3回目のひみつ堂は、「甘夏<小夏>即興版」
2011年 06月 22日
よみせ通りから適当に路地を渡り歩いて、無事、「ひみつ堂」のある通りに出たのだが、遠くから、ひみつ堂の方を見ると、人だかりが見えた...天気は良いし、暑い日曜日の午後だから、行列ができていたのだ。
それにしても、ケイトさんは、その日で、8日間で3回目のひみつ堂という熱心さ。
すご~い。(その3回の記事はこちら)
並んだのは、多分、30分くらい、「アルバイトの募集の貼り紙」を見ながら、このアルバイト店員の勤務時間が混む時間と話したり、テイクアウトで氷を買った場合、岡倉天心公園で食べたらどうだろう?あそこはベンチがあったかしら?などと話していた。
次は私たちという時になったら、お店の中から、「甘夏は終わりました」との会話の声が聞こえ、だったら、今回は苺にしようかなと算段していた。(実は、ひみつ堂さんは、甘夏の氷蜜(ひみつ)を改良したとのことで、今回は、甘夏を食べることになっていたのだ。)
しかし、私たちの番になり、注文する段になったら、「甘夏は終わってしまったけれど、生の小夏があるので、それで作りますから」とのこと。(ケイトさん抹茶)
で、出て来たのが、下の写真。
前回のと全く異なる味のデザインで、小夏の実が潰され、汁になっていて、たまに袋やタネが入っていて、アクセントになっていた。
爽やかなこざっぱりとした甘さで美味しかった。(ケイトさんも褒めていた)
それにしても、私が先日書いた記事の「もうちょっと甘さがあって、甘夏が潰れていて、甘夏の汁というか、味と香りが氷になじんでいるもの」というとおりの味に思えた。(笑)
前の「甘夏ごろごろ氷」より相当美味しくなっていた。
でも、何だか、若干、素直過ぎる気もしたのだが、これはその場で考えた「即興版」で、今、毎日お店に出しているひみつ堂さんが改良した甘夏の氷蜜とは別物とのこと。
今回の即興版は、女優さんに例えると、大女優とか看板スターではなく、堅実で温かい家庭ですくすくと素直に育った女の子を演じられる、かけ出しの若い女優さんならではの魅力があった。
派手さはないのだけれど、確実に、素直で温かくきちんと育てられた「爽やかな魅力」を感じた。
食べ終わった後、ずっと、口の中に小夏の爽やかさが残り、数時間、楽しめた。
私はケイトさんと違って、一回で二杯は食べられないので、次回は予約してある山ぶどうを食べ、その次は、即興ではない甘夏の氷蜜に決定!
何でも、今の改良版の甘夏の氷蜜は評判が良いとのことで、とても楽しみ。
しかし、ひみつ堂さんは、甘夏一つについても色々な角度のシロップを研究されるし、引き出しが多くて、すごいと思う、最新のブログのコメントに「グレープフルーツ」「豆もの」「味の香メロン」があるとのこと、他に夜のメニューにザバイオーネがあるみたいだし、どれも食べてみたいけれど、ま、順番にね。
ところで、ひみつ堂さんに行くと、可愛い子供たちに会えるのも魅力。
前回行った時には、ふらっと、小学校高学年くらいのポニーテールの女の子がおじいさんと一緒に入って来たのだ。
そのおじいさんが言うには、その孫の女の子が「おじいちゃん、私の隠れ家に一緒に行こう!」と誘ったとか。(ひみつ堂だから、隠れ家なのか?)
おじいさんは孫に隠れ家に誘われて嬉しそうだし、女の子も、苺のかき氷が食べられて幸せそうな良い光景であった。
また、今回は、隣のテーブルは小さな子供二人とお父さんとお母さんだったのだが、当然、小さな子供たちは、お父さんやお母さんの氷を一緒に食べていたのだが、お父さんの膝の上に座っている3歳くらいの女の子が、お父さんの苺のかき氷にストローを突っ込んで、しもぶくれのほっぺたをより膨らませながら、一心不乱に溶けた氷水をチューチュー飲んでいた。
なんて言うかな、お父さんの膝の上に抱かれている半人前の癖に、その「もっと苺水が飲みたい」という一生懸命さだけが、一人前ぽくて、お父さんと一緒に食べているなんて全然頭にない様子が、とても可愛かった。
苺水がとても美味しかったのだろう。
そう言えば、ひみつ堂さんで聞いたのだが、26日(日)の午後4時から、テレビ東京系列の「スイーツ&ピース 本当においしい スイーツガールス」という番組で紹介されるとか。
きっと、これから暑い間は混むであろう、覚悟して行かねば。