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天性の「美味しい!状態に執着心」がある東京下町に棲息するおばさんのお料理・お菓子・道具・食材の他、散歩の記録を綴った日記です。by真凛馬


by mw17mw

浦安魚市場 1/2

今日は、気が向いて、浦安まで行って来た。
昨年末に、浦安市場の中の卵屋さんで買って来てくださった「初産の卵」の美味しさが忘れられず、卵を買いに行ったのだ。

「浦安」に行くのは、多分二度目。(15年以上前に、浦安にマンションを買った友人に招かれた覚えがある。)

しかし、浦安が千葉県なのに、本当に近いのでびっくり。
仲御徒町から浦安までのルートと運賃を調べると、23分で260円なのだ。(仲御徒町から築地で、11分160円)
23分で、千葉県に入ってしまうなんて、信じられない。
自動車で行ったら、相当に時間がかかるだろうに。

で、あっという間に浦安に着く。
電車のドアが開いて、「潮の香り」を期待する自分がいた。(笑)←小学生の時の記憶とかがそうさせたのだと思う。

浦安魚市場 1/2_d0063149_22585771.jpg「浦安市場」は、家で地図を見て来て、駅から行徳方面への道路を歩いてすぐと記憶してきたのだが、実際、駅の案内板や駅周辺の地図のどこにも、「浦安市場」の文字が全然ないのだ。
仕方ないから、売店の人に聞いた。

浦安魚市場 1/2_d0063149_2259246.jpg結局は、浦安の駅の北口を出て右に2分くらい進むと、大きな看板が見えてくる。
(「浦安市場」は、私設の市場だから、駅の方向案内に名前が載らないのかも)

大きなビルの1Fが「浦安市場」のようだ。

何だか、築地で行ったら、共栄会ビル、私の小さい時だったら、三味線掘マートのような雰囲気。



<丸茂(まるも)海苔店>
浦安魚市場 1/2_d0063149_2301957.jpg一番感激したのは、市場に入っている丸茂海苔店と言う海苔屋さんがとても大きかったことと、(見逃しているのかも知れないが)目に入る海苔に、「千葉産」とか「江戸前」という文字が入っていたこと。
また、青混ぜの海苔も、一種類ではなく、値段別に何種類かあったこと。
また、乾海苔もこれでもかというくらい、並んでいた。
年末に、新海苔の青混ぜを買うならこのお店がいいと思ったのだけれど、まだ、年末に買った乾海苔で焼いていないものが、2帖も家にあるから、今日は買えないと考えながら、品揃えを見ていたら、お店の人が声をかけてくれた。

で、「私は毎年年末に、築地で、千葉の青混ぜの新海苔の乾海苔を買っているので、まだ二帖残っていて、今日は買えない」とか説明した。
お店の人が言うには、「千葉産の海苔の一番の特徴は、『香りが良い』こと」なのだそうだ。

考えてみれば、私が、東京以外の海苔屋さんを訪れたのは、今回が初めてかも知れない。
浦安の海苔屋さんの海苔が全て千葉産であったことが、とても新鮮に感じられた。
やはり、千葉県は、海苔の産地なのだ。
東京の海苔屋さんは、東京が海苔の産地ではないからか、色々な地方の海苔を取り揃えるのが当たり前なのだけれど、千葉の海苔屋さんは海苔の産地の海苔屋さんなのね~という感じ。

<今、気付いたのだが、日本橋海苔店がアメ横にいたとき、確か、「丸茂商店」だったのだ、親戚かしらね?>

<焼き蛤 さつまや>
浦安魚市場 1/2_d0063149_23205265.jpg安市場に「焼き蛤屋さん」(焼き蛤専門店)があるのだ。
どんなだろうと思ったら、胸くらいの高さのショーケースの後ろが作業場になっていて、白い上っ張りに三角巾姿の二人のおばあさんが、段ボールから串に刺した蛤を出して、電気の熱源に並べて焼いていた。
ショーケースを見ると、焼き蛤の他、焼き浅利、浅利のしぐれ煮もあるみたい。
(そうだよね、私が子どもの頃、潮干狩りと言えば「浦安」だったのだもの)

私にとって、焼き蛤って、お正月のおせちでしか食べないものなのだけれど、こんな年中、焼き蛤を焼いて、売れるというのも、何となく信じられないのだ。(一体、通年、誰が買うのだろうと)
でも、事実、目の前で、おばあさんが二人で焼いている。

浦安魚市場 1/2_d0063149_23211579.jpgそのことについては、相手に失礼かと思って触れなかったが、試しに、焼き蛤を5本買って帰って来た(5本で577円)。
電子レンジにかけないで、冷たいまま食べてくださいという注意書きが入っていた。
そのまま食べると、若干焦げたところが香ばしいけれど、味的にはまあまあかなという感じ。
お正月に買う他の焼き蛤の方が佃煮っぽいけれど、このお店のは、本当に焼き蛤っぽくて、焼いた蛤にたれをかけたという感じ。
こういう蛤って、今の時代、多分、国産ではないのかな?とか、段ボールに入った串刺しの蛤を見て、冷凍してあったのかなと考えてしまう私が悲しい。(笑)

まあまあだけれど、焼き蛤って、酒の肴にしかならないから、今度試してみるとすると「浅利のしぐれ煮」がいいかも。

続く
Commented by hatchmam at 2010-02-09 12:18 x
食に対する探究心が旺盛なマリンバさん。
今度は、浦安遠征ですね。

青混ぜを自分で焼くのは、焦げやすいので特に大変そう・・・
青混ぜは、青海苔の含有量の割合でその香りが左右されますので、
生産者の好みに依り、違いがあるようです。

香りがいいと言われている千葉の海苔。
それならば千葉の青混ぜは、香りではKng of 海苔ですね^^
Commented by mw17mw at 2010-02-09 23:52
>hatchmamさん
そう、「食に対する探究心」で生きている私です。(笑)
ま、「お前にはそれしかないのか?」と聞かれれば、「はい」と答えてしまうけれど、一つでも、そういうものがあって、それを追求できるのは、幸せだと思います。

そんなに色々なところの青混ぜ食べたわけではないけれど、やはり、千葉産が一番かと思います。(焼くのが面倒だけれど)

今年の暮れは、あの丸茂さんに相談して、青混ぜ買おうかしら?
by mw17mw | 2010-02-06 23:26 | 食材・食材のお店 | Comments(2)