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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

栗原はるみさんとNHK

一カ月くらい前だろうか、NHKのプロフェッショナルで、「料理の力を信じてる-料理家 栗原はるみ」を見て、数日前、桃猫さんのtwitterで、「旅のチカラ「64歳シェフ修行 栗原はるみ イギリス・ロンドン」を見損なったことを知り、NHKオンデマンドで210円払って見てみた。(両方ともNHKのオンデマンドで見られると思う)

ま~、それにしても、本当にNHKはこの栗原はるみさんを持ち上げ過ぎではないかと見ていて、思った。

確かに人気はあるし、長年、本をずっと出し続けているし、世界料理本大賞のようなものも獲られたとのことで、私がケチをつけることすら、おかしいのかも知れない。

が、私はずっと昔、栗原さんの本を買って料理やお菓子を作ったことがあるのだが、私の評価は、「お菓子の本(栗原さんちのお菓子の本)はとても良いけれど、料理は味が合わないし、野菜を入れ過ぎて、我が家のような高齢家族には合わない」と思った。
残念だけれど、栗原さんのレシピで色々作ってみたが、一つも気に入らなかった。
そもそも彼女は伊豆の人だから、料理のベースの味が濃いのではないかと思う。
しかも、食べ盛りの男の子のお母さんで、その子がモリモリ野菜を食べるように、やたらに野菜を入れたがると感じた。
この2つで、彼女のレシピは、「育ち盛りの男の子を持つお母さんに向いているのでは?」と思い、その後、本を買わなくなったし、雑誌でレシピを見ても、作らなくなった。

(私は、彼女の「ごちそうさまが、ききたくて」は、使わないながらも持っていたので、改めてみると、良いレシピ本だと思う。<実際に選んで作ったものは気に入らなかったけれど>その後の、「たれの本」「ソースの本」のレシピの味が濃かったのかな?この2冊はもう手元にはない。)

ま、だから、NHKが「栗原はるみさんは、彼女のレシピを見ながら料理を作る100人が100人とも美味しいと思えるレシピを作ろうと頑張っている」と言うと、「???」と思ってしまう。

で、現在に話を戻すと、プロフェッショナルの方では、栗原さんは、他の人の料理レシピなぞ一切見ずに、自分で何度も試作して、誰が作っても簡単で美味しいと思えるレシピを開発するそうだ、「だって、他の人のレシピは私のレシピではないから」と言っていた。
NHK的には、「その点がプロフェッショナルの流儀」と言いたかったのだと思うが、何だか、見ていて、「そこまで頑なにならなくても」とか、「人のレシピを真似しなくても、優れたレシピの本質がわかれば、そこから発展があるのに」なぞと思ってしまった。

正しいかどうかはわからないけれど、私からすると、彼女は、「人の真似と言われたくないがために、人のレシピを参考にしない、見ない」気の強い、というか、負けん気の強い人に思えた。

で、数日前に見た「旅のチカラ」で、彼女はもう一度料理を見つめ直したいということで、ロンドンのソーホーにある一つ星レストラン「ゴーティエ」の厨房に5日間入れてもらい、そこで、料理修業をするストーリー。

ロンドンのマーケットやレストランの描写は良かったが、見ていて、何だかな~と思ってしまった。

彼女が、「これ、不思議でしょう?」と言って、美味しそうに飲んでいるそのレストランの「トマトのジュース」というのか、トマトや他の野菜を混ぜて冷凍し、そのエキスだけ取り出すと、透明でトマトの味のするジュースなのだけれど、作るのに冷凍するしないの違いはあるかも知れないけれど、東京でだって「コート・ドール」で味わったことがあったし、辰巳芳子さんのレシピにもその料理がある筈、人の真似だと言われたくないために他人のレシピを見ないから、今頃、ロンドンで、「初めて知った~」みたいなことを平気で言えるのだ。(そのことについては、「トマト水 1/2」「トマト水 2/2」を見てください。)

その他、スズキの焼き方を習い、片面だけじっくり焼いた後、フライパンに出て来た脂をスプーンですくっては、上の面に何度もかけ、上の面からも火を通して行く。
最後は、取り出して、焼いた面を上にして、余熱で仕上げる。

これについても、栗原さんは、何て言う知恵を教えてもらったのだろう風に感激していたが、別にこれがロンドンまで行って習うことかと思う。
例えば、日本料理で、煮魚する時に、ひっくり返すと身が崩れるから、ひっくり返さないで、煮汁を何度も何度も上からかけて、上の面からも熱を与えるし、別にこれだって、ロンドンに行って習わなくても、日頃から、もっと栗原さんが貪欲に、色々な調理法を研究していれば、もうとっくの昔にわかったことではないかと思った。

うがった見方かも知れないが、この2つの番組を見て、栗原さんって、日本人の料理研究家や料理人は全てライバル視していて、外国人からなら、素直に人から料理を習える人なのかもと思ってしまった。

ま、今回のテレビで良かったことは、もっと自由にレシピにとらわれず、素材の組み合わせを頭で描いて料理すると言うことを習ったことかな?
しかし、それはレストランのやり方で、家庭料理でそれをやるとなると、無駄が大きいのだ、でも、彼女は色々考えて、新境地の家庭料理の本を出して行くかも知れない。

栗原さんは、お子さんも相当大きくなり独立し、相当年上のご主人と二人暮らしのようで、ご本人のライフスタイルも変わってしまったり、世の中の食糧事情が大きく変わって、専業主婦が減り、家庭で食べる料理、若い人が作ろうと思う料理が、昔とがらっと変わって来ている。

何でもありで、目新しいことをする料理研究家がテレビでもてはやされたと思うと、泡のように消えて行く時代。
また、健康のためダイエットに向いた料理・食べ方が人気であり、栄養士出身の料理研究家も昔よりずっと人気の時代。

栄養士でもなく、ずっと家庭の中で、他の人の調理法も全く見て来なかった栗原さんは、これからどういう方向に進んで行くのだろう。

ま、NHKとしては、彼女くらいの大家でも、60を過ぎても新しいことにチャレンジするのだよ~、だから、同世代の人たちも頑張ってねということが言いたいがための番組だったのかも知れない。
Commented by ☆まさ☆ at 2011-12-11 23:29 x
透明のトマトジュース、浅草でも出すお店あるくらいなのに。。
Commented by mw17mw at 2011-12-12 00:23
>☆まさ☆さん
浅草に、透明のトマトジュースを出すお店、あるのですか?
知らなかったです、どこだろう?
良かったら、教えてください。(内緒にしたい場合は、非公開コメントでお願いいたします)
Commented by ☆まさ☆ at 2011-12-12 11:45 x
「大多福」千束のおでんやさんですよ~♪
ぜひ行ってみてくださいね。
Commented by mw17mw at 2011-12-12 21:14
> ☆まさ☆さん
有難うございます、大多福なのですか?
あそこは高そうなので、年金が出たら行こうと思っています、その時には是非トマト水いただこうと思います。
by mw17mw | 2011-12-11 22:16 | 料理よも山話 | Comments(4)