オーバカナル高輪・今年の桜
2011年 04月 21日
もっと早くに、その話を書きたかったのだが、何だか、震災・原発事故と世の中が不安定で、苦労されている方々が多い中、遊び歩いているみたいに感じられて、憚ってしまった。
でも、私自身としては、震災から2週間強のその時、自分の守らなくてはいけない家を離れ、全く違う空間で仲の良い人たちと美味しい物を食べながら、おしゃべりできたことは、とても楽しかったし、良い気分転換になった。
皆で、「また、こうして会えたことに乾杯!」から始まり、地震のとき、どうしたこうしたと話題は続いた。
おかげで、何だか、何やかやと緊張が続いていた私は、肩の力をすっと抜くことができた気がする。
震災の後、やはり、知り合いと会って楽しい時を過ごせるチャンスがあったら、無理をしない程度、他人に迷惑をかけない程度に、生かした方が良いと思った。(私なんて、地震の次の日、下北沢、その後、味農家、最後、高輪と、震災後3週間で3回も遊んでしまった。)
降り立った品川駅も灯りを節電していて、何だか、本当に震災があったのだなと実感したが、駅自体は、光が煌々としている時より、落ち着いていて良い感じに感じられた。
オーバカナルは、カジュアルレストランのちょっと上の部類という感じ。
震災の後、計画停電がまだあった時期の平日の夜だったからか、席は半分くらいしか埋まっていなかった。
私が食べたものは、まず、前菜が「アスパラガスと生ハムのサラダ」
太くて冷たくて、とても美味しかったけれど、今まで食べた白い生のアスパラガスの中では、一番缶詰のアスパラに味が近いような気がした。(それが褒め言葉になるのか、けなし言葉になるのかというと、褒め言葉は褒め言葉なのだ、美味しかったから)
缶詰のアスパラガスと同じ味に感じたが、食感は全然違って、シャキッとした感じ。
多分、茹で方が柔らかめだから、缶詰に近くなったのではと思うけれど、不確か。
メインは、豚肉料理。(名前は失念)
ストウブのままテーブルに運ばれて来たが、結局は、自分で、全てお皿に取り出さねばならず、面倒くさがりの私にとっては、それだったら、厨房でお皿に取り出して来てくれればと思ってしまった。(笑)
ま、ストウブのままテーブルに出すところに、「わ、きっと美味しいだろう」という期待感を持たせたかったのだろうけれど。
美味しかったけれど、どのように美味しかったのか、良く覚えていない。
それに、デザート。(省略)
パンも美味しかった。
メル友さんが割引券を持っていたので、安く済んだし、めでたし、めでたし。
その後、高輪在住のメル友さんが「桜の穴場」ということで、高輪プリンスホテルのお庭を案内くださったのだが、それがとても良かった。
3月末だったから、桜もちょっと咲き出したというとき、また、残念ながら、その時、ちょうど電力不足で地域によっては計画停電実行中であった。
品川区は計画停電ではなかったのだが、例年なら、もっと灯りがついているのだろうが、ホテルも節電に協力中今年はほぼ真っ暗。
ちょっと離れたところのホテルの建物の光があるから、歩けない程暗いわけではないのだが、咲いている桜や花以外は良く見えなかったが、とても良いお庭であった。
都心の山手線に近い駅に近いところのホテルに、こんな大きなお庭があるなんて、そして、泊まり客でなくても散歩できて、高輪プリンスはすごいと思う。
来年以降、あらためて行ってみたいな。
今年は、桜が全開の時に、上野などに桜を見に行けなかったが、ふと買い物に行った時に見た浅草の桜がとても素敵であった。
ちょうど桜の盛りの日曜日、浅草の仲見世通りと新仲見世通りを交差するところから、ふと、観音様の方を見ると、左手に、伝法院の桜越しに、赤い五重塔が浮かび上がって見えた景色が最高であった。
青い澄んだ空にピンクの霧のように咲き誇る桜越しに見える赤い五重塔、とても素敵だった。
写真を撮れば良かったと後悔。
桜の名所の桜の木が沢山あるところの桜の美しさとは違う趣ではあるが、絶対のお薦め。
実は!先日、ホワイトアスパラを少し長めに茹でましたら、限りなく缶詰にちかいなあああと実感いたしておりましたんです。
しゃっきとしているももの味は、缶詰・・同じと!
ひょっとしたら、あの缶詰は非常に優秀だったんですね。いかがでしょう・・・。
読んでいただき、有難うございます。
そうなのですよね、「缶詰に近い味」というのの評価が難しいのですよね。
通常は「缶詰のよう」というと、美味しくない例えに使われますが、アスパラに関しては、「缶詰と同じ味」といのは茹で具合が良かったという褒め言葉なのかも知れませんね。
何せ、ホワイトアスパラガスについては、殆どの日本人、缶詰から入っていますから、「缶詰と同じ味の本物」を食べると、どう評価していいかわからないところがありますよね。
多分、おっしゃるように、缶詰の出来が良いのでしょうと私も思います。