お正月の料理
2011年 01月 03日
これが元旦のお昼、上野の山から帰って並べて食べたもの。
自分で作ったのは、出汁巻き玉子、黒豆・しめ鯖・柚子大根のみ。
(本来なら、伊達巻なのだけれど、元々、伊達巻は好きではないし、今まで一度も焼いたことがないので、一から調べて材料を揃えるのが面倒で、出汁巻きにしてしまった。)
左後ろから、かまぼこ・出汁巻き玉子・合鴨のスモークを並べたもの。
普段はかまぼこを全然食べないのだが、お正月には上質のかまぼこを厚めに切って、わさび醤油で食べるのが好き。
合鴨のスモークは、大晦日に大金さんに鴨を買いに行ってなかったので、何も買わずにお店を出てくるのも何だなと思って買って来たもの。中華人民共和国製で400円と安かったけれど、美味しく、当たりであった。
右に行って、私の作った黒豆、今年はまんとうさんの飛びっきりを使って、三温糖と上白糖半々で煮た。
出来上がってから、豆が茶色に煮上がったことに気付き、「そうだ、三温糖で煮ると茶色くなってしまう」ことを思い出した。
今年の年末こそ、上白糖などを使って黒く煮たい。
その隣が、築地の双葉食品で調達した栗きんとん。
難はなく、ごく普通の美味しい栗きんとんであった。
高かっただけあって、栗がたっぷり入っていて良かった。
そこから手前に並んでいる黒いものは、昆布巻き4種。
鮭・たらこ・にしんと、何と、松茸の昆布巻き。
昨年末、我がビルの外壁工事を頼んだ工務店からのお中元。(その前の年のお歳暮も昆布巻きであった)
賞味期限が2011年1月末だったので、取っておいて、兄弟で分けたもの。
いただいた時、「何で、お中元に昆布巻きセット?」と不思議だったのだが、「これで打ち止め、お歳暮は行かないよ」という意味だったと、年末になってわかった。(笑)
一番美味しかったのは、松茸の昆布巻き。
味というのではなく、香りとこりこりした歯触りがとても良い、また魚ではなく茸であることから、魚臭さがないところとか、良かったな~。
自分では買わないだろうし、もう誰も松茸の昆布巻きを私にくれないと思う、最初で最後の松茸の昆布巻き?
真ん中あたりの白いのが柚子大根、これは、また別に記事にする予定。
しめ鯖は、年末に築地に行った時に、気が向いて一尾買って来て、〆て、冷凍しておいたもの。
スモークサーモンは、上野松坂屋年末恒例北海道物産展で買った王子サーモンの切り落とし。
<二日目のお昼>
昆布巻きの他、今年は、酒問屋さんの外交さんがどういうわけか、私に、白ワインのセットをプレゼントしてくれた、こんなこと、初めて。
え~、いいの?我が店にお歳暮くれても、取引量増えないわよと言ったのだが、くれたので、もらったのだ。
で、それでは悪いから、写真をここに載せて、宣伝だけはしようと思う。(それと個人的には、お赤飯プレゼント)
ワインの会社は、山梨の勝沼にある盛田甲州ワイナリー 株式会社という会社で、そこで作られたワインを「シャンモリワイン」と名づけて出荷している。(何でも、この「盛田」という名前は、ソニーの盛田さんの親戚と言うことだとのこと)
このワインの会社と酒問屋の会社が同じ系列。
今回いただいたのは、「国産ぶどう100%使用の白の甘口と辛口」1本ずつ。
皆様も、ワインを買いに行って、シャンモリワインがあったら、気にしてみてね、また、買っていただけると嬉しいです。
ワインをもらうことなぞ余りないので、ケチして、開けないで取っておこうなんて、もらった時は思ったのだが、お正月になってみたら、やはり、あれは、「お正月に開けて、楽しく過ごしてください」という意味でくれたのだなという気になったので、甘口の方を開けて飲んでみた。
ぶどうの品種はデラウェアで、フルーティで甘くて美味しかった。
それにしても、お正月のお酒やおせち料理に、人様からいただいたものが混じっているって、いいものだなと今年は思ったのだ。
私が一人でお正月を過ごし、食事をしているせいか、食卓に、「私のお正月料理に、『お正月を楽しく過ごしてね』という他人様の気持ちのこもったものが乗っている」って、何だか、味わっていて、心が温かくなるな~と感じた。
そうなのだ、世の中には、私のお正月について、楽しく食べたり飲んだりしてねと気遣ってくれた人がいるんだよねと思いながら、味わった。
ということで、二日目は、ワインを開けたので、洋風と言おうか、年末に弟がくれたデュラムセモリナのチャバタのパンを解凍して、右のお皿で、ワインとともに楽しんだ。(合鴨のスモークとスモークサーモンはどちらにも転べるから便利)
そうしたら、合鴨のスモークがもう少し残っているし、チリソースがあるし、大根と人参のなますさえ作れば、パクチーはないけれど、バインミーができるなと、昨日から思い付いているのだけれど、まだ、作っていない。
今日の夜こそ、なますを作って、明日の朝はバインミーを食べようっと。
△お正月の食卓に、ひとさまの心がこもったものが乗っている、ということは、たしかに、とても良いものですね。美味しいものは、心と顔を明るくする、素敵な存在だと思います。
あけましておめでとうございます。
そうですね、このブログの今年の一番の目標は「明るく、楽しく、美味しい物の話をすること」ですね、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
長坂家では、叔父様の栗きんとんですよね~。
美味しいものには心がこもっている場合が多いですよね。(ときたま、自然の恵みだけで美味しい場合もありますけれど、その場合は、神様の心を感じればいいのかな)