素家に刺激されて「りんご酢」
2012年 04月 01日
蓋を開けると、まだ新しいりんごを切ったものが浮いていて、とても香りが良さそうなお酢であった。
テレビで見た時は、10日間りんごを漬け込んだ甘酢をお店に出すと言っていたし、10日経ったりんごの皮の色は茶色になっていた。
しかし、実際に見てみると、りんごの皮の色が鮮やかだったので、これはどうしたものかと思いながら、りんご酢をちょっと手に取って、舐めてみたら、香りも味も良いのだけれど、何せ甘~い。
麺にかけて食べてみると美味しいけれど、やはり、私には甘過ぎる。
でも、こんなにりんごの味と香りのするお酢って、とても良いと思い、家に帰って、適当に作ってみた。(サンふじの買い置きがあったのだ。)
千鳥酢100ccくらいに、りんご半分から種と芯を取り除いたものを半分に切ってから、5mm~7mmの厚さに切って、漬けてみた。
半日経ったところでは、余り変化を感じなかったが、丸一日経ったら、りんごの皮から赤色が消え、香りは移っていなかったが、りんごの風味が少しお酢に移っていた。(ということで、素家のりんご甘酢は、私のより相当りんごの風味と味が深かったから、テレビで言っていた通り、10日ものだと思う、そこに、見た目印象が良いように、新しいりんごを浮かべたものではないか。)
それで、私流の冷やし中華を作って、使ってみた。
豚挽肉を油で炒め、そこに砂糖、清酒、お水と中華スープの素を少々入れ、煮込み、アクを取り、塩少々と醤油を入れて味を決め、汁を冷ます。
で、茹でて水で〆た中華麺の上に、薄焼き卵ときゅうりの千切りを乗せて、冷めた汁をかけ、お砂糖少々を上にかけた上に、自家製りんご酢をかけて、砂糖を溶かして食べた。
そうしたら、とても美味しいし、冷やし中華の汁を一滴残らず飲み干してしまった。
りんご酢の入った汁は、マイルドでとても美味しい、これはいい、他の料理にも使えそう。
(写真は2回目の冷やし中華で、わかめを足してみた。そして、辛子を加えてみたけれど、辛子が汁に入ると、汁を飲む時むせることがわかり、良くなかった。<笑>)
冷やし中華の他は、韓国冷麺?きゅうりとわかめの酢の物、後、何に合うだろう?
そんな大袈裟に考えなくても、素麺やお蕎麦やうどんを冷たいまま食べる時に使えばいいのだ。
お酢だけ舐めてみると、ツンとした刺激が消え、りんごの甘みが移って、マイルドなお酢になっていた。
ということで、最初に作った100ccは、熟成を待たずに使い切ってしまいそうということで、米酢とサンふじを買って来て、大体1リットルにりんご1kgを漬け込んでみた。(何故、米酢かと言えば、千鳥酢でうまく行ったし、参考にしたCookpadのレシピにも米酢が一番合うと書いてあったから)
「りんご酢 レシピ」で検索すると、Cookpadに、このレシピとか、このレシピがあった。
両方とも、氷砂糖を入れて、ドリンクするために作るもののようだが、私は、料理に使いたいし、自分が適当に作った砂糖なしのりんご酢を舐めてみると、相当りんごの甘さがお酢に移っていたので、お砂糖を入れるのはやめておいた。
何だか楽しいな~、今まで市販のりんご酢を買ったことはあるが、いつも「りんご」の風味を感じなくて、不満だったのだ。
でも、自分で作ってみたら、りんごの風味のするりんご酢ができてしまった。
Cookpadによると、やはり、出来上がるまでに2週間くらいかかるみたい。
その後、りんごを取り出せば、長期保存ができるようだ。
うまく行ったら、今年の冬は大量に作りたい。
他の果物で作ったらどうだろうとは思うが、色々なものに手を出すと収拾がつかなくなるから、当分は、自家製りんご酢に集中しよう。