都内日帰り旅行6-ちょっと三田のお寺・上野桜木・谷中
2012年 04月 17日
私の携帯のアドレスをご存知の方々へ
実はケチして、携帯のアドレス契約を打ち切ってしまいました。
だから、今後、私の携帯への連絡は、電話か、携帯の電話番号宛てのショートメールとなりますので、私の携帯アドレスは消去願います。
(ということは、私が家の外にいる時は、スマホの方々とは、電話でのやり取りだけ可能な状態です)
今後、来年になって、wi-fiと契約すれば、PCにメールを打っていただいたものが、外でもiPodで読めることになる予定です。
それまで、ご不便をおかけしますが、宜しくお願い致します。
---本題です---
コート・ドールを出たら、Mさんがコート・ドールが入っているマンション隣の「龍源寺」というお寺に興味を示して、ご朱印をもらいたいとのこと。
そして、中に入ってみると、そのお庭がとても素敵であった。
大きなお寺は入りやすいけれど、小さなお寺は普通入り難い。
しかし、「ご朱印をいただきたい」と言えば、何の抵抗もなく入れることがわかった。
(ご朱印については、「御朱印入門」というページに詳しい。何だか、普通はお礼として300円くらい渡すのが礼儀らしい)
そして、ちょうど雨がパラパラと降り出したこともあり、田町までタクシーで行き、山手線に乗って、上野駅公園口に着いた。
そこから、めぐりんに乗って、寛永寺前で降りた。
本当は、奏楽堂入り口で降りて、芸大プラザで手持ちの松島屋のうぐいす餅を食べて、国際子ども図書館をチラっと見学、その後、寛永寺に向かうと言うコースが理想だったのだけれど、最終、日暮里駅を5時半に出なくてはいけないということがあり、心に余裕がなく、めぐりんのバスの中から、国際子ども図書館を眺めてもらって、寛永寺まで行ってしまった。
この写真は、寛永寺の前から東京国立博物館の方を見たところ。
東博の表慶館の青いドーム型の屋根が見える。(肉眼で見ると、ドーム型屋根がもっと大きく見える)
森まゆみさんが、「谷中は日本のモンパルナス」と表現したそうだが、それは芸大が上野の山にあることが大きいと思うが、この風景も、その表現に一役買っているような気がしている。(と言いながら、寛永寺は谷中ではなく、上野桜木だけれど)
または、寛永寺がまるで「江戸のお寺」風情だから、寛永寺の前から、青いドーム型屋根を見ると、江戸時代から明治時代、もしくは、日本文化から西洋文明を見ている感じもする、私の気に入っている風景。
さて、門から入って、根本中堂の横を抜け、寺務所に、ご朱印をいただきに行く。
ご朱印に興味のない私は、うろちょろと色々見て回ったが、お寺に「紋」があるものかどうかも定かではないが、鬼瓦から、門の鉄柵まで、ありとあらゆるところに、徳川さんの葵の御紋があった。
その後、私が「谷中ならでは」と思うポイント(例えば、大きなヒマラヤ杉とその横のパン屋さん、朝倉彫塑館なぞ)を通るコースで、H堂まで歩いた。
その最中、お寺が沢山あるので、Mさんは大喜び。
彼女は、今回の日帰り旅行を全て楽しんでくれたと思うが、どう見ても、「小さなお寺」と「ご朱印」に反応が良く、目がキラキラとか、反応がイキイキしていた。
色々なお寺を見ては、「ここが気に入った」と中に入ってご朱印をいただいていた。(が、高輪で二つ、谷中で三つだけだけれど)
何だか、その様子は、野の花が好きな人が野原に行って、咲き誇っている色々な花から自分の好みを探す姿に似ていると思った。
彼女の好みのお寺は、「小さいお寺」なのだそうだ。
う~ん、これが東京ならではの行為かというと、多分、こんなにお寺が集中している地域というのは、きっと京都・奈良・東京だけではないかと思うので、良しとしよう。
(しかし、寺町で引いたら、寺町は、京都・奈良・東京以外にも、沢山あるようだ、規模はわからないけれど)
これ程お寺の好きなMさん、我が家の方に連れて行って、元浅草・松が谷・西浅草・根岸方面、を案内したら、きっと狂喜乱舞だろうな~と思った。(文京区白山方面や墨田区隅田川沿いも良いかも)
そうこうしているうちに、H堂に到着。(余り気に入らなかったから、お店の名前は伏すことにした。)
私は、新作のうぐいす桜、Mさんは、苺ヨーグルトを注文。
私がH堂に行ったのは、半年振りくらいであった。
私のは、真ん中にうぐいす餡が埋め込まれていて、かき氷の上に、ピンクのシロップと、うぐいすきな粉が半々乗っていた。
その上に、桜の花の塩漬けが一つ。
美味しいかと言うと、私からすると、「まあまあ」
どこがだめかというと、一番だめなのは、食べ込んで行くと、最後に残るのが牛乳味の冷たい液体ということ。
前回行った時食べた栗の氷もそうだったのだが、なぜか、ここの氷は、牛乳を頼んでないのに、最後、牛乳味になってしまうことが多いのだ。
桜の花の塩漬けはそれなりに桜の香りを発散していたけれど、やはり、桜の葉の塩漬けに比べたら弱いかな~、うぐいす餡も、鳥越おかず横丁の水上商店の青豆の方が匂うようで美味しいなとか思ってしまった。(しかし、これを食べていて、今年の夏は、水上商店で青豆の煮豆を、同じ鳥越の和菓子屋さんでかき氷を買って、組み合わせたら美味しいだろうと思い付いた。)
ま、とにもかくにも、最後、牛乳味で終ってしまうところが、900円も払って、何だろうと思ってしまう。(食べ終わって、がっかりしてしまった。)
Mさんは、苺ヨーグルト美味しかったのだろうか、食べている間に精算をして、集めたご朱印を見せてもらったりして、お店を出てからも、気が急いていたせいもあり、一度も氷の話はしなかった。
そう言えば、ご朱印は面白かった。
また、宗派によっては、字体が決まっているところもあるが、寺によって個性様々。
一番目立ったのは、寛永寺のご朱印。
何て言うのだろう、全体の感じが「威風堂々」というイメージのものであった。
さすが、江戸時代、徳川家の庇護の元、上野の山全体が寛永寺だったというお寺だけあるという堂々さ。
お寺の規模は小さくならざるを得なかったが、その精神は、延々と江戸時代のものが変質せず続いているのねと実感した。(ご朱印の写真を撮らせてもらえば良かったが、最初に書いたように、カメラが不調だったのだ。)
それにしても、お寺は、基本的に、門を開けている間、ご朱印が書けるように、達筆の人が常にいるものだと思った。(一軒、お坊さんがお留守で、予め書いた半紙のご朱印を用意しているお寺があったけれど)
お坊さんには、習字の修業が必須なのかな?
その後、池波志乃さんが結婚式を挙げた諏訪神社に案内して、そこが崖になっているところを見せて、日暮里駅に向かった。
ちょうど5時半、私が御徒町駅で降りて、別れた。
その後、彼女は無事に羽田空港から福岡に着いたそうだ。
福岡は、空港と市内が近いとのことで、多分、予定通りにそんなに遅くならずに帰れたのではないだろうか。
本当、次にお会いできるのは、何年後か。
高い飛行機代を払って来た価値があった旅行だったか、ちょっと不安だが、全く初対面同士の旅行だったし、ま、こんなものでしょう。