちりめん山椒を作る予定なので、それに混ぜ込んでみますね。(私が赤じそジュースを作る時に参考にしたレシピに書いてあった通りですが、きっと、ちりめんじゃこの味が赤紫蘇のだしがらに移って美味しくなるのではと思うのであります)
Commented by 大外郎 at 2012-07-14 16:33 x
すっかり出遅れ(^^;

我が家では、しそジュースの残りは
みじん切りにして、赤だし味噌や砂糖と一緒に炒めて
シソ味噌にします。
二つ割にしてオーブンで焼いたナスに
塗って食べたり、キンキンに冷やした麦茶で
水飯つくったときに乗せて食べたりします。

が、この夏はすでに4回作ったので、
2回分はさすがに捨てました。
Commented by mw17mw at 2012-07-14 21:51
>大外郎さん
シソ味噌のアイディア、良いですね。
私もやってみます。
今日、赤じそジュース作ったので、ちょうど、だしがらみたいな赤じその塊ができたところでした。
Commented by ヤマちゃん at 2012-08-10 10:21 x
はじめまして
私はしそジュースはクエン酸をつかいます。酸味がすっきりしていますよ。
ちなみに梅干しのしそはあくぬきしません。それはそれは真っ赤な梅干しができます。
Commented by mw17mw at 2012-08-10 16:10
>ヤマちゃんさん
はじめまして&ようこそ。
クエン酸、使ったことがないのですが、梅の酸もクエン酸らしいから、赤じそジュースに向いているのかも知れませんね。
何せ、赤じそジュース、今年初めて作ったものですから、来年以降、クエン酸を使ったもの等、研究してみます。

へ~、梅干しのしそ、アク抜きしないのですか?
どのレシピを見ても、アク抜きする方法ばかりだったので、アク抜きをしてみましたが、確かに、赤じそジュースの時なぞは、アク抜きしませんものね、結構、アクが弱いのかも知れませんね。
興味深々ながら、来年からどうするか、思案・研究することにします。
どうも有難うございました。
by mw17mw | 2012-07-05 11:25 | お菓子レシピ | Comments(8)