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久々の自家製ベーコン

詳しいことは良く知らないのだが、弟の職場に、ベーコンづくりの大家がいて、毎年冬になると、その家で食べる一年分のベーコンを仕込んでいぶすのだって。(その後冷凍保存?)

で、今年は、職場の同僚で希望者を募り、教えてくれるとのこと。

ということで、弟も参加したらしい。
ある日、私の机の上に「今日はベーコンづくりの講習会に出るので、帰りが遅くなります」のメモがあったのだ。

で、ベーコン作成経験者としては、ベーコンは、まず、塩漬けで一週間くらいかかって、その後、塩抜きや乾燥にも時間がかかる筈で、一日数時間の講習会ではできないはずではと思ったのだが、やはり、一番最初のさわりの部分だけ講習を受けて、その後は、どうも豚肉を養子に出して、ベーコンに仕上げてもらったみたい。

そして、そのうち、仕上がったのか、300g強を分けてくれたのだ。
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何でも、最初2週間は冷蔵保存で、生で食べることが可能、その後は冷凍保存してくださいとのことだった。

薄く切って食べてみたり、ベーコンエッグにして食べたけれど、市販のベーコンと全然違う、リッチな味わい。
「あ、手作りのベーコンって、こういうものだったのね」と思い出したというか、私が以前作っていたものより相当出来が良いベーコンであった。

私も以前は自分で作っていたのだが、人から、太田ハムのベーコンを紹介され、そりゃ、自家製よりは劣るけれど、自家製ベーコンを作るには余りに手間暇がかかり過ぎるという思いもあり、太田ハムのベーコンがスーパーのベーコンとは違って、ちゃんとスモーク臭がしてまともなベーコンだったので、自分で作るのをやめ、大抵は、雷門の松喜で買って来て冷凍して使っているのだ。
(だから、市販のベーコンの中では、まともなものを使っている方だと自負している)

今回のベーコンは、見た目が、市販のベーコンとは全く違う、また、食べてみると、まず、塩の抜け加減が絶妙、全然しょっぽくないのだ。
どうやったら、こういう塩味のしないベーコンができるのだろう?
ベーコンを焼いて出てくる脂も上質だな~。

何だか、本当にちょっとずつ薄く切って食べているけれど、なくなるのが惜しい。
そのうち、冷凍にして、勿体なくて、ずっと保存してしまうかも知れない。
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by mw17mw | 2016-02-29 16:30 | 食材・食材のお店 | Comments(0)

人形町界隈−「洋食 小春軒」でかきバターソテー焼き

先程、非公表のコメントで情報をいただき、昨日褒めた「萩・井上のしそわかめ」は、結構東京でも売っていて、例えば、冨澤商店にあるとか...(情報どうも有難う、なくなりそうになったら、北千住か有楽町のお店に行ってみます)

−−−本題です−−−

昨日は、人形町の図書館に本を返す用があり、お昼頃行って、そのついでに人形町でご飯を食べた。
今回は、ホタテのフライの時に友人がDMで推薦してくれた「洋食 小春軒」に行くことにした。
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ここは、山県有朋の料理番だった人が退職後独立したお店で、今年で105年なのだって。

前に5人くらい並んでいたけれど、12時過ぎに10分も並ばないで、入ることができた。
中は、4人用テーブル4つに、カウンター席3つのそんなに大きくないキャパ。

家族経営とのこと。
お店から見える厨房の中には3人くらいの男の人の姿が見え、古いお店なのだけれど、若い人ばかりで、まだまだこのお店は大丈夫だなと安心する。
給仕をしてくれるのは、おばあさんという感じの人なのだが、テキパキしているし、明るく優しく感じが良くて、問題なし。

私は4人用の席の相席、前には、中高年という感じの女性のお友達同士が座っていた。
事前に食べログを読んで行ったので、3月までの季節メニューである「かきバターソテー焼き」に決定。(かきフライはいい加減飽きている)
相席の人たちは、ここの名物の特製かつ丼を頼んでいた。

ここのメニューは表には高い抜粋メニューしか貼っていないけれど、実は、中のメニュー一覧を見ると、一番安いのがコロッケで650円、ハンバーグが950円とか、千円以下のメニューも結構あって、全部ライス付きと良心的。(あ、そうそう、オムレツもあって、食べてみたいなと思った。)

(特製盛り合わせというメニューもあって、先日友人から指摘された時には気づかなかったのだが、この盛り合わせの中にはどうもホタテのフライが入っているようだ。)

まずは、相席の人たちのかつ丼が着丼、蓋を開けると、このお店独特の、一口かつに角切りした野菜が乗って、一番上に半熟卵が乗っているかつ丼が見える。
美味しそうだけれど、あれは何味か不思議。(私は見て見ぬ振り、心の中で次回はあれかなと思っていた)

そうこうするうちに私のかきバターソテー焼き到着。
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大きな牡蠣が5個もあって、私の相席の女性たちが思わず、「わ~、美味しそう、次はそれだわ」と言ってくれたのをきっかけに少し会話をし、このお店のかつ丼は何味ですか?と聞いたけれど、良くわからなかった。

で、食べ始めると、とても美味しい。
勿論、牡蠣が大きくてそもそもが美味しい牡蠣だということもあるだろうが、焼き方が上手。
(ソテーが料理?と思うかも知れないが、正しいソテーは塩コショウした後、小麦粉をつけて、小麦粉が水を吸わないうちに焼くのがポイントなのだ。時間を置いて、小麦粉が牡蠣のお水を吸ってしまうと、糊状になってしまい、膜になってしまうのだ、それでは失敗。)
私が焼くとしたら、もっと生っぽく焼いてしまうのだが、このお店では、それよりもうちょっと深く火を入れているというか、熱を入れてあって、生っぽい感じはなかったのだが、決して、火の入れ過ぎではないと感じた。

味は結構濃くて、出てきたときには、お醤油をかけるべきか、おソースではどうだと思っていたが、レモンを絞って食べ始めたら、十分味が濃くて、何もかけなくても十分ご飯のおかずになった。
(もともと牡蠣にお醤油を絡ませてあるのかも知れない。)
牡蠣には小麦粉がまぶしてあるのか、小麦粉がカリカリに焼けていて、中がジューシー。
そうして、牡蠣の黒っぽいフリルのようなところがこんがり焼けていて、とても美味しい!

うわ~、今まで、牡蠣の料理は、牡蠣フライが一番(焼き牡蠣も好きだが)と思いこんでいたけれど、ソテーがやたらに美味しいのでびっくり。
もしかして、牡蠣フライより魅力的かも。
食べログを読んだら、ここのソテーより、須田町の万平のソテーの方が上という評を発見。
これは、是非とも3月中に、万平に行かなくては。(笑)

なんて、他のお店の話題にしてしまったけれど、間違いなく、小春軒の味は気に入ってしまった。
レトロな店内と優しい感じのおばあさんの給仕も問題ないし、最近テレビで紹介されたとのことでたまに行列はできるけれど、隣の玉ひでに比べたら短いし、良いお店なのだけれど、欠点としては、ご飯の量がすごく少なかったことだなと思った。(ダイエット的にはこの程度でも良いのだが)

是非また行きたいが、人形町の洋食屋、まだ、洋食 キラクに行ったことがないので、キラクに先に行くかも知れない。
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by mw17mw | 2016-02-28 11:55 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

広島からのプレゼント2016.02 1/4

昨年秋に広島の上野の穴子を持ってきてくださって、一緒に、岩崎庭園を回ったIさんと、また、次に東京にいらっしゃるときに遊びましょうということになった。

で、Iさんは、面倒見の良いタイプなのか、また、ご自分が美味しいと思う広島の食品につき、私が嬉しそうな美味しそうな反応をどの程度示すか興味津々ということもあるののか、私に渡したいものが色々あり、このままだと、東京に行くのにリュックを担ぐことになるので、宅急便で予め送らせてくれとのこと。
ま~そういわれてしまうと、リュックを背負わせるのも悪いなと思い、家に送ってもらうことにした。

そうしたら、たくさんのものが届いて、びっくり&恐縮!

で、現在、封を切って使っているものと重なるものは、開けるのを後にさせてもらい、今、私はおかゆを良く食べているので、おかゆに合いそうな二つのものとマーマレードを開封させていただいた。

広島菜本漬け
広島菜というのは、今回初めて食べるけれど、私の住んでいる環境だと、高菜漬けとか野沢菜漬けに近いものだとは思うのだけれど、味付けがソフトで穏やかだから、たくさん食べられる。
広島菜自体は、他の高菜や野沢菜に比べてどんな味かとかはわからなかったが、漬け方がくどくなくてとても良い。
また、最初から細かく刻んでいるので、すぐに食べられるところも良い。
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萩・井上のしそわかめ
これはとても面白い、初めての味と食感の「しそわかめ」。
わかめって、幼い時から当たり前のように食べていて、知り尽くしている食品かと思っていたら、この萩井上のしそわかめは、初めて味わうわかめの食感。
何て言うのか、わかめを細かく刻んだものがくるんくるんしていて、ソフトに胡麻とかしそで味付けされているふりかけのようなもの。(わかめは乾燥していなく、ソフトな食感)
何でも、山陰地方とか長州藩では、昔から、わかめを細かく刻んでご飯にかけて食べていたのだとのこと。
普通は、ご飯に混ぜて食べるものらしいが、私の場合、おかゆにふりかけて食べている。
(本日、弟に、熱々のおかゆとこのしそわかめを渡したら、「何て、美味しいのだ!」と感激していた。)
わかめというと、酢の物にしたり、お味噌汁の具というイメージしかなかったけれど、こういうふりかけ状の食べ方があるって、新しい発見であった。
そうして、この味付けも広島菜と同じで、くどくないのだ、その点、すごく食べやすいし、美味しい。
これは、調べたら、Amazonで、送料無料で取り寄せられるみたいなので、なくなったら、買うかも知れない。
(コメントで、東京でも冨澤商店とかで扱っていると教えていただいた。)

<夏みかんのマーマレード>
日本果実工業という会社の缶詰のマーマレードなのだが、ネットで検索すると、「楽天マーマレードランキング1位入賞」という人気商品らしい。
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缶を開けて食べてみると、本当に酸味がないマーマレードで、味見してみると「え、こんなに酸味がないマーマレードって有り得るの?」と思うくらい、酸味がなかった。
というところで、Iさんに聞いてみると、このマーマレードは、パンに塗るより、ヨーグルトに入れて食べることが多いとのこと。
で、私もヨーグルトを買って来て、このマーマレードを入れてみると、ヨーグルトの酸味があるので、ヨーグルトを食べるには、実は、このくらい酸味のないマーマレードの方が合っているかもと思った。(酸味が苦手な人がマーマレードでヨーグルトを食べようとしたら、このマーマレードしか考えられないかも)

I様、本当に、私が知らない食べ物を色々試させてくださって、有難うございます、楽しいし、感謝しています。

いただいたものに順位をつけて申し訳ないのだが、実は、萩・井上のしそわかめが今のところ一番気に入っている。
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by mw17mw | 2016-02-27 23:06 | 食材・食材のお店 | Comments(0)

浅草駅界隈−純喫茶「マウンテン」でクリームあんみつ(隣の浅草いづ美)

「花坊」の後の二次会は、私より年上の人たちがお気に入りの「マウンテン」。(以前も同じようなメンバーでこのお店に入った覚えがあり、私2回目)
マウンテンは、飲み物や甘いものの他、食事もできる、幅広い純喫茶という分類のお店のよう。

花坊を出た後、皆、マウンテンに向かい出したが、実はショップカードをもらいたかったというので、私一人花坊に戻ってカードをもらい、適当にマウンテンまで歩いたら、結局私が一番早くお店に着いてしまった。
中々皆が来なかったので、マウンテンの隣の「浅草 いづ美」の店頭のサンプルに目が奪われる。
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何だかな~、いづ美の方が、甘味専門店だし、お正月頃桃猫さんが褒めていた覚えがあるし、色々な種類の甘味が揃っていて、こちらに入りたいな~と心の中に浮かんだけれど、最初から二次会はマウンテンと言われていたので、諦める。

マウンテンは、本当に気取らない、和風の内装の喫茶店。(悪く言えば、お店もあんみつも全くあか抜けたところがない雰囲気)
気楽な雰囲気で気楽な大盛りのあんみつを食べるのが大好きという人の気持ちもわからないではない。
私が注文したクリームあんみつ(850円)が到着すると、たっぷりの餡、たっぷりのこれでもかというソフトクリームが盛られてきて、それはそれなりに良いところがあるなと思った。
繊細さは全然ないけれど、たまには、思いっきり沢山のあんことソフトクリームを食べたいときもあるものね。
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先程、いづ美のメニューと値段をチェックしたら、いづ美の方が安いみたい。
今度は、やはり、いづ美に入ってみたいなと思うものの、地元民は、中々雷門通りの甘味処に行かないのだ。
あ、でも、改めて、桃猫さんのブログを読んだら、持ち帰りが良いみたい。
近々、持ち帰り品を買ってみよう。
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by mw17mw | 2016-02-26 23:58 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

浅草駒形界隈−二度目の「日本料理 花坊」のランチ

この前の日曜日、同業者の婦人部の新年会が「花坊」だったのだが、全員大満足のランチとなった。(私は幹事ではないので、気楽に食べていた。)
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やはりね~、高齢者のメンバー、しかも女性となると、皆、フレンチだってイタリアンだって大丈夫というけれど、実は、和食が一番しっくりくるのだろうなと思えた。

今回は組合から補助が出るとのことで、一番高い、お吸い物とお刺身付き2200円(税込み2376円)のコース。

まずは季節のサラダ。(今回は紅玉ときんかん入り)
このきんかんがまさかと思うくらい、サラダに合った甘さで本当に美味しかった。
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次は、お吸い物で、「貝しんじょ」とのこと。
貝をすり身にして作ったと思われるしんじょがクリーミーで美味しかった。
(前回、お吸い物はまあまあと思ったが、今回はとても良かった。でも、出汁はやはり、超一流とはちょっと違う)
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次が、刺身三点盛りで、「まぐろ、イカ、鯛」であった。
何より、テーブルへの出し方がきれい、3人分なり、4人分なりを黒い板に乗せてテーブルの真ん中に置いてくれ、そこから、銘々、自分の前に自分の分を持って行くのだ。
で、お刺身の質は、悪くはないけれど、最高ではないという感じ?(まぐろは結構美味しかった。)
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次が、お待ちかね、八寸盛り合わせ、これが出てくると、皆、本当に嬉しそう。
「こんな細かい仕事をしてくれて...」みたいな感じ。
そして、どれもこれも美味しい。
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そこに炊き込みご飯が運ばれてきて、今日の炊き込みご飯は、桜えびのご飯であった。(人によっては、この段階では、白いご飯が良かったとのこと。最初から、普通のご飯にしてくださいと頼めば、白いご飯が出てくるかは不明)
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それから暫くしたら、今度は目にも色鮮やかなお漬物が出てきて、皆大絶賛。
(お漬物までこんなに美味しく漬けてくれるなんてということで、このお店の評価は最高潮となった。)
私は食べるのが早くて、このお漬物が出てきたときには殆どご飯を食べ終わっていて、余りお漬物をたくさん食べられなかった。
でも、本当に全員、このお漬物にはノックアウト。

考えてみれば、私は1500円のコースまでは食べたことがあったが、その時にはお漬物がつかなかったと思う。
家に帰って前回の記録を調べると、このお漬物は、メニューに出ていないのだ。
きっと2200円のコースだったら、出してくれるのかな?今度聞いてみよう。
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その後、冷たい胡麻味のお汁粉に白玉が二個。
私は良くわからなかったが、ご一緒した人生経験豊かな方が、「このお汁粉は、小豆を煮たものではなく、小豆の粉を溶いたものだとわかる」と教えてくれて、そんなものかなと思いながら、味わった。
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そうして、お汁粉が終わると、お薄が運ばれてきて、美味しく口の中をさっぱりさせて、終わり。
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いや~、本当に美味しかったし、お値段も高くなく、「美味しい1美味しい!」の声が飛ぶ大満足の会食であった。

お店の人に聞くと、土日祭日のお昼は予約でいっぱいなことが多いけれど、空きがないわけではないので、電話してくださいとのこと。

私が思うには、お刺身はあってもなくても良いけれど、お新香は必須だなと思う、ということは、まずはお新香がどのコースからつくのかをはっきりさせてから選ぶしかない。

今回美味しかったのだが、今後、この方たちの満足のいくお店を探して幹事することにためらいを感じてしまう。
どう考えても、この方たちにとって、最高の食事は、花坊のようなちまちました和食のコースなのだ、そうなると、今後、同じようなメンバーで「カリッスィマ」とか「Pinzo」で会食をしようかと考えていたが、何だかな~、花坊の時みたいな、感激はしてくれないだろうという予想は簡単につく。
何だか、やる気を失った私。(笑)

このお店、皆、また来たいとのことだったけれど、面白かったのは、やはり、十代の孫を連れてきても喜ばれないかもという人がいたこと。
最近の若い子たちって、和食に関心がなくて、イタリアンとか食べさせた方が反応が良いとのこと。
このお店は確かに、十代の、質より量、繊細さよりお肉世代には勿体ないかも知れない、もうちょっと、年が上でないと良さがわからないのかも知れない。

主に女性に向いているとも思うのだが、結構カップルで来ている人もいるし、男性にも評判が良い。
要は、大人向けの和食のお店か!
こういう形態の和食のお店は、他に浅草にはないと思うから、今、ここが最高かも。(リーズナブルでしかも美味しい)
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by mw17mw | 2016-02-25 11:16 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

雨の日本橋界隈−主に「小洞天」、ピカソ、メトロリンク

今年のお正月過ぎに、銀行員時代の元上司の先輩と最後に会って2年以上経っていたので、「暖かくなったら久々お会いましょう」と約束していたのだが、先週だったか、突然電話が来て、日本橋高島屋のピカソ展に行こうと誘われて、行ってきた。
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今回のピカソノ作品は、ドイツのルートヴィッヒ美術館所蔵の作品とのことで、小さいという程ではないけれど、大きな作品は少なく、手頃な大きさの作品が多く、見やすかった。
ピカソが、彫刻、焼き物を作ったり、絵を描いたりすると、何というか、芸術を感じる仕上がりになっているから不思議。
(元上司曰く、「ピカソの作品は素人にもわかりやすい」と解説してくれたが、確かに。キュビズムとかの表現に慣れていない段階では「ピカソは奇抜」と思ってしまうが、もう数十年ピカソの作品を何らかの形で見ている者にとっては、そういう奇抜なデザインに慣れてしまうと、反って、どんな作品にも表れている芸術心というか、ちょっとした作品に自然に込められた表現力に目が行くようになるのか)

で、小さな展覧会だったので、1時間もしないで見終わり、どこかで食事をということになった。
元上司の先輩は、最近、東京駅のデパートの中の食堂で中華を食べたら、「余りに不味くて高かった」とのこと。
こういうとき、日本橋勤務が長かったその元上司の先輩と私の頭に浮かんだのは、「小洞天なら大丈夫」という案。(笑)

やはり、日本橋で手頃でリーズナブルでそこそこ美味しい安定の味となると、小洞天かしらね~。

(人によっては、日本橋と言ったらたいめいけんでは?と思うかも知れないが、たいめいけんは元東急の裏という位置だし、一階と二階で料理のグレードと値段が違うとか、ややこしいし、たまのたまで良い感じ、その他、小洞天の並びに「紅花」もあるが、紅花は、昔に比べて相当メニューが変わっているので、そんなに懐かしくないし、行きたいとは思わないのだと、昔日本橋勤務だった古い人間は思う。)
ということで、高島屋から、日本橋の交差点に向かい、交差点を渡って一つ目の路地を入ると、すぐに紅花の赤い看板が見え、その後ろの白い看板が日本橋の小洞天。(小洞天の傍まで行き、隣を見ると、閉まってはいたけれど、日本料理で名前が売れている「さくら井」の名前が...最近時たまテレビや雑誌で見るこのお店は小洞天の隣にできたのであった、昔は何があったっけ?)
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でも、日本橋は、表面は建て替えが進み、新しい大きなビルが主流だが、一本路地に入れば、昔と変わらない風情の小さなビルや飲食店がそこそこあって、昔の雰囲気が残っているところがいいよね。

土曜日だったせいで、それ程混んではいないで、すぐにお店に入ることができ、私は、この小洞天では、シウマイご飯か、硬い五目焼きそばか、柔らかい五目焼きそばが好きだったのだが、今や、色々な売店で柔らかい焼きそばはテイクアウトで買うことが可能だし、大きなシウマイ4個にライスというのも老齢には重たすぎるということで、ここのお店でしか食べられないというキャッチフレーズの硬い五目焼きそばにしてみた。
でもね、店員さん曰く、「昔は、揚げそばだったけれど、今は、両面しっかり焼いた麺で、味も食感も違います」とのこと。
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元上司の先輩は、「シウマイ(3個)ご飯とハーフ麺のセット」と「人気のおそばとシウマイ2個のセット」のどちらにするか考えていたが、私がシウマイを一つもらいたいからと、ハーフ麺のセットにしてもらった。

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で、出てきたのがこの画像奥の柔らかい焼きそば。
いくらハーフの焼きそばに合うお皿がないとは言え、このような、料理の取り皿であろう小さいお皿にこぼれんばかりの盛り付けはひどい!ということになった。

また、私の(昔の硬い焼きそば<揚げそば>)も、上に乗っている野菜たっぷりのあんは昔とそんなに変わらない気がしたが、昔の細くてパリパリに揚がったおそばの方が断然美味しかった。
ここにお酢をかけて、辛子を添えながら食べるのだ。
梅欄みたいなお店の影響だと思うけれど、両面焼きの太めの焼きそばは魅力なし。
揚げそばなんて、市販品もあるのだから、昔に戻してほしい。
その上、料理に添えられているスープがありきたりで、「昔から美味しくなかったけれど今でも美味しくない」ということになった。(笑)
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ということで、「日本橋だったら小洞天だよ」と意気込んで入ったのだが、いざ食べてみたら、満足のいかない料理が多かったけれど、それでも不思議なことに「久々、日本橋の小洞天で食事した」ということだけで結構心が満たされ、損をしたと感じがしないで済むのだ、これぞ、日本橋小洞天マジック。(昔、小洞天近辺に勤務し、良く小洞天に通っていた人しかかからないマジック、きっと、親戚のような感情があるのだ、昔から小洞天は完璧なお店だから通っていたわけではないしという思い出も大きいかも)=小洞天に飼いならされている二人?

で、私がメトロリンクに乗ってみませんか?と誘って、中央通りに出たところにある東洋というお店の前にメトロリンクバスが留まっていたので、早速乗って、三越前→新日本橋→三越前→高島屋→宝町→京橋→東京駅→呉服橋→三越前とぐるっと一周してきた。
これに乗ると、日本橋界隈や東京駅八重洲口の再開発が進んだ街並みや新しくなったビルを座ったままで、ゆっくり見ることができる。
色々見ながら、「ここには昔、何があったっけ?」と当てっこをしたり、昔の思い出をお話ししながら、日本橋見物ができて、とても良かった。

そうこうしているうちに雨が強まってきたので、昔からの知り合い同士で和やかな時間を過ごした後、お互いそれぞれの家路についた。
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by mw17mw | 2016-02-24 16:38 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

2015.11.30の西小山駅界隈−古いお店が残っている街

武蔵小山商店街パルムの短い方の辺を西小山方面に進むと、とぎれとぎれになるけれど、商店があったり、商店街があって、飽きない風景。
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(上の画像は、武蔵小山商店街パルムの短い辺を抜けて、まばらな商店街を歩いているとき、振り向いて、武蔵小山の方を写したもの)

主に歩いたのは、「西小山パテオ」と街路灯に書いてあった商店街だと記憶しているのだけれど、アーケードなぞのお金がかかっていない商店街の方が古い業態のお店が残っていて、観光客としては楽しい。
こちらは、おでんの種屋さん、まだ、盛大に商売していて、羨ましい限り。
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こちらは、間口が広くて、立派な昔風の八百屋さん、こちらも盛大は盛大だけれど、奥の方には余り品物がなかったのが残念。
でも、こんなに大きい八百屋さんが残っているなんて、とても素晴らしい!
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ここらへんを右に曲がって、細い路地の他の商店街を抜けると、西小山駅に広場に出る。
で、ずずっと歩いていて、スーパーが見当たらなかったが、良く見たら、この西小山駅のビルの2F,3Fが東急ストアというスーパーになっているもよう。
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ここで待ち合わせして、皆が揃ってから、コクエレに向かったのだが、その道道もまずは、果物屋さんのジューススタンドから始まり、細い路地の両側にぎっしり色々なお店が並んでいた。
こちらは、お寿司屋、たこ焼き、天ぷら等のテイクアウトが揃っており、その時の気分で色々選べて楽しそう。
(でもね、匂いそうなものがたくさん並んでいたけれど、別に匂いは何もしない路地であった)
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実は、武蔵小山、西小山を歩いてみたいと思ったのは、もう10年近くの前になるだろうか、大分のまた従兄が東京に来た時、西小山に近いところに住む従姉がお家でパーティを開いてくれ、その帰りに、西小山から帰ることになり、駅前の路地裏の商店街をチラっと見たのだ。
そうしたら、何ていうか、本当に、私が小学生のころには良く見たような、昔のガラスのショーケースに、銀色のステンレスではない金属の、給食の食器で使うような寝ぼけたような銀色の金属のお盆に、昔風のバタークリームのケーキを並べて売っているお店を発見、今では本当に見なくなった昔ながらのケーキ屋さんだったのだ。
もっと見たいと思ったのだけれど、一緒に帰る皆様に合わせなくてはいけないので、その時は諦めたのだ。
だから、今回、もし、そのお店が見つかったら、もっと良く見てみたい、ケーキを買ってみたいと思ったのだけれど、もうそのお店は存在していなかった。
西小山の従姉の話では、ここ数年、昔からのお店が相当やめてしまっているとのこと。
遅すぎたか、残念。

その他にも、生活感溢れる小さなお店が多いし、私だったら、同じような条件で同じようなマンションに住むのなら、絶対、武蔵小山ではなく、西小山だなと思った。(ま、トータル1時間半の見学での結論だけれど)
西小山の方が、私の気ままを適当に吸収してくれそうな気がする。

そうして、コクエレの方に進むと、「中央百貨店」という雨除けテントが見えた、どうも、奥に2,3軒のお肉屋さんや八百屋さんが集まってマーケットを作っているみたい。
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西小山って、古い昭和が残っていて、面白い。

何て言うのかな、東京自体、ここ20年くらい、再開発の波で色々なものが壊されたり、廃業に追い込まれている。
でも、例えば、浅草は、下町情緒や江戸情緒をセールスポイントとした観光地化が進み、そういう情緒も味わいたい観光客でにぎやかに栄えている。
でもね、こうやって改めて東京の西半分の商店街を歩いてみると、我が家の方にもあった昔の商店がもしかして我が家の方より残っていることがわかる。
決して、浅草だけが色々な情緒が残っているわけでも、昔の生活が残っているわけでもない、また、浅草だけが昔を大切にすれば良いというわけでもないような気がする。

これから益々東京の再開発化は、広範囲に進むだろう。
こういう昔からの東京はどんどんなくなっていくのだろうが、東京の東とか西とかにこだわらず、昔からの地域を歩いて目に焼き付けることをお勧めする。(他、下高井戸とか、中央線沿線の商店街、駒込の霜降銀座、行ったことがないけれど、戸越銀座など)

で、話は西小山に戻って、私は行ったことがないのだが、メル友さんから、西小山の「フルーツパーラーたなか」に行った話を聞いたのだ。
おじいさんとおばあさんでやっていて、苺が本当に美味しかったとのこと。(苺パフェが500円だって)←だったら、生クリームは美味しくなかったのかな?
それで興味を持って、場所を調べたら、コクエレからすぐのところであった。
まだ、こんな昔のフルーツパーラーが残っているというのもすごい。

断然、私は西小山が好きだな~、駅前のゴミゴミしているところが、なるべく長く再開発されないで、いつまでも昭和の雰囲気のお店や色々創意工夫している食べ物屋さんが残りますように。

再開発なんて、確かに大きな建物ができて、きれいになるけれど、味も素っ気もないもの。
どうせ再開発が進むのなら、秋葉原型といおうか、再開発ビルの近くに、ゴミゴミしたアメ横チックな通りができてしまうような再開発がいいな~。

<おまけ>
駅前の飲み屋さんののれんに「目黒生まれハイッピー」なる文字を発見。
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家に帰ってから調べたら、「目黒生まれのハイッピー」なるブログの記事を発見。
どうも、ハイサワーを製造販売している博水社という会社の本店が目黒区にあり、その会社には、もう一つのブランドハイッピーなるお酒を割るための炭酸飲料があるよう。(ハイッピーで焼酎を割るらしい)

また、この暖簾に、大きく「鳥かつ」と書かれていたので、西小山の方の居酒屋は、「鳥かつ」が名物なのかと思ったのだ。
普通のチキンカツとどう違うのだろうかと、興味津々だったが、本日「目黒 鳥かつ」で検索したら、「鳥かつ」というのはお店の名前であり、料理名ではないことがわかった。(笑)
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by mw17mw | 2016-02-23 15:48 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)

2015.11.30の武蔵小山商店街パルム−匂いのない商店街

古いタイプのいなり寿司を書いたのだが、その後、録画しておいた「鈴木政吉物語」というドラマを見たのだ。
明治20年頃の名古屋近辺が舞台で、貧しい夫婦の食事に、二人で半分の油揚げが出てきて、「今日はごちそうをはずんだのですよ。油揚げを食べるなんて、何か月ぶりでしょう!」とか言いながら、若い夫婦が油揚げを譲り合う場面が出てきて、「やはり、明治頃の日本において、油揚げはご馳走だったのだ」と再確認できた。

−−−本題です−−−
f昨年、11月30日に、西小山の「コクエレ」における中華の会に参加させていただいたとき、こちら方面に行くことは滅多になかったので、少し早めに出かけ、一駅前の武蔵小山で下車し、東京で一番と言われる武蔵小山商店街を見物した後、西小山駅まで歩いてみた。
(でも、その後、話題が多くて、この散歩について、書けなかった。)
だから、武蔵小山の商店街も、西小山駅周辺の商店街も合わせて1時間半くらいの見物だったし、知っている人に案内してもらうことなく、自分で勝手に歩いたのだから、見聞録としては穴だらけだし、何か的確に特徴を決めつけるようなことはできない。

ということで、以下は、ただの私の印象記である。

偶然ではあったのだが、ちょうど、私が行った11月30日というのは、武蔵小山商店街の駅前のお店が、再開発のための閉店で、昔ながらのお店での営業が最後の日であったよう。

そういう目で眺めると、武蔵小山という駅は、傍から見たら、目黒駅から東急目黒線で2つ目という便利な駅で人気は昔からあったと思うのだけれど、数年前、東急目黒線が南北線や都営三田線と乗り入れて、目黒で乗り換えしなくて直通で都心まで行けるようになったことで、価値が一段と上がったというか、大きなタワーマンション等を作っても売れるというデベロッパーの算段が成り立つようになって、再開発がここにきて加速したのかもと思った。
そういう意味では古い形の武蔵小山駅の周囲を最後に見ることができた。

私は武蔵小山について、「良く商店街としてテレビで取り上げられる」くらいの知識しかなかったのだ。
一番最初に目に入ったのが、焼き鳥スタンド、勿論、焼き鳥だけも売っているのだけれど、横に立ち飲みコーナーがあって、おじさんたちが焼き鳥片手にお酒を飲んでいた。
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へ~、こういう形式の焼き鳥屋さんって、我が家の方にはないと思った。(武蔵小山・西小山界隈で、後、2,3軒同じタイプの焼き鳥屋さんを見た)結構下町っぽい地域と感じた。

多分、武蔵小山って、位置的には、京浜工業地帯の端っこと、住宅地の端っこがちょうどぶつかる地域だから、工場で働いたおじさんたちが夕方、こういう焼き鳥屋で一杯飲んでから、電車に乗るのかも。

で、その焼き鳥屋さんの横をちょっと行くと、武蔵小山商店街パルムの入口があり、どうも、この商店街は、L字型のよう、まずは、長い方のどこに行くかわからない辺の方を歩いてみた。(短い方は西小山方面に向かっているのは明らかであった)
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(左側奥に進む道が品川区荏原方面で、右側に進むと西小山方面)

武蔵小山商店街パルムは、人間と自転車しか通っていない道路が広くて、きれいなアーケードの下両側に、歯抜けではないにぎやかな商店が続いていた。(地元の商店の他に、全国区のチェーン店のお店もたくさんあった。)
少し歩いていると、他の商店街にはない、このパルムの特徴がわかってきた。
何て言うのか、商店街の商店に「匂いを発するようなお店」が一軒もないのだ。
大手のチェーン店のファミレスや食堂なぞの食べ物屋さんが若干あったけれど、それ以外の個人の飲食店も見当たらなかったし、お魚屋さんも商品がラップに厳重に包まれた上で、かっちり蓋つきの冷蔵ケースに並んでいたし、パン屋さん・ケーキ屋さんも私が見る限り全く店舗がなかった。
これが結構衝撃的というか、私が見慣れた商店街だったら、お茶屋さんではお茶を煎り、おでん屋さんのお鍋から湯気と匂いが立ち上っていたり、お惣菜が並んでいたり、お肉屋さんが揚げ物を並べていたりするのだけれど、武蔵小山商店街は、そういう匂いのするものが全く目に入らなかった。(後から、従姉に確認したら、アーケード沿いにはないけれど、アーケードの外にはそういうお店があるのだって。)

大きなスーパーも駅近くと反対側の出口のアーケードの外に見えたっけ。(生活に根差した買い物は、そういうスーパーでするのだろうか?)

と結構長い商店街を歩き終わると、そこは、「品川区荏原」という住所であった。(みずほ銀行の荏原支店があった。)

で、Uターンして、「本当に匂いを発するものを売っていない商店街だな」と思いながら、駅近くに行き、今度は、短い辺の西小山方面に行ってみたら、こちらには昔ながらの布団屋さん、子供服のお店、お魚屋さんとか、お肉屋さんがあった。
うわ~、我が家の方だってこういう布団屋さんも珍しくなっている。
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こちらはもう我が家の方では消滅してしまったようなこども用品のお店。(着物が懐かしい)
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生の肴をラップなぞで包んだりしないで売っている、私からすると普通の魚屋さんもあって、一安心。(画像に撮らなかったけれど、お豆腐屋さんもあったと思った)
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わざとかどうだかはわからないけれど、長い方の荏原に続く商店街は、とにかく清潔で余計な匂いが漏れないことを心がけているようなお店ばかりなのに、短い方の西小山方面への商店街は、昭和の香りと生活感たっぷりであった。
(あの駅前の焼き鳥屋さんも工事中の間、短い方の商店街に仮店舗を置くみたい)

家に帰ってから、東京西側に詳しい友人に「武蔵小山商店街のメインの通りには、本当に匂うようなおでんやお惣菜のお店がなくて、私としては、買いたいものがないような商店街だった」と報告したら、武蔵小山商店街は、商店街としては珍しく駐車場完備で、加盟店で買い物をすると、駐車場代が無料になるというシステムを作ってあるのだって。だから、自動車のお客が買いに来ることで成功しているとのこと、ふ~ん、それは新しい、良いことだとは思った。(注:私は元々商店街で買い物をしないで、多慶屋とかディスカウントショップで買うことが多いので、商店街にあったらうれしいものは、すぐに食べられるお惣菜になる)

何だか、武蔵小山の商店街を一時間歩いただけで、全ては語れないのだが、こういう匂いのしない商店街(すなわち、雑貨・洋服・瀬戸物屋さん、食べ物だったら、チェーン店ばかり)でも、こんなに繁栄できるのだというのが、驚きであった。
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by mw17mw | 2016-02-22 21:42 | 東京都内のお散歩・見物 | Comments(0)

古いタイプのいなり寿司?

先日、風邪をひきながら、プロポリスを探しに日本橋に行ったとき、お家に帰ってもご飯を作る気がしないし、風邪で口が不味くなっているから、美味しいと思えるようなお弁当を買っていこうと、日本橋三越の地下をウロチョロ。
そんなに豪勢なものを食べたいという気分でもなかったし、口に美味しい稲荷寿司でいいやと思った時に、東京のごく普通のテイクアウトのお寿司屋さんと、豊橋の稲荷寿司のお店が並んでいたのだ。

余り地方のいなり寿司を食べる機会はないし、だいたい、愛知県豊橋市のお弁当屋さんが日本橋三越に売り場を持つなんて、ずいぶん由緒正しきか、とても人気のあるお寿司屋さんかもと、この豊橋市のお弁当屋さんの助六寿司を試してみようと助六寿司を買ってきた。

でも、そのいなり寿司に手を伸ばしたのは、私の勘違いが大きかったのかも知れない、確か、いなり寿司は愛知県のいなり神社が発祥と聞いたことがあったので、この豊橋のおいなりさんを買う気になったのだが、いなり寿司発祥として有名なのは、「愛知県の豊川稲荷」であった。(笑)

で、家に帰って開けて食べてみたが、まるで口に合わないいなり寿司だった。
風邪を引いている時期でもあったので、きっと、より食べ慣れたものの味のほうが良かったのかも知れない。
油揚げもご飯も本当に甘くて全然美味しいと思えなかった。
余りに甘いので、ついてきた紅生姜の細切りが真っ赤な酸っぱみが強いタイプだったのだけれど、この甘さを打ち消すには、オレンジ色の紅生姜だと無理だろう、よくぞ、赤い紅生姜をつけてくれたと思える程の甘さであった。
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また、ご飯を包んでいる煮〆た油揚げが本当に薄くて小さい。(上の画像、左下の食べかけを見てください)
持ち上げてひっくり返すと、ご飯を詰めた後、折り返す程の油揚げもなくて、ご飯を詰めた後はぱっくり割れている。
油揚げは真茶に煮〆られたような色なのだが、その裏に、ぼそぼそのお豆腐がほとんどついてなくて、「世の中にはこんな薄い油揚げがあるのだ」と感心してしまった。

この壺屋さんは、明治末期からのいなり寿司を作って販売していて、有名らしい。
ということは、ここのいなり寿司は、元祖ではないけれど、本当に昔むか~しのタイプで、きっと、油揚げが貴重品で、油揚げを使っているだけでご馳走みたいな時代のいなり寿司なのかな?

ここのいなり寿司を食べた後、佐竹の宇治屋さんで一週に一日だけ作られる、私の食べ慣れて大好きないなり寿司と比べてみたのだけれど、やはり、今風の東京のいなり寿司は、厚くて、大きく、たっぷりした油揚げで作られていた。
その油揚げの裏にほんのちょっとだけれど、白いお豆腐がついているのもわかる、お豆腐の美味しさを生かした油揚げであった。
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東京で古いと言われる志乃田寿司のおいなりさんって、どんなものだったか、最近食べていないので、すっかり忘れている。

世の中には、本当に色々ないなり寿司が存在して、それらはもしかしたら、古いタイプだったり、地方独特のものだったり、新しすぎたりして、必ずしも、伝統があるからとか、三越で売られているからと言っても、口に合うとは限らないのだなと思った。
結構難しいいなり寿司選び。
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by mw17mw | 2016-02-20 07:40 | 飲食店・菓子店 | Comments(0)

おでん風煮ものの練り物−まともなものは高過ぎる!

ここ数年、ずっと昔から存在するのが当たり前だったお店の閉店が相次いだ。
一番の痛手は、鳥越おかず横丁の大黒屋さんというお肉屋さん、これはおじさんが他界してしまったから仕方ないといえば仕方ないのだが。

次は、大黒屋さん程頻繁には買いに行かなかったが、末広町の構(かまえ)というおでんの種屋さんは、多分老齢で後継ぎなしとのことで閉店したみたいだが、これも価値的には大黒屋さんに匹敵する喪失感。
あそこは、一度も冷凍させていないすりみでおでんの種を作っていて、本当に美味しかった。(他、同じレベルのお店を知らないのだ)
この20年くらい、さつま揚げ類を使うなら、必ず構で買うことにしていたので、ないと困るのだ。
ただ、さつま揚げを食べたい、必要とすると思うのは、大抵、冬のおでんの季節だけなので、回数的には多くないのだが。

で、昨年末から、自分で「大根を中心とするおでん風煮もの」を作ろうと思ったとき、「はて、どこのさつま揚げを使うか」で迷った。
仕方がない、スーパーで良く売っている「昔ながらのさつま揚げ」みたいなそれらしい名前の量販品をまずは使ってみたのだ。
そうしたら、何ていうか、食べ終わった後の味が甘過ぎるのだ、余程、甘味料を入れて練っているに違いない。

甘いさつま揚げはごめん、と思いながら、どちらの方向に行けばいいのか、構(かまえ)より、有名で大きくて老舗となると、築地の佃権、紀文、日本橋の神茂かなと頭に浮かんだが、どこも、高そう。(笑)
(紀文はメジャーで他より大量生産っぽいので、一番後回し)

で、先日、築地場外に買い物に行ったとき、佃権で、さつま揚げに匹敵するものを買ってみたのだが、1つ5cm×6cmくらい、厚さ1cmくらいで、1つ110円で、その時は、「こんな小さなさつま揚げで、この値段は高過ぎる」と思った、でも、試しだからと、5個お買い上げ。
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家に戻って、大根を下茹でした後、下茹でした大根、スーパーで売っているお豆腐屋さんのがんも、このさつま揚げを入れて煮て、みりんとお醤油、少々の塩で味付けした出汁で煮てみた。
しっかし、結局は、出汁に味が出ていないのだ、ま~、普通のおでんだったら、色々な練り物から汁の方に味が染み出るわけだけれど、私のおでん風煮ものには、何せさつま揚げしか入っていないのだから。

その時に思い出したのは、母だったら、その煮汁に、鶏肉を切ったものやイカの足を切って入れるだろうなということ。
実際に、イカは冷凍してあったので、足を取り出し、食べよい大きさに切って、煮ものに入れてみたら、煮汁が数段美味しくなった。
(こういう煮物の時に、かつおふしと昆布の出汁だなんていうのは、合わないで、野崎洋光さん曰くの「雑味」を加えるのが当然なのだ。)
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で、思った通りの美味しさになって、一人で煮返してはで数回食べた。
そして、気を良くして、一人反省会。
次回は、最初からさつま揚げの中にイカかごぼうが入っているものを買ってきた方が煮汁を美味しくなるよなと考えたのだ。
でも、イカは、冷凍して手元にあるから、次回は、ごぼう巻きを入れて、おでん風の煮ものを作ろうかなと想像していた。

その後、築地に行っていないので、佃権では、ごぼう巻きがいくらかわからないのだが、先日、浅草松屋の地下に行ったとき、紀文のおでんの種が目に入ったのだが、ごぼう巻きが1本、何と208円であった、5本買ったら、千円越してしまう!

その時のショックは、先日、築地の佃権で110円のさつま揚げを買うときも「高~い」と思ったけれど、その比ではない。
今後、不味い、大量生産のずりっと甘いさつま揚げを食べるのはまっぴらごめんだし、だからと言って、煮物に入れる練り物に千円の大金を使いたくないし、難しいところ、結局は、佃権の110円のさつま揚げで手を打つしかないかも。
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by mw17mw | 2016-02-19 16:46 | 調理・料理研究 | Comments(0)