よくぞ関東に生まれけり
2005年 06月 27日
その時、話題になったのは、やはり、東西の嗜好の差。
結論としては、お互い、どちらに育った人も「美味しい!」と納得する味はあるということになった。
でも、本当に小さい時から食べ慣れた味というのは、やはり、一生の嗜好を支配するところがある。
私が大阪に暮らした時、やはり、食べ物が全体的に「甘辛い」のではなく「甘く」感じられ、関西には住めないと思った。(自分で料理すれば住めるけれど)
例えば、ハンバーグを食べても甘いのだ、つい、お醤油とかおソースをかけてしまった。
「甘いおかず」ではご飯が食べられない、「甘辛いおかず」でなくてはだめなのだ、関東育ちの私としては。
本当に、大阪に三年間いたおかげで、関西の食べ物の美味しさもわかったが、関東の味がはっきりわかり、関東の味も美味しいということに目覚めたことを思い出した。
懐石を軸にすると、関東の味は負ける、でも、お蕎麦やお寿司、天ぷら、勝てるものは沢山あるのだ。
そして、先日、銀行時代の友人が我がお店に来た時に、浅草から吾妻橋を渡ったところにある「海老屋の佃煮」をおみやげに持ってきてくれたのだ。
下の写真のように、9種類。
一人暮らしの私にちょっとずつで手頃なことも良いと思ったのだけれど、開けたら、どうしてどうして、沢山入っているのだ。
しかし、このお醤油で甘辛く煮しめた佃煮で食べるお茶漬けの美味しさったら。
とても満足。
関西と関東の味の大きな違いは、やはり、濃い口醤油が存在したか、馴染んだかなのだと思う。
江戸時代関東で発明れた濃い口醤油は、江戸の風土にあって発展したのだし、関西の人にどうけなされようと、関東や江戸の人には美味しいものなのだ。
関東に生まれたら、やはり、佃煮の美味しさをちゃんと覚えて欲しいと思う。
(最近、若い子に、佃煮は余り食べたことがないという人も多いのだ)
下の写真は、食べる前に写せば良かったのに、食べた後、「これは、blogに載せるに値する」と慌てて撮ったもの。(抜けているのは、「あみの佃煮」「お茶漬け昆布」です)


