2010年9月の味農家
2010年 10月 07日
そうしたら、ものすごく美味しいものが出来上がって、感激!
新米の玄米だからか、工場ではなく、個人で作ったからかは良く分からないけれど、こんなに美味しい発芽玄米が出来てしまうと、ご飯が食べたくなって困ってしまう。(笑)
では、本題です。
遅くなってしまったけれど、9月の味農家で食べたものを、ご一緒したまrさんの協力のもと、紹介します。
散歩の達人の味農家を紹介するページで、ご店主の河原さんは、「元々理科系」と書いてあったので、「理科系って、何を勉強していたのですか?」と聞いたら、「工業化学」という答えが返って来た。
工業化学って何?と聞くと長くなりそうなので、「この緻密に計算されたお料理は、理科系のお料理なんですね」とか言ってお終いにした。
でも、そうよね、そういう頭脳を持っていないと、これだけ、繊細で一つひとつの持ち合いを生かしながらもまとめる料理はできないと思った。
(一品ひとしなは、単純な料理かも知れないが、全体としては、相当複雑なコースだと思うので。)
味農家のお料理は、理科系男子の料理?(笑)
以下、印象の強かった料理だけコメントを書くが、だからと言って、書かない料理が美味しくなかったわけではないことを予めお断りしておく。
一品めは、「くらげと焼きピーマンともやしのお浸し錦糸玉子」だったのだけれど、写真を撮り忘れてしまった。
でも、この一品めは、色もきれいだったし、とても美味しかった、もやしの一本いっぽん、普通のもやしと味が違って、ふくよかな味わいであった。
右が「盛込みお重2品(ごぼうとじゃが芋と蓮根のさっぱり黒酢炒め,しめじとエノキ入り大根もちイソベ焼き)」
両方とも美味しかったが、大根もちイソベ焼きがもちもちしていて、海苔の味が生きて印象が強い。
右は「南瓜と人参と小豆のきんぴら」、右が「築地仕入れ新鮮な魚2点盛り」
私は、かぼちゃと小豆のいとこ煮が実は苦手で、美味しい物を食べたことがなかった。(と言いながら、食べた記憶は、銀行員時代、大阪に転勤したときの社食しかないのだが)
今まで美味しいと思ったことがなかったのだ。
小豆を料理に使ったもの、いとこ煮、小豆のお赤飯等食べると、「小豆はお砂糖で味付けしたものが美味しい」と思っていたが、味農家さんのいとこ煮は全然違った。
お代りしたいくらい、美味しかった、きっと、元々の品質・味付けの技術・茹で方の技術、全ての水準が高いのだと思う。
えんがわって、ひらめにしかないものなのだろうか?(多分、そうだろうと思うが、たまにしか食べないので、忘れてしまう。<笑>)
「えんがわを添えましたから」と言われ、その日のお刺身は、かつおとかますだと思ったのだが、かつおは赤身だから、えんがわと関係があるとは思わず、かますのえんがわかしら?と思ったけれど、脂の乗りが本体と全然違ったのだ。
だから、味農家さんに、「このえんがわって、かますの?」なんて、無知なことを聞いてしまった。
えんがわと言ったら、ひらめに決まっているらしい。
ひらめを仕入れたのだけれど、まだ、熟成中なので、えんがわだけ切り取って、出してくださったとのこと。
三種類とも美味しかったけれど、えんがわは脂が乗っていてとても美味しかった。
右は、「小角に切った鮭のちゃんちゃん風さっぱり塩炒め」
まrさんも気に入ってくださったようで良かった。
10月は、九州から親戚が来るので、弟と三人で、このお店で夕食を取る予定。
今回、他のお客さんの様子を見ていたら、皆同じコースを頼まなくて良いようなので、私たちも、お酒呑みのまた従兄と弟は、飲み放題コース、私は10品コースにしようと思っている。